こんにちは。川上です。
夏の楽しみといえばお祭り!
だけど、ここ2年ほどはお祭りもお休みしているものが多かったですね。今年は復活するお祭りも多く楽しみが増えそうです。
そんな中、熊本の夏のお祭りの筆頭ともいえる本妙寺の「頓写会(とんしゃえ)」。子供のころは夏休みに入って数日後に開催されていたので、夏休みに初めて友達と会う場でした。普段は遊ばない友達とも頓写会でばったり会うと、嬉しくもあり恥ずかしくもあり。熊本市出身の方はそんな思い出もあるのではないでしょうか?今年はどんな感じで開催されているのか行ってきました。
「頓写会(とんしゃえ)」とは?
「頓写会(とんしゃえ)」は、慶長17年に始まったそうです。毎年加藤清正の命日の7月23日の開催され、本妙寺にて報恩大法要が行われます。
本妙寺第3代高麗日遥上人が清正公の菩提を弔う為、1周忌に法華経を書写したのが始まりだそうです。3回忌に山内の僧侶が加わり行ったところ7月23日の一夜にして写経が出来たところから頓(すみやか)に法華経(69,384文字)を写経した法会ということから「頓写会」と名付けられました。
本妙寺まで登るまでの時間も心地よい
18時過ぎ、「頓写会(とんしゃえ)」にきました。夕方になるとちょっと涼しくなって、歩くのにはちょうど良い気温です。今年は出店はないようです。
本妙寺へ向かうまでの時間は全く飽きません。沢山あるお寺を眺めたり。
和の雰囲気に癒されたり。
刺さります…。
そんなこんなしながら歩いていると
本妙寺にのぼる階段に到着。
ずらーっと並んだ300段の階段をのぼっていくと運動不足を実感しますが、これもまた「頓写会」の醍醐味ですよね。
五感で感じる夏
階段をのぼりきった達成感とともに現れる浄池廟本殿。
その奥では1字1石妙経も開催されていました。
おみくじも専用のスペースがあったので、私も1つ。
そして、御朱印も頂けました。あいにく御朱印帳がなかったので書いてあるものを頂きましたが、「頓写会」の日にもらう御朱印はちょっと特別な感じがします。
蝉の鳴き声とお経と、ふんわり香る線香。実感します。ああ夏が来た。
報恩大法要
19時を過ぎると薄暗くなってきました。
人も段々と増えてきて、19時半に向けて参拝者の気持ちが高まっているのが分かります。
法要が始まりました。1年に1度しか見られない報恩大法要、とっても貴重です。
多くの方が見守る、熊本の人たちに大事にされている1日ですね。
さいごに
最後にはこちら!
お祭りの楽しみといえばラムネ。
なんでこんなに美味しく感じるのでしょう。お祭りで飲むラムネは格別ですね。
本妙寺の頓写会、まだまだ出店は難しいですが夏の空気に和の空間、日常忘れがちな歴史にちょっと思いを馳せる時間。熊本の夏はまだまだこれから。完成予防もしっかりしながら楽しみましょうね!
頓写会
開催日 | 2022年07月23日 |
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開催場所 | 【肥後本妙寺】〒860-0072 熊本市西区花園4丁目13-1 |
ライター紹介
川上
理系育ちの元研究者で元バンドマン。人見知りなのにグルメサイト、広告代理店の営業をして熊本県内を回っていた経験あり。ほとんどの場合年下に見られるが昭和生まれ。特技はお酒飲んだら友達が増えている事。
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