ごはんの用意で台所に立つのもおっくうな暑い毎日。

コレと炊いたご飯が冷蔵庫にあれば、とりあえず一食はしのげる日本人にお馴染みの保存食。

近頃珍しくなった専門店を見つけたので突撃してきました。

お菓子屋さんに挟まれて

戸島熊本線の道沿いチーズケーキ専門店「BERGE」とマカロン専門店「Neugier」の間にある「KURUMI商店」。

9～13時開店の漬物専門店です。

日本の伝統的な保存食ですが、専門店となるとちょっと珍しい。

しかも、販売する漬物はすべてお店で仕込んでいます。

定休日は水曜日と日祝日。

支払いは現金のみとなっています。

駐車場はお店の前に2台分あります。

フードロス対策にも

ご店主は東部青果市場で卸のお仕事の傍ら、今年の5月にお店をオープン。

市場で廃棄される規格外野菜や、農家で収納できず廃棄される野菜をどうにか活かせないかと考えていたそうです。

そんな時、長年自宅用に作っていたお母様の漬物を販売できないか？と思いつき、調理場と一体のKURUMI商店ができました。

使う野菜は、東部青果市場で規格外になったものや農家さんから直接仕入れたもので、ほぼ国産です。

すべてお店の奥で仕込んでいるそうで、取材時もリズミカルな包丁の音が響いていました。

無添加・塩分控えめで作られているので、市販のものより賞味期限は短めですが、子どもや高血圧の人でも安心して食べられる味付けでリピーターを増やしています。

ウォーターサーバーやお菓子も「ご自由にどうぞ」とあり、ほっこり。

一番人気は…？

お漬物の種類は10種類以上。

量は130ｇと250ｇがありますが、250ｇのほうが割安です。

ショーケースに欲しいグラムがない時は店員さんに頼めば出してもらえますよ！

季節の野菜を使っているので、ラインナップは結構変わるようです。

今年はラッキョウがそろそろ終わるとのこと。

珍しいのは小松菜の漬物ですが、取材時は残念ながら欠品でした。

こうも暑いと、野菜の確保も大変ですよね…。

お店で一番人気はたくあん。

最近人気の「梅大根」は、梅干をつけた時の漬け汁を使った季節の人気商品ですが、漬け汁がなくなると販売終了です。

お早めに！

野菜もお手頃！

暑さで野菜が高騰している中、KURUMI商店ではお手頃価格で買うことができます。

ラインナップは仕入れ次第で、この日はキャベツ・トマト・ジャガイモ・玉ねぎ・ニンジン・ピーマンなど台所のレギュラーが揃い踏み。

あと、おつとめ品とは言え、ゴールドキウイが5個で150円！

実食！

色々目移りして、4種類買っちゃったお漬物。簡単食レポです！

「胡瓜のからし漬」（162円）は辛子の風味が食欲をそそり、お茶漬けに入れるとポリポリ感がいいアクセントでした。

「梅大根」（250円）は、シソの葉入りでさっぱり食べられて、パリパリ食感が楽しい。

1番人気の「たくあん」（194円）は、塩味より大根本来の甘味が感じられて、箸休めにもピッタリ。

個人的に大ヒットだったのが「生姜の佃煮」（405円）！

鰹節がいいアクセントになっていて、ご飯はもちろんお酒のアテに最適でした。

常備していると心強いお漬物、ぜひKURUMI商店でお気に入りの味を探しに行ってみてください。

※記事公開後は込み合う場合がございます。できましたら、日を開けてのご利用をお願いいたします。

KURUMI商店