【球磨郡】不思議な伝説も…!悠久の歴史を見守ってきた五木村・宮園の大イチョウ【くまもとの巨木】
公開日: 2025.09.09
ライター:ちえ
国土交通省による全国一級河川の水質調査にて、2006年から19年連続で「水質が最も良好な河川」に選ばれた清流・川辺川。
そんな美しい川辺川沿いに、樹齢500年以上とされる立派なイチョウの大木がありますよ!
樹齢500年以上の大木
球磨郡五木村・宮園地区にある宮園の大イチョウは、宮園交流館「百千鳥」のすぐそばにあります。

こちらの看板から入ると、大きなイチョウが目に飛び込んできます。

幹回りは8メートル以上もの大きさで、ぐるりと一周して見上げて歩くほどの大木です。

文禄・慶長の役(1592年~1598年)の折に、相良藩二十代長毎公とともに従軍した五木の者が、朝鮮から記念として持ち帰って植えたと伝えられている古木で、熊本県の天然記念物に指定されています。
案内板によると、大風などで折れた枝は人や民家に被害を与えることはなく、逆に、落ちた枝を販売しようとする者がケガをしたり、病になったりと、このイチョウを傷つけるとなにかが起きると言われるそうで、不思議な神聖さを感じさせてくれる木です。

こちらには、北田吉正氏による彫刻「天女母子」の像も設置されています。

母が子を抱く像に、黄色く染まったイチョウの葉があり、なんとも平和な気持ちになりました。
そばには神社も
こちらの巨木のすぐそばには、阿蘇神社があります。

この神社にある大木もまた大きくて、歴史を感じさせてくれます。

苔むした参道と石灯籠に風情を感じます。

神社入口には、重たい力石が置かれています。

この力石を持ち上げると一人前として認められていたそうですが、私の力では、びくともせず…。
まだまだ私も半人前のようです。
この力石を手でなでで祈願すると、元気、体力、知力、経済力等の運気やパワーがもらえる!(最強になれるってことですね!)と伝えられているそうですので、持ち上げられない方も、ぜひなででお祈りしてみてくださいね。
秋の紅葉も楽しみ!
イチョウの木の横には、昔ながらの水汲みポンプもあります。

押してみると水が出ましたが、飲料用ではないそうなので、ご注意ください。

500年以上を経ても、まだ青々とした葉を茂らせている、立派な大イチョウ。
イチョウが紅葉する10月下旬から11月にかけては、木がライトアップされ、宮園大イチョウ祭りも開催されるそうなので、ぜひ秋の行楽時期は、黄金色に輝くイチョウを楽しまれてみてくださいね。
宮園の大イチョウ
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する40代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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