熊本の絶景スポットとして有名な倉岳。山頂まで車道が通っているので、車で頂上まで行き、気軽に美しい景色を楽しむことができます。しかしそこに山があるのなら、歩いて登山して、山頂からの景色を眺めたい!
ということで、天草最高峰の倉岳に、登山で挑んでみました!
いざ登山スタート!
快晴の12月の日曜日。熊本市内から車を走らせること約2時間半。登山口がマップになかったため、ネット情報を頼りに、海沿いの道を走り、登山道&フットパス案内所へ。
こちらには、駐車場と仮設トイレが用意されており、登山ルートの看板もあります。
こちらの地図を見ながら、いざ登山スタート!!
棚底城跡経由で遠望登山道へ
こちらの「棚底城跡」の看板の脇の登山道から登っていきます。
少し歩くと、14~16世紀後半まで利用されたという、国指定史跡・棚底城跡がありました。8つの郭に土塁、横堀、竪堀などが残る重厚な縄張りの山城です。
途中、みかん畑や牛舎があるのどかな里山があり、牛さんにもご挨拶。
その後、市道に出て、倉岳遠望登山道から山頂を目指します。
延命地蔵と滝を発見!
山頂の標高は682mといえど、わりと下から登るので、ずっと傾斜は急で、なかなかハード!
フユイチゴがあったので食べてみましたが、これがまた甘くておいしくて、登山しながら補給もできる!
多少遠回りしても、地図にあった、延命地蔵と滝を拝みたい!と歩を進めると、急な岩場を上る沢登りコースへ。
予想外のルートでしたが、水の流れる岩場を上るのも楽しいもんです!
そして、ひたすら登ってたどり着いたお地蔵様がこちら!風化して落ちたのか、首がないものがほとんどで、周りの景色に溶け込んでいましたが、こんな山奥でお地蔵様に出合えるなんてびっくり!!
このお地蔵様から、叢をかきわけながら右の方へと進むと…
延命の滝発見!!
大きな岩肌を流れ落ちる水の量は多くはありませんでしたが、それでもザーザーとなかなかの水の音!落差も大きく、見上げてみて、自然が作り出した造形にびっくり!
傾斜が急なため、ロープが張ってある場所も多く、ロープにつかまりながら、ひたすら登っていきます。
パラグライダーのテイクオフ場も…
登っていると、目の前が開けてきて、もしかしてもう山頂?と思ったら…
山の途中に広々とした平地が広がり、パラグライダーのテイクオフの場所がありました。眼下には海や島々が見渡せて、もうここが頂上でもいいのではないかと思うほどの絶景!
ここで一休みして、さらに山道をひたすら登りましたが、平らな道がほとんどなく、もうきついきつい!
息も上がるし、足も痛いしというハードな山道を上り続けると…
待望の頂上が見えたーっ!
ようやく山頂に到着!!
駐車場からここまで、約2時間半!ひたすら登り続け、「はぁはぁ」と息を上げながら、この倉岳神社の鳥居を見た時の感動といったら、もう最っ高---!!というほかありません!
別方向にあった、青い空と青い海をバックに建つ鳥居は、本当に絵になる美しさ!
鳥居の奥の祠には、きれいな貝殻も供えられていて、天草ならではの素敵な光景です。
山頂には展望台もあり、昭和30年に御所浦出身の法尼が、倉岳に2時間祈りを奉げたあと、この地を掘り下げたら水がしみ出た、という霊水もありました。
天草最高峰の倉岳山頂からは、御所浦島や、遠くは雲仙など、美しい海や山々を見渡すことができ、登山後のなによりのご褒美でした!
まとめ
古代から霊山として崇められてきた天草市の倉岳。山頂まで車で行くのもよいですが、登山が好きな方、体力に自信がある方は、自分の足で歩いて登られるのもおすすめです。頑張って山登りしたあとに見る景色は、感動もひとしおでしたよ!
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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