【熊本市節水市民運動】1日の水の使用量210リットルを熊本市が目指してるらしいから節水生活をやらせてみた結果……
公開日: 2024.07.01
ライター:肥後ジャーナルライター結局水が1番美味い!ライター言です。
水の都熊本、といえど水は大切な資源!
熊本市では「1日の1人あたりの水の使用量210リットル」を目指した節水市民運動が行われています。
しかも、市民1人1日あたりの生活用の水使用量を毎月公表してるんだって!
速報ページはこちら
ちなみに平成14年の1人1日あたりの生活用水使用量平均は、254リットル/日でした。その頃と比べるとかなり下がってきているようなんですね。
令和になってからは新たに「210リットル」という目標を掲げられています。ここ数年間結構惜しい感じですよね…
ちなみに目標値「210リットル」は九州の主な都市の平成28年度平均値だそうで、
当初の目標の230リットルを達成したとはいえ、熊本市は九州の他都市と比べてもまだ水使用量が多いようなのでこの目標にしてるんだって。
しかし210リットルって言われても正直ピンとこなくないですか?多いんだか少ないんだか…
ということで
約210リットルの水をご用意(可視化)しました。
折角用意したので、この水で1日過ごしてもらう「1日210リットルチャレンジ」を誰かにやって貰いたいと思います。
1日210リットルで過ごせるかな?
というわけで被験体として伊藤を呼び出しました。
「な…なんですかこの大量の水は…」
「今から伊藤さんにはこの水だけで1日過ごしてもらいます。」
「そんなデスゲームみたいな…」
「これが伊藤さんの残機です!!」
「な、なるほど?でも結構たくさんに見えますね。余裕じゃないですか?」
「そう思うでしょう。ですが、飲み水はもちろん、洗濯やトイレといったものも全部こちらで賄ってもらいます。」
「ごくり……」
「無駄遣いさえしなければ全然大丈夫と思うので熱中症とかにはくれぐれも気をつけてくださいね」
節水スタート!
突然1日の使用水210リットル24時間がスタートしてしまった伊藤。
しかし熊本市が推奨する運動なのでそこまで過酷ではないはずだが…
確かにたくさんある…しかし限りがあると言われれば…
節約したくなってしまう庶民魂!!!!
ということで節約スタートです。
朝。伊藤のモーニングルーティンが始まりました。
歯磨きの水ももちろん210リットルの中で賄います。
「慎重に注いで…と」
まずはコップ一杯。
口をすすいで…
そのままうがいも…!
半分くらいに残った水…
そのまま顔を洗う!!!!!
更に残った水でハミガキを洗います。
「これで節約になった…!!」
なんだかストイックすぎる気がしますが…
トイレの水も当然210リットルで賄います。
「トイレは一回あたり約6リットル~10リットル消費する(※トイレの種類にもよります)…つまり残機が2、3本一気になくなってしまう…」
朝の段階で3本無くなり恐れ慄く伊藤。結局1日で3回に行ったので9リットル(おしっこめっちゃ我慢した、節尿?)
「仕事中の飲み水は小さいのに入れ替えて…今日はあんまり水を飲まないようにしなければ…!」
続いてお昼を食べにやってきました。中国料理の一里河来さんです。
もちろんお水は持参のやつ!
「僕はこれにします!汁なし担々麺!なんてたって“汁なし”ですよ!!節水!!!」
美味しそう
「いただきます〜!」
「から!うま!」
しかし辛いものを食べるとやはり水が飲みたくなってしまいますよね。
「ぐう……いや……残機を減らすわけには……」
「辛いものを食べなければいいのに」
辛いものを食べて汗もたくさんかいたので、洗濯をしたい所ですが…
「洗濯は大体約120〜150リットル消費してしまう……!」(※洗濯機などにもよります)
す…
「洗濯は…諦めよう………」
とりあえずファブって誤魔化す伊藤。夏にこれは結構キツくないか?
その後も水(残機)が減ることを異常に恐れストイックすぎるほどストイックに節水し続ける伊藤……
やりすぎ節水生活
「はぁ…はぁ…水が減っていく…!!」
「伊藤さん何やってるんですか?(笑)」
「水が…!残機がないんですよ…!」
「あるやん。まだいっぱい」
「これじゃ本末転倒ですね…」
「こういう昔話ありそう」
「そうだ!言さん一緒にお風呂に入りませんか!?!そしたら節約になります!!!」
「は?何言ってるんですか?」
「節水のためですよ!!!節水やれって言ったの言さんじゃないですか!」
「いかん。節水に取り憑かれとる」
「このままじゃ犯罪者っすよ」
心が折れかけたので文句を言いに行った
「大体1日の水の使用量が210リットルなんて無茶なことを言い出したのは誰なんだ…!?文句言いにいってやる!」
水を飲まなすぎて頭が回ってないのかやばい思考になっている伊藤。
やってきたのは市役所…!
「…というわけで私が節水するとどうやら犯罪者になることが判明したので、熊本市が掲げている節水の量は無理があると思います!」
市長
おおい!誰に文句いうとんねん!
「辛くても水飲めないし、洗濯もできないし、お風呂に入ろうとしたら同僚からは犯罪者呼ばわりですよ…!水は大切なのはわかりますけどやりすぎじゃないですか!?」
「なるほど…とてもストイックに節水してくださったんですね。ありがとうございます」
どう考えても残機が減るのを恐れすぎた伊藤がやりすぎただけですが肯定してくれました。優しい。
「ですが、そこまでしなくてもちょっとしたことを気をつけるだけで節水できるんですよ。熊本市のこちらのページをご覧ください」
「なるほど…!?」
サイトには他にもたくさん情報が載ってるから見てみてね!
「飲み水や洗濯やお風呂など自分の生活は守りながらも出しっぱなしにしないとか、できる範囲で節水してみてください。あとちゃんと水分補給はしてくださいね」
「それならできそうかも…!?」
「めげずに頑張ってください!」
「……ハイッ!(高音)」
教えてもらった節水術を使おう
誰に激励してもらってんねんという話ですが、励まされてすっかりやる気が出た伊藤。ネックだったお風呂と洗濯をやってみることに。
大体約180リットルくらい…
を風呂にIN!!!
「溜めるのは半分くらいまでにして…と!溢れないようにすれば節水になる!」
もちろん髪の毛も洗います。
「こういう時にシャワー出しっぱなしとかあるあるでした。今後も気をつけよう」
お湯は沸かしていいんだよ、伊藤さん
「つ…つめた!!でもなんか贅沢な気分!!!」
何故か水のまま入ってしまっている伊藤ですが、お風呂のありがたさが身に染みたようです。
お風呂から上がった後は、お風呂のお湯を……
洗濯に使う!!!
これで約100リットルも節約になるのだそうです!
洗濯機によっては専用のホースなどがあったりするので、使うっきゃないですね。
たくさん水を使うお風呂と洗濯を終えても、まだ残機は充分にあります。
ということで晩御飯を作ります。
「ちょっと質素だけど、贅沢に味噌汁も作っちゃった!」
食器はつけ置き洗い!汚れが落ちやすくなり、流す時の水を節約できる節水術です。
ペットボトル片手に流すの、めちゃムズい!節約しても3.5リットルくらい使ったなぁ。
「お酒ものんじゃおっと!」
効率的な節水術のおかげで余裕が出てきたようです。
ウイスキーの水割りで今日1日の締めです。お疲れ様です!!
というわけで1日210リットル生活は無事終了!
「やったー!できたー!」
できたから報告だ!
というわけで無事に210リットルで過ごすことに成功できたのであの方に報告に。
「失礼しまーす…」
市長(2回目)
まさか2回登場することなんてある?
「…というわけで、熊本の大切な水のために1日210リットル生活をしてきました!褒めてください!!!」
「……えらい!よくできました!その調子で今後もお願いします!」
よかったね伊藤さん
「市長に色々教えていただいたおかげで、簡単なことでこんなに節水できるんだなと目から鱗でした」
「それはよかったです!これから水を使う場面も増えてくると思いますが、使うべきところではしっかりと使いつつも節水を意識してくださいね」
「……ハイッ!(部活並の大声)」
ズッ友なん?
というわけで1日の使用水量210リットル!を目指して
是非皆さんも意識してみてくださいね〜
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