肥後ジャーナル：伊藤匠

45歳未婚（マルもバツも無し）

虚弱精神・虚弱体質

会社では窓際族

帰りが遅いから迎えてくれる家族は犬

あだ名は「おじいちゃん」

何も食べてなくても胸焼けがする

そんな、未来に暗闇しかない伊藤

彼の安住の時は、そう…

独りで食べる晩御飯。

今夜も

アラフィフぼっちの独り飯始めます。

第１弾は下通りの一人焼肉推奨店「焼肉ライク」

コロナ禍で人通りの少ない街中、午後9時10分。疲れたサラリーマン独り。

ただただ、寂しくてそぞろ歩く。

何を考えても、うまくいかない思考にしかならない。

抱えている仕事の量が、自分のキャパシティをオーバーしているのだろうか？

それでも人の性（さが）なのか、気力がなくても腹は減る。

伊藤の唯一の癒しと楽しみの時間は、そう…

晩御飯

ひときわ明るい看板に目が止まった。「ひとりで行ける焼肉ファストフード」

「焼肉ライク」。独りには打って付けの店である。

独りで食べることにこだわった、カウンターのみの店内。

コロナ対策も抜かりなく安心。

落ち着く端席を陣取り、メニューに目を通す。

今夜の運命を左右するジャッジメント・タイムだ。慎重に隈なくメニューに目を通す。

そこへ

なに！！？通常700円以上するセットメニューが今なら

600円！

しかも

私名前「匠」の字が入ったメニューもあるではないか…生き別れの兄弟に会えた気分だ。

今夜の運命はお前に託す！

待つ間は、独り用コンロを見つめ、肉を迎え撃つイメージトレーニングをする。

ファサッ…（エプロンは紳士の嗜み）

3分も待っただろうか

「匠カルビ＆バラカルビセットでございます」

うら若き乙女に、名前を呼び捨されるのも悪くない。

引き出しから箸を取り出す間、心を落ち着かせ。

直視する。カルビ２種１００g・ご飯・ワカメスープ・キムチこれで夜も600円。非の打ち所がない。

火入れの指導を受ける

着火したならば…さて

実食！！

まず、匠カルビを抱え上げる。

金額からは考えられない肉厚さ

ここからは、男の戦い。スピードがモノを言う

ジャーーー！！ジューーー！

空かさずバラカルビ投入。

むむむ、バラの方が攻めが早い（早く焼けるの意）

まとめて拾い上げ、タレへ。

すぐさま

白飯へ

バッ！

至福！

安いからと言って、妥協は許さない柔らかい歯ごたえ、タレと肉感とチョイ焦げの香ばしさ合間って口内を占拠、それをふかふかの白飯が、これでもかと旨味の天井まで推しあげる。

あとはただひたすらに、これを繰り返す。

独りなので無駄口はいらない、無言で無心に心ゆくまでバトれる。

肉

飯

めがね上げ！を７〜８分繰り返して完食した。

食後の感想戦を行おうと思ったその時

次なる戦場へ向かうアラフィフぼっち

ポケットから今聞きたくなかったという音が鳴る

「はい、伊藤です」…夢から覚めざるを得ない。これもサラリーマンの宿命か

「はい今から向かいます」

電話を切り

音速で席を立ちレジへ

すべて無駄なく、スマートにこなす。

ごちそうさまでした。

スッとカバンを持ち、店を出る。

仕事に追われる中、美味しさに集中できる至福の時間をありがとう、焼肉ライク。

気持ちを切り替えて店を後にする。

英気を養いヤル気に満ちた背中。

いつかの独り飯のために、また頑張れる。

まとめ

上の写真に載っている４セットが600円。

600円バリューセットは、絶賛実施中です！10月31日までとなります。

しかも、17時まではご飯お代わり自由！！

おかげで学生さんが、お客さんの４割を超える日もあるとか…学生が焼肉だなんて贅沢だ、と言うのは我々世代の腐った思考。

気軽に手軽に美味しく焼肉が食べれるいい時代に生まれてよかった。

焼肉ライクに感謝！

平日はビールがお得なハッピーアワーもあります詳しくは

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焼肉ライク