坪井界隈を散歩中、
この錆こけたラピュタのロボットを見かけてしまいました。
坪井2丁目公園手前にある、テント工場の駐車場に地味に佇んでました。
なぜそこに立っているんでしょうか…?
道端で見つけた気になるロボットの真相に迫りたいと思います。
とりあえず駐車場の持ち主であろう方に聞いてみる
ラピュタのロボットがいるのは「進軍テント駐車場」。
線路を挟んで道向かい側に「進軍テント工業株式会社」がありました。
ーこんにちわ~!突然すみません!駐車場に飾られているあのロボットについてお聞きしたいんですが!
はい!
ーあれってどなたが作られたんですか?
僕です
いきなりご本人登場!
どうして作ったの?
突然の訪問にも関わらず、快くお話を聞かせてくださったのは、イケメン職人の松本大樹さん。
ーズバリ!!どうしてラピュタのロボットを作られたんですか??
暇だから作りました
ん?
暇だから作りました
理由がとてもシンプル!
もう5、6年前なんですけど、ちょうど仕事に余裕ができて。
ーなるほど!「暇」って仕事に慣れてきて、時間に余裕ができたという事ですね!
この仕事を始めて、やっと技術を身につけ始めた頃だったし、自分の腕前を試したいのと、この会社ではこんなにすごいもの物が作れるんだぞ、というのを広めたくて作りました!
廃材を使って組み立てたんですけど、なかなかの出来栄えでしょう?
その通りです!めちゃくちゃ目を引きます!!
ーそれにしてもなぜジブリ作品の「天空の城ラピュタ」に出てくるロボットを作ろうと思ったんですか?
東京に美術館があるでしょ?ジブリの。そこに展示してあるロボットがかっこよくて。僕もかっこいいロボットを作りたいと思ったんです。
自分の腕前を試すためにも、かっこいいロボットを作りたい!その思いで作り上げたラピュタのロボットは、今では坪井界隈の写真スポット。
写真を撮ってくれたり、写真がSNSに投稿してあるのを見つけると嬉しくなりますね!
ここ数年では外国人観光客の方に発見されることもあり、大樹さんの作られたラピュタのロボットが熊本だけでなく世界にも発信され始めているそうです。
さすが、日本が世界に誇るジブリ映画。
進軍テントって名前も気になった
会社の名前「進軍」って珍しい名前だなぁと思い
名前の由来など聞いてみました。
お答え頂いたのは大樹さんのお父様である、進軍テント工業株式会社、代表取締役松本峰生さん。
この会社の創業者が戦争中、海軍にいたんです。
だから錨のマークなんです。
名前は海軍の船が前に進む『進軍』する、からとったそうです
ーという事は創業されて何年経ってらっしゃるんですか?
・・・76年?
創業76年!?
私は4代目です
4代目!
大樹さんの腕前って、小さい頃からお父さんや職人さんの技術を、身近に感じることができた環境のおかげもあるのかもしれません。
まとめ
職人さんの遊び心と挑戦が作り上げたラピュタのロボット。
存在の謎は無事解決。
熊本にいるジブリキャラ特集したら面白いかも!?
進軍テント工業株式会社 駐車場
場所 | 〒860−0863 熊本市中央区坪井2丁目7−17 |
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