夏はうだるような暑さがいつまでも続き、かと思ったら一気に冷え込む熊本の気候。よく「熊本には秋がない」と表現されますが、そんな熊本人でも、ちゃんと秋を楽しみたい!!ということで、今が紅葉真っ盛りという旧細川刑部邸庭園に行ってきました!
震災で休館中の旧細川刑部邸
熊本博物館の隣にある、旧細川刑部邸。刑部家は、細川忠利公の弟、細川刑部少輔興孝が1646年に2万5千石を与えられて興したものです。建物は、もともと子飼で下屋敷として使用していたものを、平成2年から4年かけて移築したもので、熊本県の重要文化財に指定されています。
熊本地震の被害が大きく、今なお休館中ですが、11月23日~12月9日まで、庭園は無料開放されており、美しい紅葉を楽しむことができます。
門の隣には大きなイチョウの木があり、こちらも美しく紅葉しています。黄色い絨毯も楽しめて、写真撮影にもおすすめのスポットです。
美しく色づいた紅葉は圧巻!
入口から入ると、まず出迎えてくれるのが紅葉のトンネルです。
真っ赤に染まった紅葉を右に左にと眺めながら、美しい庭園の小道を歩く贅沢に酔いしれます。
自然が生み出すグラデーションも、ただただ美しくて、心が癒されます。
肥後菊の展示もありました。刑部邸の塀にかかる赤い紅葉も絵になります。
夕暮れ時からのライトアップと竹あかり
昼間の景色もとても素敵なのですが、夕方17時頃からはライトアップされ、また違った表情の紅葉と竹あかりが見られます。
薄暗くなった空に、ぼんやりと浮かび上がる赤い紅葉の美しいこと!!
夕方以降は、お屋敷の門に、熊本城の復旧・復元工事の映像がプロジェクターで投影されていました。
庭園奥の広場にも、竹あかりが設置されており、幻想的で美しい光の芸術が見られます。
さらに夜も深まると…
燃え盛る炎のような深紅の紅葉が、あでやかに闇夜に映えます。
竹あかりや、園内の木々を照らすブルーやグリーンの照明もとってもきれい!!自然の美を一段と際立たせてくれます。
まとめ
まだ震災の爪痕も生々しい旧細川刑部邸ですが、庭園の木々や景色は本当に美しく、思わず息をのむほどでした。昼間の光に照らされる紅葉も、夕暮れ時にぼんやり照らされる木々も、夜のライトアップも、それぞれに違う美しさがあり、何度行っても楽しめます。今が見頃の旧細川刑部邸庭園の紅葉は、一見の価値ありですよ!
旧細川刑部邸庭園 紅葉特別公開
期間 | 11月23日~12月9日 |
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時間 | 8:30~20:00(ライトアップは17:00ごろから) |
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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