見つからないお店!看板のない「coco de NADIR(ココ・ド・ナジール)」でほっと一息つく幸せ
公開日: 2021.12.09
ライター:ちえ隠れ家のようなお店は多いですが、近所の人でさえもお店があることを知らないようなカフェギャラリーが、今年10月、ひっそりと国府にオープン!
画家のオーナーがゆったりと営むカフェギャラリーは、あたたかく、のんびりとくつろげる居心地のよい空間です。
看板のないお店
お店の情報を聞いて、GoogleMapで「coco de NADIR(ココ・ド・ナジール)」を検索し、向かってみましたが、どうもそれらしき店舗が見つからず…近所の美容室の方に聞いても、「?」の顔。
そして見つけたのが、こちらのGRANPARK国府。
こちらのマンションの1階のお部屋がお店になりますが、看板一つない、穴場中の穴場、キングオブ穴場といった感じです。
駐車場は、マンション正面の駐車場にこちらの黄色い看板が設置してあり、ここに1台とめられます。
お部屋番号は103号室。オートロックの入口で呼び出しして開錠してもらい、マンションに入るとすぐ、目に飛び込んでくるドアになります。
店内は、小さなキッチンとソファー席が2席。
奥には個室のテーブル席もあり、「おじゃましまーす!」と、お友達のおうちにきた感覚で、のんびりくつろげるお店です。
食事とスペシャルティコーヒーをのんびり楽しむ
こちらでは、こだわりのロースターさんから仕入れるスペシャルティコーヒーや、カレー、高菜やきめし、だんご汁などを楽しむことができます。カフェですが、素朴で泥臭い感じも大切にしたいと、郷土料理や和食も提供されているのが素敵です。
モーニングも楽しんでもらいたいと、朝8時から営業されており、世田谷サンドイッチなどのメニューも。
だんご汁セットは、おにぎりとサラダ付きのセットで750円。
サラダは、レーズンや北海道コーンも入っていて食感も楽しめるサラダです。
だんご汁は、柔らか~い里芋に、れんこんや椎茸、人参、鶏肉など、具だくさんであったまります。
そしてだんごがもう、美味しい中華料理屋さんで食べる海老のように、プリップリで美味!こちらは小麦粉と片栗粉を混ぜて、少し寝かせて作られているそうです。
食後は、スペシャルティコーヒー(単品で500円・食事とセットで400円)をいただいてみました。
この日のコーヒーは、エチオピアのイルガチェフェ地区にある、標高1,800~2,200mのコチェレエリアというところで精製されたという、モカ・イルガチェフェ。深みがあり、香り高いのに、酸味や苦みは少なく、コーヒーに詳しくない私でも、うっとりするほどの美味しいコーヒーでした。
お料理には、小さなお菓子もついてくるので、コーヒーと一緒に楽しむと、プチハッピーな気分に。
週末限定の特別ランチや、これからの季節に嬉しいホットワインも楽しむことができますよ。
ギャラリーカフェの魅力
こちらがオーナーの坂本さん。とっても明るく気さくな方です。
坂本さんは、15~16年ほど前に、菊池観光ホテル内の喫茶「coco de NADIR(ココ・ド・ナジール)」で働かれていたそう。その後、長らく東京でグラフィックの仕事をされていましたが、熊本地震をきっかけに、ご両親のこともあり帰熊。
大学時代からの「画廊喫茶をやりたい」という夢を、ここ国府でかなえられました。
「東京でいえば自由が丘みたい」と坂本さんが言われる国府は、静かでカフェ向きで、坂本さんも好きな場所とのこと。
店内には、いろんなテイストの絵画やグラフィックが展示されていますが、一枚飾るだけでも空気が変わる絵の力を感じます。
坂本さんは、デッサンや絵画製作、デザインなどのお仕事も受けられています。
「写真を一枚もらってから描くよりも、その人に会って、話をしてから描きたい」という坂本さんの絵には、魂や想いが込められています。
デザインやデッサン、絵画製作、デザイン教室の開催等のお仕事も受けられているので、気になった方は、ぜひご相談ください。
本を読みながらゆっくりスペシャルティコーヒーを飲んだり、仕事前のモーニングに利用したり、物思いにふけったり…のんびりと、普段使いしてほしいという隠れ家カフェ。のんびりリセットして整える場所として、皆様も利用されてみてはいかがでしょうか。
coco de NADIR(ココ・ド・ナジール)
営業時間 | 8:00~17:00 ※営業時間外もご相談ください。 |
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定休日 | 不定休 ※Instagramをご確認ください。 |
駐車場 | あり(1台) |
ホームページ | |
電話番号 | 090-1178-8242 |
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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