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大津町といえばカライモ。カライモと言えば大津町というくらい、県内では有名な特産品ですが、そんな特産品で高校生が焼き芋ジャムを開発したと聞いて、大津町の熊本県立翔陽高校に行ってきました!


開発に6年かかった焼き芋ジャム

早速、翔陽高校にお邪魔しました。

お話をお聞きしたのは井上先生

「熊本県立翔陽高校では農業系列食品製造で商品開発を授業の一環でしています。大津町の特産品を使用したカライモを使用し、商品開発ができないかと、6年前から大津町やイモセガレブラザーズと協力し台湾へ販売に行き、焼き芋ジャムの宣伝販売等を行ってきました。今回は、株式会社通宝様から話を頂き加工とパッケージを共同開発して・・・・」

つまり、カライモを使ってまちおこしができる商品がつくりたい!と6年の年月をかけやっと焼き芋ジャムの発売ができた。

ということですね。

生徒さんに話を聞いてみた!

今回、商品の開発チームの3年生みなさん。

左から佐藤美佳さん・洞田貫颯紀さん・江藤彩音さん・合志美咲さんです。

焼き芋ジャムの開発で難しかった事は、焼き芋本来の味を大切にするため「花見糖」を使用したことです。量が多すぎるとジャムが黒くなるので、グラニュー糖との配分が難しかったです。㈱通宝の別當(ベットウ)さんが丁寧に教えてくれました。

ラベルデザインは焼き芋をイメージした黄色と紫色を使いました。高級感のあるラベルになるように工夫しました。㈱通宝さんのアドバイスもあり素敵なデザインができました。この経験を通じて、将来は食品について学びたいと思いました。

なんですか?㈱通宝とは?あの海苔の通宝ですか?

企業と高校生のコラボ商品だったんです。

株式会社通宝の松原さんと別當さん。

通宝では、食べるは何でも扱うことをモットーにしています。今回、翔陽高校の生徒さんと商品化に向けて開発のお手伝いをさせていただきました。

なるほど。

6年前から翔陽高校の生徒が商品開発していた焼き芋ジャムのレシピを元に㈱通宝が商品化したのですね!

それが、このジャム!

パンに塗っていただきました!焼く前にジャムを塗って焼いて、さらにジャムを塗って焼く、2度焼きをすると濃厚でおいしくいただくコツなんだそう。

とっても濃厚でまるで焼き芋!おいしい!これ、ジャムというより、焼き芋のペーストですね。パイ生地に包んで焼いたらポテトパイになるし、アイデアでいろいろできそう!

今後はこのジャムを使って大津町のパン屋さんやケーキ屋さんとコラボも検討しているそうです。

楽しみながら商品開発

ヨーグルトにジャムを混ぜて試食中の食品製造のみなさん。

「ヨーグルトには焼き芋ジャムを多めに入れたほうが美味しいね!」と楽しそう。

「自分でつくる 自分をつくる」をテーマにしていて、自分でつくることを通して将来の自分をつくることを目標にしている学校だそうです。

将来どんな職業に就きたいですか?と聞くと

「パティシエになりたい!食物や食品についてもっと勉強したい!」と夢を語っていました。

こんな雰囲気で商品開発ができて、将来が楽しみですね!

まとめ

このジャムは大津の道の駅や合志の四季彩々で販売されているようです。

今回は800個製造しましたが、今年作ったジャムの在庫は店頭に並んでいるだけだそうですよ!

次の販売は大津のカライモを収穫してから加工するため、来年の5月ごろになるそうです。

子どもたちの夢が詰まった「焼き芋ジャム」一度食べてみてはいかがでしょうか?

お求めは「大津道の駅」「四季彩々」などへどうぞ

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肥後ジャーナルライター

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