こんにちは!メアリーです!
鳩のマスク被って記事書いておりますが、中身は真人間です。本日も、皆さまが大好きな熊本の情報を至って真面目に書きたいと思います!
熊本ならではの海の幸「シャク」。県外の方に紹介すると「シャコ?」と言われますが、「シャク」です!!
熊本の有明海の干潟でとれるのが「シャク」。一般的に出回っている「シャコ」は、殻が硬く頭と殻は食べられませんが、「シャク」は全身余すことなく、ボリボリと食べられます。あんまり、シャクシャク言い過ぎて 顎がシャクれてきましたのでそろそろ本題に入ります。なんとそんな「シャク」を使った「しゃくみそ」というものがあり、たいそう美味しいらしいので買いに行ってきました!
販売されているのは畳屋さん?
噂のお店「しゃくみそ工房 北川」はJR千丁駅の近くにあります。
実はここ、畳屋さんです。
しゃくみそ買いに畳屋さんへ行く!というのも、不思議な気分ですが 謎解明は後ほど!

畳屋さんの事務所の前に、ちゃんと 看板がありました。
そして、お目当てのしゃくみそがあるのは、真向かいのお家です。

一般のお家ですねぇ…。
「ごめんくだはりまっせ!オンナハルカイタ〜?」声をかけてみると、奥の方から優しそうなお母さんが出てこられました。
この方が、話題になっている黄金のしゃくみそをつくられる北川 園子さん。御歳81歳。
半世紀以上も、しゃくみそをつくられているしゃくみそ名人です。

いよいよ、黄金色のしゃくみそとご対面です。玄関脇の小さな冷蔵庫から取り出して頂きました。

何年か前に、ローカルテレビで出演され、その動画がYouTubeにも上がっているそうで、東京からも注文が殺到しているとか!
毎年、シャクが出始める4月頃から つくり始められ、売り切れたらその年の販売は終了です。

「こんに、付けてみなっせ!!」と、おにぎりまで出してくださいました。
オホゥー!ちょっぴり、ぴり辛でこれはご飯がススム君!!
普段から、試食用におにぎり出されているんだろうかと聞いてみると。
「うんにゃ、ある時だけよ」とのこと。ラッキー!
阿蘇のコシヒカリだそうで、お米も美味い!

美味い美味い、言ってたら 昆布のお煮しめまで出してくださいました。
他人の家の玄関で、ランチ食べるなんて初体験です。
このお煮しめも美味い。お母さん、ありがとう!

園子さんが、千丁町に嫁いだのが半世紀以上前。
昔は、文政地区でもシャクが捕れていたそうで 「シャクー!シャークー!!」と、鈴を鳴らしながら 自転車でシャクを売り歩く人がきていたとか。
シャク好きが高じたのよと、園子さん。
元々、自家製でシャクみそを作っていたそうです。
いつしか、園子さんの作るシャクみそは評判となり ついには、17、8年ほど前に販売することになったとのこと。

シャクみその作り方にも、こだわりがあるそうで 「つとわたば取ってからね…」。
(つ…?かさぶた…じゃないよねぇ?シャクは怪我しても、かさぶたはできないよねぇ?この場合は、殻か!殻の事か!?)と、気がついた瞬間、自分のデコをぽーんと叩きたかったのですが、我慢しました。
要約すると、殻と内臓としっかり丁寧に取り除いた後に、胡椒と塩と味噌を入れ、すり鉢で、これまた丁寧に仕上げます。
なので、全然 生臭くもありませんし 食べやすいです。
(イカ刺しなんかと、あわせて食べてもお酒のつまみに良さそうだな)
そんなヨダレが出そうな妄想をしておりましたら、「もういつまでつくれるか、分からんもんな」。
そんな事言わないで、これからもずっと作ってください!
今年の分の販売は、上の画像の冷蔵庫に入っている数だけだそうです。
園子お母さんの黄金のしゃくみそは、売り切れたら 次は来年ですので、お早めに!!
しゃくみそ工房 北川
住所 | 〒869-4703 熊本県八代市千丁町新牟田70-3 (千丁駅より徒歩3分) |
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電話番号 | 0965-46-1250 |
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