看板を掲げて今年で40年!上通りにあった老舗喫茶店「焙炉(ホイロ)」が、12月23日に中央区大江1丁目に移転オープンしました。昔と変わらない特大オムライス、手塚治虫のマンガ本、気さくなマスター。新たなスタートを切った「焙炉(ホイロ)」に行ってまいりました!
地震の影響で退去せざるを得なくなり大江に移転
休業していた「ホイロ」。いつ再開するのか気になっていましたが、今回新たに移転オープンとなりました。
場所は子飼橋近くで、渡鹿方面から来ると、子飼橋を渡る直前の交差点を右折した角です。。目印は小さな看板と、オムライスの幟(のぼり)です。
ドアを開けると長いカウンター席と奥にテーブル席。全部で10席程度です。
マスターに移転の理由を聞くと「いろいろあって今年8月末頃に出らなきゃいけなくなってね。そっから新天地探しと、工事の遅れでみんなを待たせてしまってね」とのこと。移転オープンまでの道のりは長く険しかったそうです。しかし、持ち前の明るさと昔からの常連さんの協力、そして励ましの言葉に支えられ無事に移転されました!
なぜ大江だったかというと…
「50年くらい前に住んどったんよ大江に。だけん、ここ見つけた時は嬉しかったねぇ」ということでした。
お話をお聞いている間に、注文していたオムライスがやってましりました。
懐かしい味とボリュームたっぷりの名物オムライス
相変わらずの大きさでした!
まるでラグビーボールです。お味噌汁付きで¥650(税込)。
中身は大盛りのケチャップライスです。
多分お茶碗3杯分はありました。
ほかにも、以前の店舗と変わらないメニューが提供されています。
以前と変わらないモノは、料理だけではありませんでした。
落書きという歴史が刻まれたテーブル
「開店当時に飯ば食べにきよった大学生は、もう定年ば向かゆっけんね」
と語るマスターの言葉を証明する物が、以前の店舗で使っていたテーブル。
見るからに年季が入ってます。
何が書いてあるかは正直わかりませんが、落書き(彫り)だらけ。
「落書きのひとつひとつが、言わば年輪みたいなもんたい」とマスター談。
そして、焙炉(ホイロ)といえば漫画
手塚治虫作品がたくさん読めます。
割と最近の漫画も置いてありました。
カウンター奥にはたくさんのレコード盤が並んでます。
昭和の喫茶店ならではの風景です。
まとめ
「街の喫茶店」から「学生街の喫茶店」へ…震災を乗り越え、マスターの古巣で移転オープンした焙炉(ホイロ)。
昭和の風情と味を体感しに、上通時代に足を運んでいた方はもちろんですが、ぜひとも学生さんに通って欲しいお店です。
■ 焙炉(ホイロ)■
定休日:火曜日
駐車場:2台
TEL 096-371-1345
住所:熊本市中央区大江1丁目5−31
ライター紹介
伊藤
演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期48歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。
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