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大量生産・大量消費の時代になり、古いものを見る機会は少なくなりましたが、古いものこそ長持ちしたり、職人技が光っていたりと、新しいものにはない魅力があります。古き良き文化に触れられて、おいしい食事をしながら、思わず懐かしい気持ちになれる、お宝が眠る新町のお店を紹介したいと思います。


ノスタルジックにひたれるお店

新町の「花遊」は緑に覆われており、看板や幟がなければ通りすぎてしまいそうな、ひっそりとしたお店。

扉は、かがまないと通れないような高さなので、頭をぶつけないように注意が必要です。

中に入ってみると、うわぁーっ、すごい!!

お店は薄暗く、優しいあかりがともっていて、骨董品がたくさん!昔のばあちゃんちのような、独特な雰囲気です。

自然木で作られた年季の入った火鉢があったり…

配線を修理して使えるようになったという、昔の電気燭台や、お客様が持ってこられたという看板など、どこを見ても懐かしいものや珍しいものばかり!唐人町にあったという格子戸や、二本木遊郭で使われていた入口の扉など、一つ一つ歴史があるものばかりです。

トイレは「録音室」と表記されており、洒落がきいています。

女性好みの上品なランチ

ランチは現在は、1,100円のランチのみとなっています。

大きなお盆に、お料理がぎっしり!

サラダや唐揚げ、煮物に焼き物など、野菜もお肉もお魚も楽しめる、贅沢な御膳です。

茶碗蒸しの中にはゴマ豆腐が入っていたり、こんにゃくを大葉で巻いたフライがあったりと、珍しいものも多く、どれも上品な味付けでおいしい!

唐揚げには、自家製の絶品甘酢がかかっており、こちらは390円で販売もされています。

チキン南蛮や肉団子、揚げ物などにつけても美味しい甘酢で、家庭でも活躍しそう…。

ランチには320円(予約すれば250円)でデザートとコーヒーもつけられます。

これまたかわいらしい器で、お花は店先から摘んでこられたもの。

添えられていた短めのお箸は、60年ほど前の、運動会の重箱の弁当箸だそうです。

こうして、古き良きものに命が吹き込まれ、今もなお使われていることがうれしくなります。

テイクアウトのお弁当もたくさんあって、どれも涎が出そうなほどおいしそうなものばかりです。

眠れるお宝がズラリ!熊本の歴史も伝える骨董品

店主の那須さんは、骨董品を集めておられ、2階にはお宝がたくさん!

コレクションというよりは、「家の解体などで捨てられていたけど、まだ使えるものばかりでもったいないので…」と集められたそうですが、見ているだけで興味津々!

交換士が必要で、もう使えなくなった昔の電話に…

おもしろい形のコーヒーミル。

こちらは、二本木の遊郭で使われていたという手書きの庭椅子。

子孫繁栄の象徴であるザクロが描かれており、黄色のものは高貴なものだそうです。

ひとつひとつに歴史があり、いろいろなものを見ているうちに、ある程度の目利きもできるようになってきたとのこと。

興味がある方がいらっしゃれば、14時頃であれば、ゆっくり案内もできるそうです。ランチだけでなく、お店のノスタルジックな雰囲気や、味のある骨董品まで楽しめる、魅力たっぷりのお店です。

花遊

営業時間

ランチ 12:00~14:00(前日まで要予約)

ディナー 18:30~ 1日1組(6名様以上ご予約可)

3,300円コース・4,200円コース

駐車場

なし
すぐそばに有料パーキングあり

電話番号 096‐328‐8744

ライター紹介

ちえ

ちえ

熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。

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