【宇城市】海の側に眠る古墳~小田良古墳(チンカンサン)~
公開日: 2024.02.20
ライター:ひらの三角に美味しいものを食べに行く途中の57号線の道沿いに、いつも「あれなんだ!?」という場所があり、調べると古墳という事が分かりましたので、今回は目指して行って参りました。
海沿い、行き過ぎてしまう場所
熊本市方面から出発すると、
海の前の特等席「AKASE海岸」の貝汁とエビフライが控えめに言って最高だった | 肥後ジャーナル – 熊本の今をお届けするメディアサイト (higojournal.com)
レストラン「AKASE海岸」から車で3分程、少しだけ車をゆっくり走らせると左手に
絶対に見落とす看板があります。この看板の反対側の海の方に、小田良古墳と呼ばれる、小さな古墳があります。
こちら、屋根の下です。グーグルマップにも載っていない場所なので、本当に知る人ぞしるという場所なのでしょう。
車が飛ばしてきますので、渡る時にはくれぐれもお気を付けください。
そして古墳に近づくにはこういった道を降りるので、晴れた日に寄ってみる事をお薦めします。
小田良(おだら)古墳(チンカンサン)を見る
背景の海、そして島原が美しいです。
屋根が設置してあり、説明書きもありました。6世紀前半の装飾古墳との事。気が遠くなる程の昔の事です。
この石積みが地元ではチンカンサンと呼ばれ、この下から昭和52年に装飾古墳が見つかったとの事。46年前の事になりますね。記者の産まれた年でした。
内側には二区の屍床(ししょう)が設けられていたそうです。(屍床とは古墳の内部に遺体を安置する所の事)
この日の海は、きらきらと美しく静かでありましたが、雲仙普賢岳の噴火による津波にて、多大な被害があったようです。
こちら小田良古墳のレプリカが【公式】熊本県立装飾古墳館 (pref.kumamoto.jp)にあるようなので、両方見てみるのをお薦めします。
まとめ
静かな空、海、大半を失ってしまったが存在感のある古墳。このままずっと静かに平和に残りづつける事を祈って、大切にしてくださる地域の方々に感謝して帰路に着きました。
皆様の是非ドライブの途中に寄ってみてはいかがでしょうか?
小田良古墳
住所 | 宇城市三角町中村 |
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駐車場 | なし 迷惑にならないように路駐する場所はあります。 |
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