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車がなくても本当に阿蘇で遊べるのか?を1人旅で検証してみました

ライター:ムトー ムトー
キーワード:

熊本は車社会。

よく聞く言葉ですし、私自身も移動はもれなく車です。

大声で歌おうが誰にも迷惑かけないし、何よりも行先を自分自身で決められるその勝手の良さに魅了されているのですが、気づけば毎回同じルート。

こっじゃいかん。

そんなことを考えていたときに見つけました。

これ。

これを利用すれば車がなくても阿蘇で遊べるんです!!


説明しよう!!!

「阿蘇 Be MaaS」とは「くまもっと! 観光MaaS」が発売しているお得な乗り放題チケット。

注目は、これだけついて料金1DAYパス3,000円、2DAYパス4,000円と、かなりお得なところでしょう。

お得なうえに

この自由度よ。

調べたところ阿蘇市エリアと南阿蘇エリアと2種類のルートが選択可能。しかも南阿蘇~阿蘇山上ルートも運行なんですって。

行くしかねえ。

という訳で今回、車がなくても本当に阿蘇で遊べるのか?を1人旅で検証してみたいと思います。

それではここで出発前に決めたスケジュールを発表します。

1.午前中は南阿蘇でまったり遊ぶ

2.お昼は草千里でなんか食べる

3.午後は高森で楽しく遊ぶ

さあやってみよう!

公式サイトはこちら

阿蘇くまもと空港から出発!

出発するときから勝負は始まっているので、まずはどこから乗車しようかと考えてたところ

阿蘇くまもと空港からパーク&ライドならば駐車場無料券もらえるとの情報を入手。

行くしかねえ。

ここが乗車場所みたいです。

空港慣れている人なら「あーー!!」ってなるのかもしれませんが、普段さほど利用しない私はピンとこなかったんですね。

まあきっと行けばわかるはず。まずは乗ってきた車を空港内の駐車場に駐車します。

平置き駐車場のほか立駐も無料なので好みの場所を選ぶといいでしょう。

通常であればこのお値段ですからね。それでも街中と比較するとお安いほうではあるのですがこれが無料になるのはありがたい話です。

案の定、周遊シャトルバス乗り場どころか駐車場の出口がわからずアタフタしましたが、この歩行者用の通路をひたすら空港に向かって歩いていきます。

すると「ショップ&レストラン」の建物が見えてくるのでここは、迷わず中に入っていきましょう。

そのまま視線をまっすぐ正面に向けるとバス乗り場の案内表示があるので、お店を出て右に曲がります。

最初に見えるは肥後おおづ駅行きの空港ライナー。このバス停を右側にみてそのまま進むと

次に乗り場2の県庁やサクラマチに向かうバス停が見えてきます。

この乗り場2のバス停から横断歩道わたったところです。

はい無事到着!駐車場から時間にして7~8分ほどと言ったところでしょうか。

ここでチケットをいただいたら、いよいよ楽しい旅の始まりです。

車では見えない景色に出会えるはず!!

南阿蘇でまったり遊ぼう

ぼやーーっとしてたらあっという間に「あそ望の郷くぎの」に到着しました。

遊びかたに困ったらここに行くしかねえ。

「南阿蘇でまったり遊びたいんですが、なんかおすすめないですか?」

「阿蘇 Be MaaSを利用されてお越しになられたんですね。であれば…

このレンタサイクルの1,000円割引を使って、今日到着した電動バイク(スマートEV)に乗って水源巡りはいかがでしょう?」

めちゃくちゃ近未来!!って推してもらったんですが、近未来の意味がよく理解できません。

そこで見せてもらったのがこれ。

想像以上の近未来よ!これはテンションあがる。

車体に記載されているUMOという文字が何なのかそこにいた全員がわかってませんでしたがいいんです。乗り方さえわかれば。

ちなみに乗り方はきちんとレクチャーしてもらえるので安心ですよ。多分自転車乗れる人なら誰でも乗りこなせると思います。

せっかくのバイクだし、普段車で行きにくい水源巡りをしてみることに。

いい風が吹いて気持ちいいの極み。

もう見えてきました。ここを左折します。

こう見ると「軽自動車ならいけるんじゃない?」って思いますよね。実際ここまでなら確かにいけます。

しかし問題は

ここからよ。

この狭さよ。電動バイクのポテンシャルを遺憾なく発揮できる場所じゃないですか。よっしゃゴイゴイ行きましょう。

うい~~とうちゃ~~く

伝わりますか、この透明感。

木がそのまま水面に映し出されているその美しさ。

確かに湧き出ているのにとっても静か。

ここで心落ち着かせ、次も同じく車では行きにくい狭い水源…

「竹崎水源」へ進みます。

ここも本当に水ある??ってほどの透明感。もうすごいんですよね。

ちなみにここ竹崎水源、個人的電動バイクで走ると気持ちいいポイントが充実。

まずは竹崎水源に向かう途中のこの道と

帰りの道。一見すると普通の道なんですが電動バイクで走ると心地いい坂道なんですよ。

段差も少ないし「とぅぅぅぅぅる(巻き舌)ひゃっほーーーー!!!」ってなれますのでおすすめです。

帰り道もゆったりまったりとバイクを走らせ周りをキョロキョロとしていたら

南阿蘇のいたる場所に水が流れているということに気が付きました。

生活に溶け込んでいる水路や湧き水。

想像以上の水との近さに驚いてしまうほど。

普段どんだけぼーっと運転してたんだと思い知る瞬間です。こんなにいい景色が県内にありながらスルーしてたなんて。

つきなみな表現ですが、ほんとうにここはゆっくりと時間が流れています。

もっとゆっくりと他の水源もめぐってみたかったんですが草千里へ向かうバスの時刻が迫っているので…

電動バイクを返却し、次は草千里へGO!

阿蘇山上で舌鼓

今回の目的は車なしでどんだけ遊べるか?なんですが、草千里まできたのは完全に食。

というのも、「観光に来る場所で食事するところじゃない」という完全なる地元民の思い込みゆえ、実は草千里で食事したことないんですよ。

どっかよかとこないかなーと探していたところ

なんかよさげなお店発見。

ドゥースヌッカ。

おすすめを伺ったところ「ヌッカバーガー」が人気なんだとか。ということで早速注文。

「お待たせしました」の声と同時にやってきたヌッカバーガーのビジュアルにまず驚きました。さあご覧ください!

緑!!!

阿蘇山の色と芝生の色と完全にリンク!!

そして見た目だけじゃないんです。

断面図で分かるようにお肉が分厚っ!!もちろん使用しているのは、あか牛。

ちなみにバンズの緑は小松菜で色付けしているんですって。

野菜も地域のものを使っているんだそう。美味しいのはもちろんですがボリュームがえぐい。

普段ハンバーガーじゃ満腹になんてならないって方もこれは満足できるかと。

まあ私は

数量限定カヌレもデザートとしていただきましたけど。

外はカリッ中はしっとり。そしてアールグレイの芳醇な香り。

これ最高やない?

聞くとこのカヌレは玉名の名店ロワゾーブルーのオーナーシェフパティシエ霜上さんとのコラボ商品だとか。そら美味いわ!

ごちそうさまでしたを告げた後、コーヒーを購入するため草千里珈琲焙煎所へ向かいました。

周遊シャトルバス発車まで間に合うか?

間に合うのか??

はい間に合いましたーーー。

せっかくですから美味しいコーヒーを持参したかったんですよ。次はいよいよ高森町に出発!!

高森はぐるちゃり乗って腹いっぱい

草千里から高森までのルートもあるにはあるんですが、せっかくなのでほかの交通手段で行ってみたい。

ということで一度あそ望の郷くぎのに戻り、今度はそこからタクシーで高森町まで向かいます。

もちろんタクシー割引チケット(1,000円)を使って。

やってきたのは高森駅目の前にある観光案内所。困ったときには大体地元の観光案内所で聞けば間違いないんです。

ちなみにおすすめされたのが、ぐるちゃり。

通常のレンタサイクルと、ぐるちゃりの違いってなんだろうと伺ったところ

「レンタサイクルは2時間といった感じで時間制限があるんですが、ぐるちゃりは16時までに返却してもらえればいいので、ゆったりと楽しめます。それとチケットをお渡ししますので、それをもって対象店舗を回ると無料でもらえるサービスとかありますね」

「ぐるちゃり一択で」

対象店舗は15ケ所。いけるところまでいきましょう!

まずは旨乃蔵にてコロッケを入手。

これがもう美味いのなんの。ポテトがなめらか!めちゃくちゃ丁寧に裏ごししてあるんです。これが無料てあーた。

山見ながら食べるコロッケうまぁ

馬もかわいいなあ。今度またゆっくりきます。

続いて千本桜マドレーヌなるもの発見。

ここのお母さんがとにかく優しい。

汗だくでチャリ乗り回している私をやたらと心配してくれました。

お母さんと同じくとっても優しい味。しっとりとしてほどよい甘さで。

しかもこれも無料。

さあどんどん行きましょう。

ほい、言わずと知れた名店マルキチ醤油。

「ぐるちゃりのチケットで醤油アイスお願いします!」

「はーい、注文いただいてから作るのでちょっとお待ちください」

できあがるまで店内をご覧になられててください。醤油をはじめたくさんのオリジナル商品がありましたよ。

「お待たせしましたー」

これまた絶品。

昔なつかしトルコアイスのように、ぬーーんって伸びるんですよ。そして中からみたらしのような醤油が味のいいアクセントに。

そう、すっかりと忘れていたのですが私調べで

「どこの飲食店に行っても美味い町」ナンバーワンがここ高森町なんですよ。もちろんすべて制覇したわけじゃないので絶対とはいいがたいですが、大体美味い。

なぜなら下処理がとても丁寧で

ボリュームがある。

忘れてたわーーー。最後に高森行くなら草千里の食事の量考えるべきだったーーー。

ほかにも

高森駅前にあるラーメン屋さんでは餃子5個プレゼントだったりと、魅力が詰まったこの「ぐるちゃり」。

あっという間に帰りのバスの時刻がきてしまったので、後ろ髪ひかれる思いで高森をあとにしました。

期間限定なので気になる方はぜひ!

行く前は本当に車なしで、しかも1人で行って楽しめるのかと疑心暗鬼でしたがもう声を大にして言います。

全く問題なし!!!むしろ1人旅にハマりそうだわ!

今回ご紹介した阿蘇 Be MaaSは11月末までの期間限定。

秋の阿蘇を十分に堪能できるこの機会、ぜひお見逃しなく!!

普段とは違う景色、そして体験があなたを待っていますよ。

詳しくはこちら

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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