カシュっ
んごんごんご
ん~~~~~~~~!スーパー!!!
高森駅からこんにちは。
あなたにしか見えない心のナビゲーター、やま子です。
すっかりと春めいてきましたね。こんな季節、やま子結構1人旅に出ちゃうタイプ。
今回は、2023年に全面開通予定の南阿蘇鉄道が、なにやら面白いと聞いたのでやってきちゃいましたよ。
今しか感じられない空気がそこにある
今回の旅の舞台は、南阿蘇鉄道。
現在は高森~中松間という一部しか開通されておりませんから、なかなか乗り合わせる機会がございませんでした。やま子反省。
だってお話によると、現在1日3往復のみで、平日は乗客が0なんて日もあるなんて言うじゃありませんか。これは居ても立っても居られません。
なぜなら、やま子
目的地に着くことだけが電車の楽しみ方じゃないって、知っている。
しかもこの一部区間のみの運行も考えようによっちゃ、めちゃくちゃレアじゃありません?
こんなの生きている間にそうそうない機会だし。思い切って1人で乗ってみることにしました。
ちなみに切符は駅で購入するのではなく、電車内で整理券を取り、降車時に支払うシステム。
検温もクリアしたらさっそく乗り込みますよ。
少し大柄なやま子だけど、まあ座るから問題なし。
頭をぶつけるやま子を見て、車掌さんは二度見してたけれども、そのあとに
「はい!ラッキーだったね。これが最後の1枚」
ってシールをくれました。
なんかこういうのうれしい。しかも本当に取材とは伝えていなかったので、いつもこのようなコミュニケーションをはかっていらっしゃるんでしょう。
出発時にはほかの駅員さんが全力で手を振ってくれます。
さあ
春の風を感じていざ出発。
何ここ、電車内がアミューズメント
ガタンコトンとゆっくりとでも確実に動き出しました。
「ああ、こんな暖かい日にこんなゆっくりと過ごすのも悪くな…」
「まもなく左手側 高森湧水トンネルが見えてきます。その昔、この線路宮崎県の高千穂線とつなごうと、左側後ろの外輪山のふもとにトンネル工事を行いました。ところがその工事の途中で水が出てしまい、その水をとうとう止めることができません…
プシューー
さあもう間もなく高森湧水トンネルの入り口が見えてまいります!!!!」
え。なんかエアー音であんまりよく聞こえんけど、なんかめっちゃ喋るやん。バスガイドさんなの?
もうね、次から次に電車の窓から見える高森、そして南阿蘇鉄道の見どころを楽しく教えてくれるんです。
そして午後の紅茶のCMでおなじみ見晴台駅に到着するや否や
「しばらく待っていますから、どうぞ降りて撮影などされて結構ですよ」ですって!
もちろん降りたわ。
「ああそこの水色のシールがあるところが上白石萌歌ちゃんが立ってた目印」
「駅の自販機にはコーヒーや緑茶なんかはなくって、全部午後の紅茶」
もうここまでくると、私やま子じゃなく上白石萌歌ちゃんよ。
うっとりしていたら「もう大丈夫かな」って声かけられたので、慌てて乗車。んもう!気分はシンデレラよ。
そのあとも電車は進み、阿蘇白川駅に到着。
「はい、これが、南阿蘇鉄道が誇る夢の国。…を意識したつくりの駅ですよ」なんてウィットにとんだジョークまで。
やだ、楽しいわ。
どんどんここが浦安に見えてくるもの。
夢の国のキャラクターもいました。
その後もどんどん電車は進み、それに伴いどんな観光ガイドにも載っていないようなディープな情報が次から次へと、まさに水源のごとく湧き出るから一瞬も聞き逃せない。
まさに生きた知恵。
そしてあっという間に終点の中松駅に到着。
「どうする?また高森まで戻るんなら、高森駅でまとめて往復代支払う?」
「そうですね、また高森まで戻ります」
「じゃ出発まで時間13分あるから、駅周辺とか、通行止めの土嚢なんて撮るといいよ」
中松駅でピンときちゃった
お言葉に甘えて駅周辺を散策することに。
一見、線路がまだ続いているようにも見えますが、実はこの先はまだ通行止め。電車がこの先いけないように土嚢が積んでありました。
中松駅構内はこんな感じ。
昔懐かし戦隊ヒーローなんていたりして。
そういえば、肥後ジャーナルライターでサンバルカンポーズしてたわね。
※サンバルカンポーズが気になる方はこちらをどうぞ。
おっとここにも午後の紅茶…
紅茶…
やだ。いいこと思いついちゃった!
てことでやりました
もうここまでお膳立てされたら、「する」以外の選択肢なんてございません。
高森駅まで戻り、急いで車を走らせ再度、見晴台駅へ。所要時間なんと4分だったので、歩こうと思えば歩けた距離。
さあいよいよね。まずは名物ノートでテンションを整えたいところ。
ふふ。
では早速始めてまいりましょう。
おちつけ。こいごころ。
※完コピしようと思っていたのですが、あまりの音程に編集で心が折れました。
やま子ね、よく
「原曲知らないの?」とか言われるんですけど、知っているとか知らないとかじゃなく
音痴なんです。
でも音痴でも構わない。だって誰もいないんだもん。恥ずかしがることなんてないわ。ここなら誰だって上白石萌歌ちゃんになれるんだから。
こんなに素敵な時間なかなかない
実は高森駅まで戻る最中、同じことを言うのかなと思っていたのですが、まったく違うの!
しかも乗客はやま子1人だったのに
とんでもないサービス精神よ。
電車内も窓が開いているから換気はばっちりだし、こんなやま子に対しても優しく接してくれて…。時間に換算すると往復でも約20分の旅だったんだけれども、とても温かい気持ちになれましたし
なにより高森、南阿蘇のことがもっと大好きになりました。
これから春休みに入る方も、そうでない方も。ぜひ一度南阿蘇鉄道の「普通列車の旅」楽しんでみてはいかがでしょうか。
ライター紹介
ムトー
肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。
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