「わぁ~!懐かしい!」がいっぱい!古き良き新町の隠れ家「花遊」
公開日: 2021.07.16
ライター:ちえ大量生産・大量消費の時代になり、古いものを見る機会は少なくなりましたが、古いものこそ長持ちしたり、職人技が光っていたりと、新しいものにはない魅力があります。古き良き文化に触れられて、おいしい食事をしながら、思わず懐かしい気持ちになれる、お宝が眠る新町のお店を紹介したいと思います。
ノスタルジックにひたれるお店
新町の「花遊」は緑に覆われており、看板や幟がなければ通りすぎてしまいそうな、ひっそりとしたお店。
扉は、かがまないと通れないような高さなので、頭をぶつけないように注意が必要です。
中に入ってみると、うわぁーっ、すごい!!
お店は薄暗く、優しいあかりがともっていて、骨董品がたくさん!昔のばあちゃんちのような、独特な雰囲気です。
自然木で作られた年季の入った火鉢があったり…
配線を修理して使えるようになったという、昔の電気燭台や、お客様が持ってこられたという看板など、どこを見ても懐かしいものや珍しいものばかり!唐人町にあったという格子戸や、二本木遊郭で使われていた入口の扉など、一つ一つ歴史があるものばかりです。
トイレは「録音室」と表記されており、洒落がきいています。
女性好みの上品なランチ
ランチは現在は、1,100円のランチのみとなっています。
大きなお盆に、お料理がぎっしり!
サラダや唐揚げ、煮物に焼き物など、野菜もお肉もお魚も楽しめる、贅沢な御膳です。
茶碗蒸しの中にはゴマ豆腐が入っていたり、こんにゃくを大葉で巻いたフライがあったりと、珍しいものも多く、どれも上品な味付けでおいしい!
唐揚げには、自家製の絶品甘酢がかかっており、こちらは390円で販売もされています。
チキン南蛮や肉団子、揚げ物などにつけても美味しい甘酢で、家庭でも活躍しそう…。
ランチには320円(予約すれば250円)でデザートとコーヒーもつけられます。
これまたかわいらしい器で、お花は店先から摘んでこられたもの。
添えられていた短めのお箸は、60年ほど前の、運動会の重箱の弁当箸だそうです。
こうして、古き良きものに命が吹き込まれ、今もなお使われていることがうれしくなります。
テイクアウトのお弁当もたくさんあって、どれも涎が出そうなほどおいしそうなものばかりです。
眠れるお宝がズラリ!熊本の歴史も伝える骨董品
店主の那須さんは、骨董品を集めておられ、2階にはお宝がたくさん!
コレクションというよりは、「家の解体などで捨てられていたけど、まだ使えるものばかりでもったいないので…」と集められたそうですが、見ているだけで興味津々!
交換士が必要で、もう使えなくなった昔の電話に…
おもしろい形のコーヒーミル。
こちらは、二本木の遊郭で使われていたという手書きの庭椅子。
子孫繁栄の象徴であるザクロが描かれており、黄色のものは高貴なものだそうです。
ひとつひとつに歴史があり、いろいろなものを見ているうちに、ある程度の目利きもできるようになってきたとのこと。
興味がある方がいらっしゃれば、14時頃であれば、ゆっくり案内もできるそうです。ランチだけでなく、お店のノスタルジックな雰囲気や、味のある骨董品まで楽しめる、魅力たっぷりのお店です。
花遊
営業時間 | ランチ 12:00~14:00(前日まで要予約) ディナー 18:30~ 1日1組(6名様以上ご予約可) 3,300円コース・4,200円コース |
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駐車場 | なし |
電話番号 | 096‐328‐8744 |
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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