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なんでこんな場所に?建物の間を抜けてたどり着く中央区西阿弥陀寺町の「白梅天満宮」

ライター:伊藤 伊藤
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熊本市中央区西阿弥陀寺町の通称細工町通り(五福小学校通り)に「白梅天満宮」という神社があります。あるんですが、なかなかに分かりにくいところにあります。創立は1580年と言われており、ご神体は太宰府天満宮から拝受した由緒正しい神社なのです。


すぐに見つけられるかな?

細工町通りは江戸時代は城下町として栄え、今はお寺や古くからのお店が多く立ち並ぶ、熊本の歴史を感じられる古町です。この通りを一往復すると、歴史の授業を受けた気分になりますよ。
さてそんな歴史ある地域にある「白梅天満宮」の場所ですが、お食事処たけした(有)ツールやまびの間を抜けていくとあります。松田青果の道向かいです。それ以上説明しようがないのですが、おそらくそれだけでは分からないので、GoogleMAPを頼りにするしかありません。それでも現地についても「どこ?」ってなっています…。

それもそのはず、この奥の細い通路が入り口。ちゃんと石畳の参道もあります。この上を歩いて、お店の隙間を抜ければ神社にたどり着きます。

お店とお店の間にある10メートルほどの細道を歩きます。なんだか秘密の道を通っているみたいで、思いがけずワクワクしてしまいました。

鳥居と「天満宮」の文字が見えてきました。

熊本地震で倒れてしまった櫓や崩れてしまった狛犬様

細道を抜けると、立派な鳥居と奥に本殿が見えます。気になるのは右側に見える木材。

この木材は、熊本地震で倒れてしまった櫓(やぐら)なんです。地震前の様子がこちら

引用元:k-staff.blogspot.com/…013/09/blog-post_19.html

櫓にはこの神社の謂れ(いわれ)が記されていたようです。

地震の爪痕は他にも残っており、

この台座の上には狛犬様が乗っていたそうですが、地震の際に崩れて落ちてしまったそうです。

再建へ向け、白梅青年会の方々によって管理をされています。

11月15日はこの神社の大祭日

毎年11月15日は大祭日で、北岡神社の宮司による祭礼が行われています。

その前日の11月14日には前夜祭が行われるのですが、その祭事には女人禁制!といっても女性を排除するわけではなく、いつも家事で大変な女性には休んでもらって、男性だけで料理を作って振る舞おうというもの。

引用元:529furumachi.com/town/白梅天満宮 

その時に振る舞われるのが「風神大根」と言って、大根に大量の唐辛子を混ぜ込み煮たもの(カクテキのようなもの)。もちろん激辛らしいのですが、それを食べると1年間風邪をひかないという言い伝えがあるそうです。
もちろん参加は自由ですので、もう少し先の話ではありますが、1年の健康を祈願し、食べに出かけてみてはいかがでしょうか?

まとめ

本殿の裏に、太宰府天満宮から拝受された御神体が奉納されています。

ひっそりとした小さな神社ではありますが、400年以上の歴史がある由緒正しい神社です。細工町(五福小学校付近)を訪れた際には、白梅天満宮や数あるお寺、明八橋など歴史探訪(散歩)されてみてはいかがでしょうか?

知らなかった熊本がたくさん発見できますよ。

住所

熊本県熊本市中央区細工町3丁目6

ライター紹介

伊藤

伊藤

演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期48歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。

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