夜に輝く本屋さん 古本と新刊 scene 県庁通りにオープン!
公開日: 2022.07.30
ライター:ひらの夜に営業している珍しく素敵な本屋さんが7月3日、神水にオープンしました!
夜に光る本屋さん
場所は熊本市上下水道局から横断歩道を渡り、
こちら側のだし巻き玉子専門店さん横になります。
この緑色のテントが目印。そのうえにsceneがあります。
夜に浮かび上がるお店がとても素敵です。営業時間は月曜日から木曜日までは18時から22時まで。金曜日から日曜日は11時から19時までとなっております。平日にお仕事が終わるのが遅めの方にも寄れるスタイルでオープンされております。
sceneという場所
こちらのガラスの扉が入口です。木の作りがとても素敵です。
お邪魔します。
わぁ、おしゃれで、ライトで照らされている本たちが生き生きとしています。
店主の高岡さんが一人で営業されています。現在医療関係のお仕事と掛け持ちでされているそうです。店主の高岡さんは本屋開業日記というのものを note に書かれており、私達は簡単に「この本屋さんがオープンしました!」とは言いますが、沢山の心の揺れが描かれており、一つのお店をオープンするという事の楽しみに伴う大変さも知る事が出来、とても面白く読ませて頂いております。
好きなものと出会う
割と本を読むほうではありましたが、こちらのsceneで私の読んだことのある本は2冊しかありませんでした!
このようにポップカルチャー、
漫画、
写真集、
小説やエッセイ。
店主さんの厳選された本が丁寧に並んでおります。大量にある本は大きな本屋さんで買えます、けれどもsceneに行けば、「この本ってなんですか?」という本が沢山並んでおり、店主高岡さんがとても丁寧に優しく説明してくれます。ここは店主さんの大切な宝箱なんだな、という感じが伝わってきます。
本という宇宙
こちらのおしゃれでちょっとレトロな本。「踊るミシン」。伊藤重夫さんの作品。
曽我部恵一さんのシングルジャケットに採用されて話題になり、1983年刊の作品がブラッシュアップされ再刊行されております。こちらは熊本で手に入るのはsceneのみとなっております。ちなみに伊藤重夫さんのサイン入り。
現在42歳の店主さんが衝撃を受けたヴィレッジヴァンガードの登場。私もほぼ同じ年代なので、ヴィレッジヴァンガードに初めて行ったときの、「え?え?全部ほしいと思うものが揃ってるこの感覚なに!?」という胸の高鳴りを忘れられません。そしてこちらのsceneにも同じような気持ちになります。
店主さんの特にお好きなのはコミックだそう。またまた見たことのない漫画。
色々説明をしていただき、私は山上たつひこ「光る風」と黒田硫黄「茄子」を購入しました。
取っ掛かりは「茄子ってなん!?」でした。店主さんの説明を受けて購入決定。
因みに古本もあります、が特にここが古本コーナー、と設けてあるわけではなく、本当にすべてが店主のコレクション的な感じで置いてあります。
アート系も
絵本もあります。
小説は店主さんもあまり読まれないそうで、ほとんどありません。哲学と言えば小難しい感じですが、生き方の本や、旅の本。ポップカルチャー、コミック、アートブックやデザイン系に強い本屋さんです。夜に刺激を受ける場所としては持ってこいの本屋さん。
昔の病院の扉だったというバックヤード入口も素敵。
そうそう、こちらのお店はもともとネットショップで頑張っておられました。こちらです sceneネットショップなかなか行けないなという方もこちらからどうぞ。
まとめ
本って宇宙みたい、と思います。生きてるうちにすべての本を読んでしまうことはなく、どこまでも続く宇宙のよう。だからこそ、良い本や珍しい本に出会えるチャンスってやはり本屋さんに行く事かなと思います。
(酒井駒子さんのこれ、欲しかったけれどお小遣いが足りず…)
話題の本や有名な賞を受賞した本はどこででも出会えるけれども、珍しいものだったり、隠れた名作だったり、店主さんがどうにかやって手に入れた貴重な本などと出会う事は、気の合う店主さんに巡り合って、広い宇宙の中で小さな石と石がこつんとぶつかって化学反応を起こすようなものだなぁと。それほどに貴重な出会い。
そして心が何らかの衝撃を受け、良い方に心拍数あがり、生活をより良いものに、豊かに出来たらなと。やはり本って素晴らしいと思わせてくれるお店でした。
オープンクローズ情報などInstagramでチェックされる事をお勧めいたします。
scene
住所 | 中央区神水1丁目2-8 輔仁会ビル202号室 |
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note | |
駐車場 | なし 県庁正面前コインパーキングなどが近くにあります。 |
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