寒いですね。つい数日前まで夏日を更新がどーのと言っていたのに、翌日にはダウンジャケットですよ。

こんなに寒いとついおうちから出たくなくなってしまいますが

心も体もなんだか温かくなるようなパン屋さんが長嶺に12月1日オープンしましたよ。

場所は一本堂長嶺店跡

12月1日、ひっそりとオープンしたRindo Bakery（リンドウベーカリー）。

場所は東区長嶺西。一本堂長嶺店があった場所です。

熊本市東区の高級食パン専門店「一本堂 長嶺店」が9月17日(土)に閉店。

いろんな商品が

まさに所せまし！！と並んでいます。

こちら大津町のお芋を使用したさつまいも食パン。

私が訪れたのがちょうどお昼どきというのもあり、商品が飛ぶように売れていました。

特に売れ筋だったのがこのメロンパン！

一度に10個以上購入される方もいたほどの大人気商品。

「すごいですね…オープン日、しかもシークレットオープンなのにこの売れ行き」

「ほんとありがたいことです。本来ならばオープン告知を行ったほうがいいのでしょうけど、なにせ少人数で作っているものですから」

そうお話してくれたのは20年以上パン作りに携わり、独立したオーナーの林田さん。

ご夫婦そろってとにかくメロンパンが好き！なんですが、翌日になると生地はパサパサ、上のクッキー生地部分はベチャベチャになるのがとにかく嫌だったんだとか。

「だったら翌日でも美味しいメロンパンを作りたいなと思ってですね」

確かにわざわざ買いにきたんだからと結構大量に買っちゃって翌日の朝ごはんにまわしちゃうことあるんですが、やっぱり焼きたてにはかなわないんですよね。

「それが嫌だったんです。せっかく美味しいメロンパンなんだから時間がたっても美味しく食べたいんです」

ご主人が仕事柄、パンの新しいレシピ開発や技術指導に携わっていたので「これがベスト！」と思える生地を配合。生地はモッチモチで外側はサクッとな翌日食べても美味しいメロンパンが完成しました。

もうね、いいけん食べてみて

メロンパンが秒で完売だったので、チョコチップメロンパンにしてみました。

もうね、いらんこつは言わん。

いいけんここのメロンパンシリーズ一回食べてほしい。

本当にメロンパンの生地が美味しいの極み。モッチモチでサックサク。個人的推しは表面のサクサク感。一口目の食感で「うわあああああ！！！」ってなります。これ確かに翌日も美味しいと思う。

続いて栗あんぱん。

あんこに栗が丸ごと入っているのかなと思っていたのですが、栗ペーストのあんこ！これがまた甘さ控えめで何個もいける。

続いて、つぶつぶコーンポタージュ！

コーンが入っているのは見てのとおりなんですが、コーンポタージュが丁寧にじっくり煮込まれて水分飛ばしたやつ！めっちゃ濃厚で今からの時期絶対に欲しくなる味！

すべてにおいて生地最高。

これは毎日通いたいレベル。

理想の町のパン屋さん

店内は一本堂の色が濃く残っているなと思っていたのですが、実はオーナーも仲良しのようで

「できればその世界観そのまま引き継ぎたかったんです」とのこと。

そして店名である「Rindo Bakery」は熊本県の花であるリンドウからとったもの。

大好きな熊本の皆がパンで少しでも笑顔になってもらえたら。そんな思いを込めてつけたのだそう。

パンって同じ材料、分量でもその日の温度や湿度によって微妙に味が変わってくるもの。意外と一期一会な部分があると思うんです。

「今日のパンはなんにしよっかな」

そう思いながらお出かけしたくなるような小さな町のパン屋さんでした。

Rindo Bakery