中央区黒髪にあります文具房内に５月より素敵なカフェ「＆drinks」が出来ております。早速行って参りましたのでその様子をお届けします。

熊本大学のお隣のおしゃれな文房具やさん

文具房は、1924年4月　第五高等学校（現・熊本大学）隣接の文具店「京文堂」として創業されました。私はこちらの通りを利用する事がなく、最近「おしゃれな文房具屋さんがある！取材に行きたいな」と思っておりました。

ですが熊本では有名な老舗です。

取材の件をお話したところ、５月よりカフェスペースが出来たので是非、という事でお腹を空かせて行って参りました。

文房具屋さんにお腹を空かせて行くなんて、新しいスタイル。おしゃれな店内は、きっちりと線で整えられたよう。この心地よい空間が心をすっきりとさせてくれます。

まるで木陰にいるような店内。通りに面しているのに、なぜか静か。学生さん達のざわめきが遠くの波の音のようです。

静かに並ぶ美しい文房具たち

昔よりも、文房具を減らし、シックな雑貨を多めにしました、との事。大人のためのペン類。

この美しい色の瓶は、万年筆のインクだそう。

紙類の取り扱いが多く、そのどれもが繊細で、

心をくすぐる可愛さや、色使いです。

端材などを使用して丁寧に作られた作家さんの作品などもあり、その細いラインで描かれた絵や紙の質感にうっとりとしてしまいます。

和紙の榛原は日本橋で200年以上続く和紙舗で、こちらの商品を熊本で見れるのはここだけだと思いますとの事。美しいレターセットが豊富で、遠くに住む友人を想います。

好きな人にあげたい名刺入れ。ラッピングも素敵。

いつも優しくしてくれる人にあげたいクリーム類。

静かにお茶をする

コーヒーをゆっくりと淹れてもらいます。

京町にあるエンデレアコーヒーのお豆を使っておられるそうで、ゆっくりと淹れていただく間に文房具をじっくりと眺められます。いい香りとカフェの心地よい作業音で、何だかすべての自分のお世話を親に委ね、ただただゆたーっとしていた小さい頃の夏休みを思い出しました。

デザートはもちろん手作りで、

時期で変わりますので、お楽しみに。

ビールもあります。車で来てなかったら、一人でかっこよく飲みたいところ。

良い香り。深煎りでお願いしました。

こちらはオリジナルクラフトコーラ。

シナモン、クローブ、カルダモン、レモンなどを材料にされています。くるくるっと混ぜてから飲むと、夏にスッと溶ける美味しさです。

こちらはチョコレートミルクフロート。

アイスとミルク、そしてチョコレートがマーブル模様に。甘さ控えめで、チョコレートによりミルクの美味しさが引き立ちます。

こちらはストロベリーヨーグルトスムージー。

暑い暑い窓の外を眺めながら、身体がキンキンに冷えてゆく一品です。さっぱりとした味わいが身体を目覚めさせてくれるようです。

この日ありましたデザートたち。

控えめな見た目ですが、ここにある雑貨たちのように洗練され、ひとつひとつの味の主張に自信を持って鎮座しています。

さくらんぼのセミフレッドは半解凍のおやつ。

まるごと入ったさくらんぼとシャリシャリがたまらない。ホットコーヒーと是非。

チョコレートケーキはしっとりと。まるで夏の夕立のあとの空気のような内側。

こちらはルバーブのケーキ。

ルバーブとは最近知られるようになってきたお野菜。スーパーフードなんだそう。甘酸っぱさがありクラフトコーラと合わせたら、栄養もたくさんとれるというご褒美。

カフェだけのご利用ももちろんOK。

駐車場はお店の並びに１～２台停められます。駐車場のご案内はこちら

文房具を見ると何故か心が整う私は、取材後久しぶりに止まっていた本をあっという間に読んでしまいました。

ここでドリンクとデザートを頂きながら、本を見たり、新しい文房具で書き物をしたら、自分だけの夏が始まる予感です。

文具房＆drinks