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とじる
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とじる
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とじる

こんにちは。

一生に一度はやってみたいことってありますか?

富士山に登ってみたい とか

どんぶり一杯のプリンを食べたい とか

私の中でぼんやりと一生に一度出来ればいいかなーっと思っていたことがあるんです。

それは

美里町にある日本一の石段(3333段)をのぼること。

そう、一生に一度、そんな機会があってもいいかな…って。

ちょうどこれもあることだし、何かきっかけがないと一生しない気がするので挑戦してみることにしました。

しかし

いける気がしない。


これ無理よ。


のぼってないけどギブアップ!

本気で帰ろう、そう思った時に師匠に出会い、訓練を重ねた初めての3333段挑戦。ぜひご覧ください。


ダンベル森田に弟子入り

「もう帰ろ」と思ったときにすれ違ったダンベル持った男性。

ダンベルは両手合わせて25kgあるんですって。

日本一の石段に週5回程のぼっている常連の森田さん。

なんと、ダンベルを持って3333段のぼります。この界隈の方たちにはダンベル森田って呼ばれているそう。

「ダンベル森田…!!!シンプルな質問ですが、なんでダンベルもって石段のぼってるんですか?」


「良く聞かれます‼‼『何があったんですか?』とか『変態』とか『おかしい』とか!もう慣れっこです!

そもそもは40歳の厄入の時から石段のぼりを始めて、当時は八代市の階段をのぼってました。でも、普通にのぼるのもつまんないと思ってダンベル持ってのぼることにしたんです!3333段に登り始めたのは4年前からですね。」


普通じゃつまらないからダンベルを…私なら絶対に思いつかない。

「3333段登ったところでは、腹筋ローラーで鍛えています!こういう感じで!!」


ごががががっがっががっががっがが

つぶれているようでつぶれてない。なんという腹筋そして背筋なんでしょうか。

森田さんは昔からタイガーマスクに憧れて、なんと小学6年生から腕立て伏せを日課にしていたそうです。

3333段の魅力とは?


「ガチ過ぎる…ちなみに3333段を登る魅力ってなんですか?」



「人との出会いです‼石段を登っているとすれ違う人と挨拶したり励ましあったりと、交流があるんです。特にこの石段は全国各地から登りにくるからいろんな人との出会いがあるんです!」

「これを見てください!」



「最近833段付近にスケッチブックを置くようにしたんです。そしたら、皆さんから楽しいコメントを頂いています。本当に嬉しいです!」

3333段を登るポイント


「なんだか私もやる気になってきました!ちなみに3333段をのぼり切るのに大事なことって何でしょうか」



「気持ちです!」

「これは自分との戦いです。でも、身体が変わったら人生が変わるんです!身体を変えるって楽しい!

トレーニング方法教えてもらった


「気持ち!!石段登るためにどんなトレーニングをしたらいいですか?」



「スクワットはいいですね!これはやっておくといいですよ!」



「あとはこれも!太ももを鍛えるといいです。」

「そして、石段はダイエットの聖地なんですよ!足にヒップに効くんです!石段のぼり始めて何十キロも痩せた人がゴロゴロいるんですよ!」


「今すぐのぼりたくなってきた」

ついに当日!アタック・ザ・日本一2022とは?

師匠ことダンベル森田の教えを胸に、ついにきてしまいました。イベント当日。

ちなみにどんなイベントかと言うと飲食店の出店や、ステージイベントをやりながらみんなでワイワイ石段をのぼる、祭り。

タイムを競うことはないので気軽に参加できるイベントです。

まずは開会式。町長の挨拶や注意事項があります。

開会式後は、いつ始まるかと会場がソワソワした空気に。

そんな時に急にくまモンが登場。みんなスタート地点にいたのにくまモンのところへ駆けつけるという珍事件が発生。

3333段チャレンジ!

そんなこんなでスタート!

この日はイベント用の看板やのぼりも用意してあって賑やか。やる気が出てきますね。

とりあえずみんな登れば怖くない。そんな気持ちで登ります。やっとこさ300段突破。

400段を超えると、あいにくの雨なのに汗が出てきました。息切れも。

500段…ここまでで10分経過です。

登っているとあのダンベル森田(師匠)からのメッセージを発見。

「師匠!!!!」

人との交流ってこういう事か。

途中でイベントのスタッフさんからの差し入れもあったりバックアップ体制は完璧。

あめちゃん。こんなに応援してもらえると、足が止まることなく進めます。

ようやく1200段!1/3まできました!段々と体がぽかぽかしてきて、汗なのか雨なのか分からないけどぐちゃぐちゃ。ここからは100段100段着実に確実に登っていきます。

1500段!この辺りから階段が緩やかになってくるので、ちょっと楽になってきました。

1700段!ハーフコースの参加者はここで折り返しです。

半分を過ぎると景色を見る余裕も出てきます。この辺りからは石段だけじゃなくて遊歩道みたいになだらかな場所もあります。緩急あるのでとっても有難い!

そうこうしていると2000段!

この辺りからまたきつい階段が…でも参加者同士で「きついですねー」「あと●●段ですねー」と会話が生まれるようになりました。きつさも和らぎます。

到着!長かった辛かった。でも、爽快な気分です。

本番はお寺

日本一の石段は、正式名称が釈迦院御坂遊歩道というように実はお寺への参道。

石段を登ったら、是非足を運んで頂きたい。

石段を登り切った場所からさらに上へ。一本道なのでひたすら進みます。

この時期は紅葉がキレイで癒されます。

とても絵になる遊歩道。石段を登った人だけの特別な景色。得をした気分になります。


こちらが「金海山 大恩教寺 釈迦院」です。


金海山大恩教 釈迦院は天台宗の寺院で、延暦18年(799年)に桓武天皇の勅願により草創されたと言われているそう。今年、260年ぶりに修繕されていてとても神々しいお寺です。


江戸時代に熊本(肥後)の観光地番付が作られた時にもランクイン。長い間、熊本の名所とされているお寺なんです。

頑張った後は!イベントを楽しむ。


石段の下りは比較的心にも余裕が出来て、景色を眺められました。


さっきは気付かなかったけど、めちゃくちゃキレイ。イベント会場からはステージイベントの賑やかな音が聞こえてきます。イベントを楽しみたいので足早に階段を下ります。


イベント会場へ戻ってゴール!


ゴールすると完歩証がもらえます。


その後には食のイベントを楽しみます!参加者にはアイスクリームチケットが配られるのでまずはアイス。


アイスは以前ご紹介した「喫茶去たかしま園」のブースで好きなものを頂けます。疲れた体に染みる~!


参加者もみなさんステージや抽選会、飲食ブースで各々楽しんでいました。


飲食ブースでは、やまめの塩焼きなど地域の美味しい物をはじめ、


焼きそばなど定番メニューも。

焼きそばは普通盛でこの量。多くない?

11月19日(土)に開催された美里町のアタック・ザ・日本一に参加してきました。

飲食ブースやステージイベントはもちろん、参加者で楽しみながら石段にチャレンジするワイワイする雰囲気がとても素敵なイベントでした。

それ以外でも3333段の石段にはまたのぼりたくなるような達成感があったので、是非チャレンジしてみてくださいね!

日本一の石段(釈迦院御坂遊歩道3333段石段)

住所

〒861-4415 熊本県下益城郡美里町坂本

ライター紹介

川上

川上

理系育ちの元研究者で元バンドマン。人見知りなのにグルメサイト、広告代理店の営業をして熊本県内を回っていた経験あり。ほとんどの場合年下に見られるが昭和生まれ。特技はお酒飲んだら友達が増えている事。

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