お酒を飲んで語りたい。そんなときに優秀なのが、片手で食べられる串揚げですよね。野菜やお肉や海鮮をバランスよく、美味しく食せるお酒のお供のベストパートナー。それが串揚げ。

串揚げのお店は多数ありますが、今回は40年以上、営業を続けられている串揚げの名店「串揚げ　まさき」にお邪魔しました。カウンターのみのこじんまりとしたお店で、丁寧に揚げられた串揚げが堪能できますよ。

カウンターのみでしっとりと飲むのにぴったり

クラブ通り沿いのビルの奥に、ひっそりと存在する「串揚げ まさき」。

店内は、厨房を取り囲むように、コの字型にテーブルが配置されており、席はカウンター席のみ。

メニューを拝見すると、食事系は、串揚げ、おにぎり、ご飯、赤だしのみ、といたってシンプル。

カウンターのみの落ち着いた雰囲気なので、仲の良い人や大事な人ときて、串揚げを味わいながら、ゆっくりと語りながら飲みたくなる、大人のお店です。

使い込まれた鉄鍋で丁寧に揚げられる串揚げ

中央の調理場で、女将さんが慣れた手つきで衣をつけ、素材を次々に、手際よく揚げていかれます。

揚げたてをすぐにカウンターに出してもらえるので、アツアツの串揚げを食すことができるのが魅力です。

こちらの年季の入った鉄鍋は、創業当時から40年以上使い込まれているそうで、お店の歴史を感じさせてくれます。

上品で素材の美味しさを感じられる串揚げ

串揚げは、選んで注文するのではなく、コース形式になっており、女将さんが順番に出してくれます。

テーブルには、かぼすダレ、塩、ソースの3種が用意されています。

女将さんが串揚げを提供される際に、「これは塩でお召し上がりください」といったお声がけをしてくださり、美味しい食べ方を教えてもらえます。

出される串揚げは、海老を大葉で包んだものや、山芋の海苔巻きなど、手の込んだ創作串揚げがたくさん！

シンプルな野菜の串揚げも、素材の色が見えるほど薄い衣で、カラッと揚げてあるので、まったくくどさがありません。上品な串揚げで、どれも絶品です！

カニやキス、牛肉など、海鮮類やお肉もあります。この串揚げ、いったい何種類あるのかを尋ねると、なんと32種類用意されているとのこと。これだけの数の串揚げを、来店時間も違う何組ものお客様に、的確なタイミングで、順番に揚げて出される様子を見ていると、「さすがプロだなぁ」としみじみ。手の込んだ串揚げを多数準備されるので、仕込みには相当時間がかかるとのことでした。

野菜スティックも出され、串揚げの合間につまむのに丁度よい感じです。

串揚げは、最初から最後までいただくこともできますが、お腹がいっぱいになれば、途中でストップをかけることも可能です。

常連さんも多く、長く愛されているのも納得できる、正統派の串揚げ店。どこか懐かしく、ほっとするようなお店の雰囲気も素敵で、贅沢な時間を過ごせる名店でした。

串揚げ まさき