パンとランチの店「香味屋トトロ亭」、以前は黒髪の熊本大学横にありましたが、西区花園の本妙寺参道脇に移転しました。

早速行ってみたのですが、入り口がインパクトありすぎてチーンとなりました（ちゃんとチーンには意味があります）。

勿体ぶってもアレなんでいきなり見せます入り口

場所は本妙寺通りから、県道１号線（熊本・河内線）に入り花園バス停から右折

本妙寺駐車場の看板が目印（この看板を右折し駐車場に入る）です。

広い駐車場に車を停めると、目に飛び込んできた看板が

ん？開いてるの？「Welcome」って出てるから行ってみよう。

恐る恐る入り口へ向かうと…

え？ここ？院？

「女」と書いて「ヒト」読む

「宇宙」と書いて「そら」と読む

「無敵」と書いて「エクスタシー」と読む

ならば

「正善院」と書いて「トトロ」と読む…よまねぇよ！！

本当にここでいいのかと迷っていたら

「おおおお！タクミくん！」（約30年前にトトロの木看板を作ったのは、私の父親なので長い付き合いなのです）

お元気そうなマスター登場。

店内に入るともうそこは「寺」

間違ってなかった。

いやいや、間違ってるよ！いろいろ！

「とりあえず入んなっせ」と店内へ。

そこはもう

寺

でしかない。

マスターに理由を聞くと

「いいから、座りなっせ」

普通の食卓にありそうな、4人掛けテーブルに促される。

その部屋こそ「香味屋トトロ」でした。

パン！パン！パン！からのぎっしり詰まったレーズンパン！

トトロ自慢のライ麦パンがずらり！

どれが一番おすすめですか？と聞くと

「カンパーニュプレーンだね」とマスター。全長40cm以上はあります。

「あとレーズンパンも美味しいよ、食べる？」というので、いただきました。

「んじゃ切るね」

カッター！！！

マスター得意の、人によっては引いてしまうジョークです。

ちゃんと切ってもらいました

からし蓮根かとおもった！！！

レーズンぎっしりです。

食べると、まずレーズンの甘酸っぱさがフワァと口の中に広がり、その後を麦の香ばしさが追いかけてきます。

これぞ、ほいっぱいのレーズンをパンで包んだレーズンパン！！

毎日食べたいですこれ。

昔から変わらない味「トトロ風カツ丼」

お食事もできます。

おすすめは、こちらのメニュー

トトロ風カツ丼

柔らかデカとんかつの下に、ふわふわ玉子、タレはトトロオリジナルの甘〜いタレ。

カツ丼の新しいスタイルを生み出して30年、全く変わらない味でした。お食事は予約必須で！！との事。

再びマスターに

「なぜこんなところにトトロ亭が？」と聞くと

「この壁の絵は、娘の友達が書いてくれたんだよ」

と教えてくれました。

ここにお店が移転した理由

「なぜここに？」

同じ質問を8回くらいしたら、教えてくれました。

「友達の知り合いが、本妙寺の住職さんだったの。移転先を探してたら、ここを使っていいよということで。15年誰も住んでなかったから、掃除が大変だったねぇ」

もう一つ質問を…なぜ表の看板は、「もうすぐ？OPEN」なのか？

「タクミくんのお父さんに作ってもらった看板あるでしょ？アレをつける場所が決まったらOPENにしようかと思ってね」

正直、泣きそうでした。

誤魔化すように、「塩パンちょうだい！」

いろんな縁を仏様が繋いでくれたんだろうなぁと思いました。

上通にオープンして黒髪に引っ越し、地震を乗り越え本妙寺に腰を据えた「香味屋トトロ亭」。

マスターの作るパンも、奥さんが作る料理も、たまにしか笑えない親父ギャグも、いまだ健在です！

おまけ

写真取り損ねましたが。

「はい、麦茶」といって出された飲み物が

「めんつゆ」でした。

色が同じだから間違ったそうです。

しかも、そのめんつゆは奥さんの手作り。美味でした。

香味屋トトロ亭