熊本市中央区中唐人町には、天草市五和町通詞島(つうじしま)に製塩所を持つ、「ソルトファーム 塩工房」というお店があります。通詞島の天日塩と通詞島の釜炊き塩を中心に、さまざまな塩に関わる商品を扱っています。
塩職人が手塩にかけて作った塩
唐人町通りの真ん中くらいに位置する「ソルトファーム 塩工房」。
「鹽(しお)」という1文字が書かれた暖簾が目印です。
この日は少し暑かったので、写真右側に見える「塩アイス」の幟(のぼり)に釣られてお邪魔してしまいました。
店内に入ってまず目に入ったのが…、
塩と縁をかけた一言。
「今日のご塩(えん)に明日からのご縁に感謝して」
塩は調味料としての役割だけではなく、人の縁を繋げる役割も担っているのでしょう。塩を通して繋がった方々がお店を支えているので、この言葉にも説得力がありますね。
そもそも、塩ってどうやって作るのかご存知ですか?なんとなく、海水から抽出するようなイメージはありますけど…。
知ってる方も知らない方も、こちらのソルトファームHPをご覧ください。熊本にこんな製塩所があるなんて、知らなかった方も多いのではないでしょうか?
通詞島の天日塩
天草の海水を使い、太陽の力で結晶化した塩が通詞島の天日塩です。
海水と太陽と風…大昔から受け継がれた製法で作られた混じりっけなしの逸品で、大きめの粒(結晶)が特徴です。
これから暑い夏がやってきます、塩分補給は熱中症防止や夏バテ防止に不可欠です!ポケットの中に塩を常備しておきましょう!
ポケットも中に入れておき、サッと出して食べれるようにと作った「なんば塩っと!?」と「ナイス塩っと!!」。ゴルフや野球観戦など炎天下に曝される夏には、持っておかないとシャレになりません(パッケージはダジャレですが)。
もちろんお料理にも使えます。マイ塩として常備しておきたいなぁと思いました。
通詞島の釜炊き塩
天草の海水を釜で炊き上げて結晶化させた塩が通詞島の釜炊き塩です。
こちらはサラサラとした小さな粒塩で、天日塩と比べて塩っぱさは控えめです。調味料として使うならこちらがオススメです。この塩しか使わないという有名焼き鳥店もあるそうですよ。
試食もできますので、お好みの味を探してください。
涼しさも塩分も摂取できる「塩アイス」食べてみた
気になっていた「塩アイス」がこちら。
勝手に棒アイスを想像してました。塩なので、綺麗な純白のアイスをかと思いフタを開けると。
薄い茶色でした。沖縄の黒糖「尚和三盆」を使用しているからとの事でした。隠し味として、塩を使っているそうです。
食べると冷たいです(当たり前)、そしてクリーミーというよりサクサク感があります(シャーベット的な)。
黒糖独特の甘味が、溶けるほどに口の中に広がります。その甘味が嫌味に残らず、スッキリとした爽やかさとして残るのは塩のおかげなのだと思います。こちらは、1個300円でした。
まとめ
ソルトファーム塩工房は、熊本に数少ない「製塩所を持つ塩専門店」。海水・太陽・風・火…自然の力が作り上げた塩は通詞島の天日塩、釜炊き塩となってお店に並んでいます。爽やかな甘みの塩アイスは、すぐ来るであろう「夏」の暑さ対策に最適です。
塩以外にも、
塩を作る過程で出る「にがり」も人気商品の1つです。
醤油、塩飴、そうめん、うどん乾麺、酢など通詞島の塩を使った商品がたくさん並んでいます。
料理をする際、素材はもちろんですが、いい調味料に変えると料理の味が何倍にも美味しくなります。通詞島の塩を使うと、お料理が何倍も美味しくなるだけでなく、何倍も楽しくなるかもしれませんね!
ソルトファーム 塩工房
住所 | 熊本県熊本市中央区中唐人町29コアマンション1F |
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営業時間 | 平日 09:00 〜 19:00 土曜 09:00 〜 18:00 |
定休日 | 日曜、祝日 |
電話番号 | 096-355-4140 |
ライター紹介
伊藤
演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期48歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。
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