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予防が大事!熊本県では日本脳炎が発症しやすいらしい

ライター:肥後ジャーナルライター 肥後ジャーナルライター
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熊本県民は日本脳炎の予防接種を生後6ヶ月以降から受けた方がいいらしい!

高温多湿でが多く、農業県でが多い熊本は、日本脳炎が発症しやすい(実際に発症例もある)地域だそう。
そのため、日本小児科学会では、3歳からの標準接種時期を待たずに、生後6ヶ月以降の早めの摂取を推奨しているそうです。

日本脳炎とは?

蚊を介して感染するウイルス感染症で、重篤な急性脳炎を引き起こします。数日間の高熱、頭痛、嘔吐、めまいなどで発病し、小児の場合は、腹痛や下痢を伴うことも。意識障害や神経障害を引き起こし、死亡率は20~40%。生存者でも45~70%の割合で精神神経学的な後遺症が残るとされており、小児の場合は特に重度の障害を残すことが多い、怖い病気です。

※より詳しい状況はコチラ→NIID 国立感染症研究所

日本脳炎は予防が大事!

日本脳炎には治療法(抗ウイルス薬)がないため、万が一感染してしまった場合は、対処療法しか成す術がありません。しかしながら、症状が現れた時点ですでにウイルスは脳内に達しており、脳細胞を破壊しているのが、日本脳炎の怖いところ。そのため、予防が最も大切であると言われています。

具体的にどうしたらいいの?

日本脳炎は、不活化ワクチンが予防に有効であると証明されています。接種の標準的なスケジュールは以下の通り。

◆1期接種(計3回)
3歳の時に2回(6~28日の間隔を置く)
その後、おおむね1年の間隔をおいて(4歳のときに)1回

◆2期接種(1回)
9歳の時に1回
※熊本県民の場合は、生後6ヶ月以降の早めの摂取が推奨されています。

兄弟児さんがいる場合は、上の子の接種状況も要確認!

平成17年度から平成21年度までの間、予防接種後に思い病気になった事例があったことをきっかけに、日本脳炎の予防接種は任意でした。しかし、その後に新たなワクチンが開発されたため、現在では日本脳炎の予防接種を定期接種として受けられるようになっています。

子どもを守れるのは保護者だけ!

私の長男が生まれたのは、まさに日本脳炎の予防接種が任意であった時期。また、日本脳炎の発症とは縁遠い東京にいたため、日本脳炎の予防接種が必要であるという認識はとても低いものでした。

しかし、来熊後に病院でこれらの話を聞いてビックリ!今は、次男の摂取待ちです。

現在、日本脳炎のワクチンは不足気味のため、かかりつけ医で必ず受けられるとは限りません。お子さんが該当する保護者の方は、ご確認の上、定期接種の相談をされてみてはいかがでしょうか。

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