昔は熊本にも小規模な映画館がたくさんあったそうです。今でも電気館などの昔ながらの映画館がありますが、見て見ぬ振りができないのが新聞の映画欄にも載っている「桃劇場」。大人向けのムフフな映画を上映している映画館です。ちょっとヤバい気もしましたが新聞にも載ってるなら大丈夫!と勇気を振り絞って潜入取材してきました。
女装して桃劇場へ
こんにちは。肥後ジャーナルの山田あらため、やま子です。
今日はワシントン通りにある成人映画館「桃劇場」に来ています。
存在は有名ながらなかなか立ち寄る勇気のなかったお店です。「木、土、日曜日は女装してきたら500円」という情報を得て、女装でやってきました。
普段は汚いおっさんの山田ですが、編集部の女性陣の手によって…
美少女・やま子に生まれ変わりました。
いざ桃劇場へ
すっかり美少女になってしまったので、桃劇場へ向かいます。ビル中の通路を進み…
地下へ進みます。18歳未満は入場不可です。
通路には上映中の作品ポスターが並んでいますが、モザイク無しではご紹介できないものでした。
通路をさらに置くまで進むと入り口です。
かなりドキドキします。
いざ、店内へ。
入店後、すぐに受付があり支払うシステムです。検温もあります。
女装はあまりにもいい加減だとNGの場合もあるそうですが、私の女装はOKで割引の対象になりました。
この扉の向こう側が、劇場です。
上映中の様子は色々と問題が有りすぎるので、上映前の様子をどうぞ。
至って普通ののミニシアターです。
コロナ対策のために、座席も制限してあります。
思ったより普通の映画館……ですね。
店主に話を聞いてみた。
今日はこんな変な格好した取材を受けてくださりありがとうございます!
いえいえ、取材ありがとうございます!
正直、めっちゃ怖い人出てくるんじゃないかと思っていましたが、優しそう方で安心しました。
成人向けの映画館って、熊本ではここだけですよね?文化として面白いなと思って話を聞きに来ました。
もう今ではうちだけですね。前オーナーがシネコンと競合すると勝てないからと、コンセプトを定めた映画館をはじめました。それがここの前身で成人映画を扱う「桃天劇場」と、もうひとつアート系の作品を扱うミニシアターだったんです。今ではここしか残っていませんけど…。
そういえば、以前は「桃天劇場」でしたね。いつの間にか「桃劇場」になってました。
前オーナーから受け継いだときに、改名したんです。
なるほど!そういうことだったんですね。
正直、成人向けの映像作品って、今はインターネットで見る人がほとんどだと思うんですけど、ここで上映している作品との違いってなんですか?
ドラマがあることですね。単純なアダルトビデオと違って、ストーリー仕立てになっているので面白みがあります。新作だけでなく昭和時代に撮影された作品もあるんですよ。
めっちゃ深い…。上映する作品はご主人が選んでいるんですか??
配給元が3社あって、リクエストのものもあればオススメされたものもあります。
とはいえ、純粋に映画を楽しみにくるお客様は全体の2割くらいですね。
……残りの8割は?
男性のお客様同士で出会いを求めて訪れる、いわゆる”ハッテン場”的なコミュニティができているので、交流の場として使われています。
そうなんですね…。それはお店のコンセプトとして、そういう作りに?
前オーナーの時代から自然とそうなってました(笑)。
ただ映画を楽しみに…という来場もOKなんですよね?
もちろんです!
熊本唯一の成人映画館
ということで、熊本のアングラスポット「桃劇場」に行ってきました。
映画は一般1300円、60歳以上の方は1000円、木・土・日は女性と女装の方は500円で観られる他、スタンプカードは4個で次回無料と普通の映画よりちょっとお得!
今の時代珍しい場所で、これも一つの文化だと思います。もちろん、18歳未満は入場禁止です!
桃劇場
営業時間 | 平日10:30~20:10 |
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定休日 | 年中無休 |
ホームページ | |
電話番号 | 096-355-2231 |
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