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熊本にあるオリンピック選手が師範のテコンドー教室に潜入!
中央区水前寺にある熊本武道館で、シドニーオリンピック出場選手の樋口清輝さんがテコンドーの教室を開催しています。
テコンドーは、多彩な蹴りを中心とした韓国の国技で、今では世界206か国に普及しているオリンピックの正式種目です。
テコンドー教室は毎週土曜日18:30~21:00に開催しているとのことで、お邪魔してきました!
師範の樋口 清輝 (ひぐち きよてる)さんはシドニーオリンピック日本代表
こちらが、師範を務めるシドニーオリンピック日本代表の樋口清輝さん。熊本県阿蘇市の出身で、1981年3月22日生れの35歳。お若いですね!
2000年に第27回シドニーオリンピック男子でテコンドーの58kg級に出場されました。
テコンドーを始めたきっかけを聞くと、父親が阿蘇で道場を開いていることで興味を持ち、小学生の頃から練習してきたからだそうです。
一生懸命に練習する子供たち!
樋口さんにお願いして子供たちの練習風景を見学させていただきました。
「何をしているのかな?」と見ていると、寝ころんだ体勢からダッシュするウォーミングアップで体をほぐしていました。
教室に通う子供たちの年齢も幅広く、小さい子では4歳から練習に参加しているお子さんもいるそうです。
トレーニングメニューはミット蹴りやステップワークが中心。年齢や、成長に合わせて楽しく練習しています。
樋口さんが館内を回りながら、丁寧に一人ひとり指導されていました。
子供たちのカッコイイ蹴りです。小さいながらもテコンドーのスピーディーで華麗な動きに見惚れてしまいます。
生徒も国際大会で活躍!
樋口さんの指導を受けた生徒からも、国際大会で活躍する選手が誕生しています。
紹介されたのは2014年マレーシア国際オープン大会で優勝した山崎爽 さん(お借りした当時の写真、左から2番目が山﨑さん)。
今年の夏休みにはテコンドーの本場、韓国に留学。実力もどんどん伸びているそうです!
樋口さんのテコンドーに対する思いを聞いてみた!
― 指導者の道に進もうと思ったきっかけを教えてください。
「私の選手時代、熊本のテコンドー関係者や家族、後援会などたくさんの方々に応援していただき、挑戦するチャンスをいただきました。 引退したあとは、選手として恩を全て返せなかったので、後継者を育て 社会貢献できる存在になり、 熊本に恩返ししたいと、指導者の道に進みました」
―2020年の東京オリンピックには、樋口さんも期待していますか?
「日本で開催されるオリンピックは時差調整、食事や水の変化がないというメリットがあります。最も期待できるのが、「予選免除」(地元枠)でフルエントリーできる事です。そのため、予選に合わせてトレーニング方法を変える必要がありませんので、万全の体制で強化していけます。熊本地震で一時、武道館が使えなくなるというアクシデントもありましたが、どんな環境にも屈せず私も、子供たちと一緒にオリンピックに向けて頑張りたいと思います!」
まとめ
子供たちは樋口先生の指導のもと、真剣な表情で練習に取り組んでいました。テコンドーにかける熱い思いと、優しい気持ちで指導を続ける樋口清輝さん。オリンピック選手から直接技術を学べる素晴らしい環境です。熊本からオリンピックへ!ご自身に続く選手を育てるその思いに私も「がんばれ」と応援したくなりました!熱い思いを語ってくれた樋口清輝さん、道場の皆さん取材にご協力いただいてありがとうございました!
熊本県テコンドー協会
樋口清輝道場HP (道場の詳細はHPでご確認下さい)
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肥後ジャーナルライター
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