みなさん、ストリートピアノってご存知ですか？

街中や商業施設などに設置されたピアノで、誰でも自由に弾くことが出来るというものでストリートピアノの演奏動画をあげているYouTuberの方もたくさんいらっしゃるほど。

熊本にもないのかな？と調べてみたところ

ストリートピアノ、ならぬ駅ピアノという形で設置されているピアノがなんと玉東町にあるとの情報を発見いたしました！

玉東町 木葉駅「駅ピアノこのは」

玉東町JR木葉駅にやってきました。既にどこからかピアノの音が聞こえてきます。

木葉駅の改札口。ピアノは見当たりません。しかし音は確実に近い！ときょろきょろしていると

あー！あった！！！

ピアノを弾いている人の姿が・・・！？

「いえ・・私ピアノ弾けないので・・」

「まあまあ座ってみてくださいよ」

「いや～・・ん？このピアノ・・」

カワイイ！！！！！

カワイイ！！！！！！

※気持ちはショパンを弾いています

 

「・・・はっ！すみません・・あまりの可愛さに弾けもしないのに座っちまいました」

「大丈夫ですよ。自信がない方やあまりピアノに触れてこなかった方でも気軽に弾いてもらえるように設置していますからね」

ピアノがやってきた理由

永田さん（左） 白石さん（右）

というわけで改めて、こちらのピアノの設置に携わった地域おこし協力隊の白石さんと永田さんにお話をお伺いいたしました！

こちらのピアノは元々熊本市内の喫茶店に設置されていましたが、喫茶店の閉店に伴い行き場を失ってしまったのだそう。

玉東町の方がたまたまこのピアノを預かっていて「誰も弾かないのはかわいそうだ」と相談を受け

それならば、いっそのこといろんな方に弾いてもらえるような場所においてはどうか？ということで設置に至ったのだそう。

「木葉駅」にちなんで、永田さんの手により「このは」のデザインを施され生まれ変わったピアノは

昨年の12月にお披露目会を経てこちらの待合室に常設。

訪れた人が書き込める「ピアノート」

まだ数カ月しか経っていないにも関わらず、町内外から弾きに来てくださる方やピアノを弾かないまでもこの美しい装飾を眺めにいらっしゃる方も！

その場にたまたま居合わせた人ともピアノを通して交流することができたり、かしこまらず気軽にピアノと触れ合える機会が増えたりと

「置いてくれてありがとう」という声もたくさん届いているのだとか。

行き場を失い誰にも弾いてもらえなくなりかけたピアノが「木の葉が自由に舞うように、様々な人が自分らしく演奏を楽しめるように」

という願いがこめられた美しい装飾と共に生まれ変わった・・

素敵がすぎる

今後もたくさんの方に愛されるといいですね・・！

ピアノを演奏するのが好きな方はもちろん、この思いの詰まった美しいピアノを眺めに訪れるのもいいかもしれませんね

InstagramやYouTubeなどで実際に訪れた方が演奏されている動画もアップされていますので是非こちらもチェックしてみてくださいね～

駅ピアノ　このは