熊本県民が飲みに行くときの合言葉といえば、「さしよりビールば!」
冷えたジョッキの生ビールや、瓶ビール、団体の場合はピッチャーなど、ビールの飲み方も様々ですが、なんと、やかんでビールが提供されるお店が渡鹿にあるんです!
やかんでビール!?
渡鹿にある「のぶやす」は、2018年に建て直されたばかりで、新しく、上品な雰囲気のお店です。
入口の扉がすごい高さで、キリンでも入店できるんじゃないか!ってぐらい…
店内は、お座敷の個室とカウンターがあり、しっとりと落ち着いた大人の空間です。
席につき、さしよりビールば、とメニューを見ると、ビールのページに、違和感満載のやかんの文字。
ビールが6杯分入って3,000円からお釣りがくる、お得なビールになっています。
こちらを注文してみると…
出てきたのは、古き良きやかん!
町内会の集まりや、昔ながらの定食屋で出てきそうな、アルミのやかんがいい味出してます。
とてもビールが入っているようには見えませんが、友人に注いでもらうと…
やかんから出てきたのは、まぎれもない生ビール!
ちょっとぬるそうなイメージもありつつ、グビっと一口飲むと…
あぁ、これ!福本伸行氏の「カイジ」のセリフをお借りするならば、
「キンキンに冷えてやがるっ……!」
くぅ~~~っ!おいしい!
しかし、なぜピッチャーではなく、やかんでビールなんていう発想が生まれたのでしょうか?
店主の中村信保さんにお伺いすると、ビールを注ぐときは、できるだけ細く注ぐ方が、泡が立たずにうまく注げるとのこと。試しにやかんでビールを注いでみたら、うまくいったので商品化したそうです。このやかんビールなら、グラスを泡でいっぱいにする心配もありません。
ちなみに中村さん、「某テレビ番組の取材は断ったんですが、肥後ジャーナルは好きなので、取材OKしました!」と言っていただき、ありがたい限り!
店内随所に遊び心満載!
やかんでビールを飲むなんて楽しくて、それだけで盛り上がりそうですが、ほかにも店内には遊び心いっぱい!
お手洗いにある「おとこの」「おんなの」の標識。こちらを裏から見ると、隠されたメッセージが…
こちらはぜひ、実際にお店に行って、確認してみてくださいね。
また、メニューにもかわいらしい工夫が…
「別腹」の下にある、「まだ入る。隅っこが空いとる。」なんていう熊本弁のメッセージも素敵!
随所に散りばめらた遊び心に、心くすぐられます。
渡鹿の応接間でおいしいビールとお料理を
料理の方も、おいしい料理がたくさん!
熊本県産のトマトをくりぬいて、ひき肉を詰め、チーズをのせて焼いた「モモ太郎」は、トマトの甘酸っぱさと、ジューシーなお肉、濃厚なチーズが一体となり、申し分ないおいしさ!
皮がパリッパリのとりかわ餃子も、ビールによく合います!
馬ホルモン煮込みや、馬肉のたたきなどもおすすめだそうですよ。
もともと、中村さんのお父様が「一ken家」として居酒屋をされている頃から掲げられてきた、「渡鹿の応接間」というコンセプト。ご近所の方が、家に来たお客さんをもてなすために連れて行くようなお店にしたい、という想いで、経営されているそうです。
落ち着いた雰囲気で、おいしい料理とともに、肩ひじ張らずに楽しくお酒を酌み交わせる、まさに応接間のようなお店でした!
※小学生未満のお子様は、入店をお断りしています。
のぶやす
営業時間 | 18:00~0:00 |
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定休日 | 日曜日 |
駐車場 | あり |
電話番号 | 0120-334-078 |
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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