【うさぎカフェ】歴史のある醤油屋さん、館内も尖っていれば併設されたカフェの和スイーツも尖っていて最高でした。
こんにちは、次郎です。
突然ですが皆さんに質問です!
調味料なら何が好きですか?
僕は断然醤油です。
なんとも形容しがたい味だなぁ〜と思っていたのですが、それもそのはず。
酸味と塩味、甘味、苦味、うま味これら全てを兼ね備えている調味料なんですね。
だからこそひと舐めすれば肉じゃが、照り焼き、卵かけご飯、、、挙げれば数えきれないくらい豊富な調理方法に想像を膨らませることができる魔法の調味料だと思っています。
加えてお訊きしたいのですが、それを作っている施設(蔵)を見たことはありますか?
ちなみに僕はありません(小声。
その理由はそもそも「機会がなかったから!」です。
その見学できるのに加え、その醤油を堪能することができるという1度に2度美味しいオシャレな蔵とそこに併設しているカフェが実は熊本にあるんです!
今回はそんな僕が本当は教えたくないほど素敵だったお店の紹介。
熊本市西区にある「浜田醤油 うさぎカフェ」
本日、紹介するのは熊本市西区、白川沿いの住宅街の中にある「浜田醤油」と、そこの2階にあります「うさぎカフェ」
閑静な住宅街の中、細い道を進んだ先に在るのですが
このように「いかにも!」な感じの建物が突如として現れるのでGoogleMapを信じれば問題なく辿り着けます。
この蔵は1818年創業以来、修復、保存されてきたことから国登録有形文化財に指定されているとのこと。
無料駐車場が建物の傍にあり、20台ほど停めることができます。
来店時は車で一杯だったので、閉店するまで外観撮影は待機してました(笑)。
建物裏、歩きたくなるくらい気持ちがいい路地。右手には白川が広がっています。
こちらはかつて地下水を組み上げる際に使用していた受水槽。
煉瓦造りであるところに歴史を感じます。
ロゴがカッコいい、ステッカーとかあったらスマホの裏に貼りたいです。
入口は2つありました。
このように「浜田醤油」「うさぎカフェ」両方の顔があるのはワクワクしますね!
何よりカッコいい!
実を言うと外観散策だけで10~20分楽しんでしまいました(笑
待ち時間すら楽しい館内
いざ入店。
うさぎカフェのロゴがある側の入口から入ったのですが、シックでモダンなデザインの館内。美術館かな?と感銘を受けました。
ひとまず、こちらの階段を上がった先にあるカフェへ受付。
他のお客さんで満員だったので名前と電話番号を記入して館内散策!
製造している醤油だけでも濃口、甘口、さしみ醤油等多くの品目が揃っています。
人によって醤油の味の好みって様々ですよね。
そんな醤油シリーズの中でも特に目を引いたのがこちらの醤油。
浜田醤油代表的な商品「7代目」。なんと、他の醤油よりも2倍の熟成期間を要するんだって!
また、醤油以外にも色んな商品を出しており、、、
ダシと塩。
ポン酢。
味噌。
手前の樽型テーブルの手前はドレッシング、奥はバルサミコ醤油。
特に僕の目を惹いたのはカラフルなドレッシング。なんと国産の桜、抹茶、ゆずを使用しており香りも自然由来!これは確かに揃えて飾りたくなりますね、、、!
これら綺麗に展示販売されているものは全てオリジナルの商品!
「買ってみたけど、どうやって使ったら良いのか分からない、、、、」
そう迷った方もご安心ください!公式ホームページにレシピも掲載されているんです!
蔵の間取り。写真右側には受水槽があるので、うさぎカフェ側の入り口です。
天井は吹き抜けで、自然光が優しく館内を照らしてくれています。
待合、応接間。ガラスの先に見える新緑がより強調されてとても綺麗。
左手は商品の製造ラインを見ることもできます。
とっても綺麗な製造環境。
事業の歴史と構造的な特徴の紹介を文章と写真、映像を交えて掲示していました。
館内で特に魅力を放っていたのがこちら!
こちらは看板商品である醤油「7代目」を熟成させている木桶、それが10個あります。
このような製法を導入している施設は日本国内で見て1%以下、熊本ではここだけなんだって!
この巨大な木桶の前で自撮りを撮っている方もちらほら。
こちらに伺う前は、渋かったり、硬派な印象があったのですが、どこを観てもオシャレな造り!
その秘密は、なんと国立競技場を手がけたことで有名な隈 研吾さんが設計しているんですね。
素人の目を持った僕でも惹かれる館内です。
醤油が堪能できる素敵な和スイーツの数々
電話で連絡があり入店。
テーブル席とカウンター席があります。
この巨大な木桶を上から眺めることもできる席もあります。
天井は吹き抜けになっており、外装が剥き出しになっています。
この縦に伸びる照明との組み合わせがこれまたかっこいい、、、
今回はカウンター席にしました。
正面には可愛いうさぎの置物が綺麗に並んでおり、その側には熊本地震により剥き出しになった建物の骨組み部分を敢えて見せるような造りをしていました。
魅せ方次第でこうも傷跡がまるで芸術作品の一つのように生まれ変わってしまうなんて、、、
ランチもスイーツも楽しめるラインナップ。
ランチの後に伺ったので今回はカフェスイーツを堪能できたらな、、、と思い、、、
今回はスイーツメニュー4品とお抹茶を注文しました!
醤油ソフトクリーム(500円)
濃厚なミルクにほんのり醤油風味がプラスされていて新感覚!
後味は、「食べるバターアイス」のようなコクを感じました。
飽きが来ず気づいたら食べてしまっていましたね。
あと、写真の通り控えめな醤油カラーなのも良いよね。
写真もじっくり撮っていたのですが、時間が経っても不思議と形が崩れにくい印象。
側にある可愛いうさぎデザインのモナカに挟んで食べる楽しみ方。
あと、耳が折れやすいので慎重に挟んでください。
・満月プリン(700円)
上にアイスが乗っていて、掬ってみると硬めなプリンです。
先ほどのソフトクリームと同様にプリン自体に醤油が含まれているんですが、より風味が強い印象。イメージとしては塩キャラメルに似ているかな?大人に好まれそうなプリンです。
隅にある塩をつけることでこれまたプリンの甘さが強調されたり、色んな食べ方で楽しむことができます。
・醤油団子(700円)
モッチモチのお団子に合うみたらしソース。甘さはあるものの、酸味があるので甘いものが苦手な方にもオススメ!
・蔵スイーツセット(1650円) ※紅茶、コーヒー付き
1プレートで色んなスイーツを堪能できる大人気のメニュー。
数量限定なので、こちらを頂きたい場合には早めに入店することをオススメします。
醤油ソフトクリーム、団子、もなか以外の下記3品は季節によって変わるとのこと。
・レアチーズケーキ
バルサミコ醤油が入った優しい酸味が特徴のケーキ。
2層構造になっていて、下はイチゴで薄くピンク色づいています。
・米味噌のフィナンシェ
しっとりとした食感で、主張しすぎない程度に味噌を感じることができます。
この組み合わせが馴染み過ぎてスタッフさんに思わず感動を伝えてしまいました。
・梅ゼリー
ほのかな梅の酸味と醤油の香りを堪能できる黒豆の組み合わせがとても上品で後味すっきり!
・お抹茶(450円)
その場で点ててくれて、この工程を眺めているだけでホッとします。この独特の渋さがスイーツとの相性間違い無しでゆ〜っくり堪能していました。
ランチもスイーツも楽しめるラインナップ。
まとめ
今回紹介したスイーツは全て浜田醤油さんの商品を使っています。
醤油とスイーツってそもそも合うの?
僕はそんな疑問を抱いた状態で頂いたのですが、甘いスイーツがあまり得意でない方にも食べやすいラインナップとなっていて、ワクワクさせられました。
ところで、何故「うさぎカフェ」という名前なのでしょうか?醤油との繋がりが何かあるんでしょうか?
スタッフさんに訊いてみたところ素敵な秘密が隠されていました。
こちら浜田醤油さんが経営を開始したのが1818年。
そこから今まで7代まで続く歴史があるのですが、どの代も揃って卯年生まれであることから、この名前になったとのこと。
昔ながらの造りを大切に残しつつも、そこに近代建築のノウハウがふんだんに盛り込まれた建物。
来客をうっとりさせる程に品質管理が徹底されている環境と素敵なスイーツを目の当たりにすることができました。
またお食事としても利用したいお店だったので、これからも利用させていただきます!
食べて学べるインスタ映えなカフェ、是非足を運んでみてね!
うさぎカフェ
住所 | 〒861-5287 熊本県熊本市西区小島6-9-1 浜田醤油2F |
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駐車場 | 専用無料駐車場20台 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 月曜日・日曜日 |
電話番号 | 096-329-7111 |
ライター紹介
肥後ジャーナルライター
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