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コロナが落ち着いたら旅行に行きたい!世界に羽ばたく予定の津奈木町が羽ばたく前に実際に外国人の方々に意見を聞いてみた

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皆さんこんにちは。いや、おはようございます。

今現在の時刻、午前7時半。

そして、ワンピースの名言の前で記念写真を撮っている伊藤。

そう、ここは熊本駅。なぜこんな朝早くから熊本駅にいるのかと言うと、

「『津奈木町 低炭素型観光地域づくり事業 県内在住外国人モニターツアー』に誘われたから、一緒行こ」

は?なんて?なんて言いよったか聞き取れん。

「要するに、『熊本に住んでいる外国人の方々と一緒にモニターツアーで津奈木町に行く』から一緒行こ」

詳しく聞くと、津奈木町について外国出身の方の視点から見た意見を集めるためにモニターツアーがあるんだとか。

そこで今回は熊本に長く住まわれていて、日本の文化も理解し外国出身の方の視点も持ち合わせている「熊本外国人妻の会」の方達が津奈木町に行くそうなんです。

「よくわからんですけど、モニターツアーってことは無料ですよね!じゃ、行きまーす。」

とノリで私も参加することにしました。

以前にも『「つなぎ美術館」が有名な津奈木町…ってどこ?アート推しの町長とアート対決をした結果、津奈木町から帰れなくなった!』の際に肥後ジャーナルで突撃しましたが、今回はモニターツアーの同行。また新しい津奈木町が見えるはず。

ということで今回は、外国人妻の皆さまに同行して津奈木町を視察してきます!


肥薩おれんじ鉄道で津奈木入り

今回、熊本駅→八代駅→津奈木と言う順で一度の乗り換えで行くとのこと。

今回は「低炭素型」というだけあって、環境に気を遣ったツアーになっています。

脱排気ガス!!

熊本駅からJRで八代駅へ行き、肥薩おれんじ鉄道に乗り換えて津奈木町へ向かいます。

ちなみに今回、肥後ジャーナルが同行させてもらう県内在住外国人の方とは「熊本外国人妻の会」の皆さま。皆さん熊本に長く住んでいて、日本語も超ペラペラ。

そしてこちらは「熊本外国人妻の会」の会長、田代クリスティーナさんです。アルゼンチン出身で、日本に住み始めて通算50年以上!日本各地を知るクリスティーナさん達に、津奈木町ツアーを吟味して頂きます。

津奈木町到着!からのアートを巡る

熊本駅を出て約1時間半、津奈木町に到着!

まずはつなぎ美術館へ

つなぎ美術館は2021年で開館20周年を迎えるそうです!

つなぎ美術館では外国人妻の皆さまと一緒に絵画作品を鑑賞していきます。アートに国境はない!津奈木町滞在中に制作された作品に魅了されていました。

つなぎ美術館で〜2/14まで行われていた、「アーティスト・イン・レジデンスつなぎの軌跡つなぎだョ!全員集合」に出展していた画家の「大平由香理さん(津奈木町在住)」に、数々のアート作品を案内していただきました。

つなぎ文化センターに設置されている作品「つなぎ」へ移動。

ご自身の作品を自ら説明してくれました。作品に隠された様々なテーマに、外国人妻の方々も真剣な顔で頷いていました。

こちらは津奈木町をモデルとし、町の皆さんと一緒に作り上げたスケールの大きな作品です。タイトルは「つなぎ」。

「すごく迫力もあるし、町の人たちと作り上げたっていうのも良いですね!」

達仏

次は「達仏」。以前にも肥後ジャーナルで取材しているのですが、33体の仏様が木に彫られています。

こちらは現代アーティスト西野達さんの作品です。

森の中で輝く仏様には、外国人の皆さまも興味津々。

また、達仏の森の近くでは現代美術家 柳幸典さんが「石霊(いしだま)の森」という新しい作品を制作しているとのこと。完成する頃は、石の割れた部分から声が聞こえてくる仕掛けになるんだとか。正直ちょっと、いや、結構怖い展示になりそうです。

「木に仏様が彫ってあるのは面白い!石の中から声が聞こえるのはちょっと怖いけど気になるし待ち遠しいね!」

赤崎小学校〜湯の児温泉 海と夕やけへ

赤崎小学校

10年前に廃校になった、海に浮かぶ小学校「赤崎小学校」にもお伺いしました。

伊藤はもうすっかり外国人妻の皆さまと仲良しに。

学校近くの、潮が引いている時にのみ行ける小さい島で記念撮影してきました。

「本当に小学校が海に浮かんでるみたい!潮が引いている時だけ行けるっていうのは外国人の人も好きだと思います!」

完成予想図 制作:工学院大学樫原研究室

ちなみにこちらの赤崎小学校のプールは、現代美術家の柳幸典さんが石牟礼道子の文学作品に着想を得た作品「入魂の宿」に生まれ変わる予定です!

上記のイメージ写真のような施設に変わるそうで、ここには宿泊することが出来るんだとか。津奈木町初の宿泊施設がアート作品とは、なんて津奈木町らしいんでしょう。

ホテル 海と夕やけ

そして今晩の宿!ホテル「海と夕やけ」です。

津奈木町には現在宿泊施設が無い為、湯の児のホテル「海と夕やけ」へ移動。

広々としたお部屋です。ちなみに窓を開けるとすぐそこに海です!

部屋へ向かうと、すぐさま伊藤はこんな感じ。

「ふかふかで超快適!」

伊藤も早速満喫しています。

「温泉も最高!」

至福の顔からわかる様に、めちゃくちゃ満足しています。

「もうまじで帰りたく無い」

「あくまでモニターツアーですよ。視察もしてください」

津奈木町(と湯の児)を満喫し過ぎて、あっという間に1日目が終わりました。

2日目、朝から何故か漁船に乗船

漁船クルーズ

現在9時半、モニターツアー2日目が始まりました。

そして今何故か、我々は漁船に乗って海の上にいます。

何故漁船の上にいるかと言うと、海の上から津奈木町を見てみようと言う新しい試みのため。

昨日つなぎ美術館でご案内していただいた大平さんも一緒に乗船。すっかり外国人の方達とも仲良しです。

漁船に乗ってクルージングなんて、なかなかレアな体験に外国人の方もテンション上がりまくってます。

昨日も行った「海に浮かぶ小学校 赤崎小学校」も見えます。

こっちから見ると、まじで海に浮かんでる。すげえ。約1時間ほど海上から津奈木町を見学。

「これはすごく楽しい!海に接していない国の人たちは海を見るだけでも貴重だし、絶対乗りたがるよ!」

かんきつ収穫体験

漁船クルーズを楽しんだ後は、かんきつ収穫体験へ。普段だったら体験できない様な貴重な体験です。

今回は津奈木産「スウィートスプリング」を収穫しました。

「日本以外だと、こんな収穫する様な経験ってなかなかないよ!外国人も好きだと思う!」

最後に意見交換会

1泊2日大変楽しんだのですが、そもそも今回は「津奈木町 低炭素型観光地域づくり事業 県内在住外国人モニターツアー」。

これはあくまで「モニターツアー」です。ただ楽しむだけではありません。

今回の旅を終えて、どう感じたのか意見交換会のお時間に。

「温泉気持ちよかった!」「今のまま変わらないで欲しい」というポジティブな意見がすぐに出ました。

しかし、「でもやっぱり交通の便が少なくて不便」「駅の階段は荷物持ちにキツい」「無料観光バス運行を希望」「スタンプ置いてほしい、外国人はスタンプ好き」という意見も。観光地の独りよがりな内容になってしまいそうなツアーあるある。これからワールドワイドに展開したい津奈木町に貴重なご意見をいただきました!

終始皆さん口を揃えて言われていたのは「人がすごく優しい!また来たい!」という意見。

果たして喜んでもらえるのだろうか?という不安もあった今回のツアーでしたが、皆さんの好意的な意見に一安心しました。

まとめ

今回の1泊2日モニターツアー、ボリュームがあり過ぎてまとめきれていませんでしたが実は食も超豪華でした!

こちらはつなぎ温泉 四季彩での昼食の様子。

太刀魚のお刺身に太刀魚の天丼、太刀魚の塩焼きと津奈木町名産の太刀魚づくしです。

そしてこちらは、海と夕やけでの夕食の様子。

津奈木町名産の海の幸やバジルソースどバラエティー豊かな数々です。

2日目昼食の「つなぎオイスターバル」では、海鮮BBQ体験ができました。

牡蠣だけでなく、ヒオウギ貝やサザエまで味わえます!

津奈木はとにかく食べものも美味しい!

ちなみに「外国人妻の会」の皆様はお刺身や牡蠣は苦手かな?と勝手に心配していましたが、日本生活が長い様で普通に食べられていました。

ただ、日本に来た当初は慣れるのに若干時間がかかったそうです。

伊藤はすっかり馴染みましたね

今回の旅では津奈木町の現在の良さを再確認できた上、今後の津奈木町の展望もお聞きすることができました。

今回のモニターツアーで頂いた意見をもとに、世界へ羽ばたくグローバルな津奈木町になることでしょう。これからも津奈木町から目が離せません!

また、今回の記事ではお伝え仕切れていないこともまだまだいっぱい!ツアーの内容を掘り下げた記事も今後公開予定ですので、お楽しみに!

コロナ禍が落ち着いたら、外国人の方だけでなく、日本人の方も津奈木町を楽しみに行かれてみては?

津奈木町役場 政策企画課

住所

〒869-5692 熊本県葦北郡津奈木町小津奈木2123

電話番号 0966-78-3114

ライター紹介

肥後ジャーナルライター

肥後ジャーナルライター

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