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【防災】熊本の梅雨時期の運転怖くないか?レスキューが必要になる前にJAFに駆け込んだ【全員読んだほうがいい】

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どちらかというと晴れ女、ライター言です。

いやー始まってしまいましたね。梅雨が。

ここ数年は本当に大雨に警戒する必要性が強まってきております。

これは昨年撮影したワタクシの個人的なブイログなんですが、ご覧ください。(※音量注意です)

はい。道路が冠水しかけており「怖すぎるけど、行けるか…!?」と一か八か挑んでしまっているシーンです。

道路や土地の性質上、こういった状況になりやすい地域というのがあると思いますが

一歩間違えると取り返しのつかないことになってしまいかねない危険な状況ですよね…

当然そんな目には遭いたくないので、今年はなるべく不安要素を排除して梅雨を過ごしたいと考えました。

というわけでやってきたのがこちら

JAF


困った時のJAF

車で困ったら呼ぼう!!でお馴染みの、JAF熊本支部にやってきました。

まだ何も困っていませんが、これから困ることがあるかもしれないしできれば困りたくないので事前に色々と聞いておきたい!

お話をお伺いしたのは、JAF熊本支部の緒方さん。

JAF認定セーフティアドバイザーでもある緒方さんは、災害時の安全対策などの講習もされたりしています。頼もしい!!

「早速なんですけど、大雨の時ってレスキュー要請多いんですか?」

「はい。線状降水帯が発生した昨年の7月3日は1日で65件ほど作業をしました」

なんと全国で冠水など雨関連でレスキューに呼ばれる件数は3年間で約6000件以上となっており、年々増加傾向にあるそうなんです。

「まさにこの6月から8月まで大雨時のご依頼が殺到するので、ナイスタイミングで来られましたね(笑)」

「ぎえーやっぱりそうなんですね…!ちなみにどういった案件が多いんでしょうか?」

「エンジンがかからなくなった、側溝などにハマってしまった、水に車が浸かってしまい脱出ができなくなったなど様々ですが…やはり水溜まりに突っ込んでしまい、エンストしてしまったというケースは多いですね。」

まさに冒頭の動画のような状況でしょうか…。

「どうしてそのような場所を通行したのか?と尋ねると、前の車が行っていたからいけると思った、とか、まさか止まるとは思わなかった、とおっしゃられる方が多いですよ」

「うう…身に覚えがありすぎる…」

「エンジンは空気を取り込んで動かしているわけですが、そこに水が入ってしまうと、エンストしてしまうんですね。当然車種によっても車高や空気口、マフラーの位置も違います。

前の車が大丈夫だったからと言って必ずしも安全とは言えません

「最もすぎる…」

「また雨によってできた水たまりは濁った水の場合が多く、正確な深さは目視では予想できない部分があります。

そういった水溜まりの中でマンホールの蓋が外れていたり側溝や田んぼとの境目が見え辛く脱輪したり、流されてしまうというパターンも多いです。

なので水が溜まっている場所は、そもそも近寄らない、無理して通らないことが1番だと言えますね。」

まあいけるやろ!は命取りというわけですね…

「1番良いのは天候の様子がおかしい時には不要不急の運転はしないこと…でしょうか。

どうしてもという場合はハザードマップや雨量予想などで事前に情報を得て、危険そうな場所を避けるようなルートを選択していただくとかですかね。」

「いつも通る道が大雨時どうなるかは考えた方がいいですね!」

「そうですね。あと大雨の際にはそういったサイトはアクセスが集中してしまってなかなか見れないこともあるようなので

できれば事前に把握しておいた方がいいかと思います!」

危険なエリアは川沿いなども勿論ですが、バイパスの下など立体交差で道が低くなっている「アンダーパス」といった場所も危険なのだそうです。

こういった場所は事前に把握し、大雨の際は避けられるようなルートを考えておいた方がいいということですね。

「勉強になります!!」

実際動けなくなった時にはどうすればいいか?

「色々気をつけていたとしても、自然のことなので抗えない部分もあると思うんですが…実際車が動かなくなった時に気をつけておくこととかってありますか?」

「そうですね…みなさん助けを呼ばれる際は車の中に留まって電話などをされると思うんですが、実はそれも危険だったりもするんですよ

「…え?まじっすか…!?」

「車内に留まっている間に脱出が困難になり、最悪の場合亡くなってしまうというケースも全国的に確認されているんです」

こ、こえ〜〜!!!!!

「JAFでも水没の実験をしているのですが、車種によっても差はありますが大体60cmくらいでもドアが開かなくなることがわかっています。

それから車は前の方にエンジンが積まれているので前側が重いんですね。

ですから車体がナナメになり、シートベルトがロックされて抜け出せなくなったりと色々危険なことがあるんですよ」

「そう言った時のために、こういう脱出用のハンマーを常備しておくといいかもしれません!

軽い力で窓も割れますし、シートベルトを切ることもできます。」

思ったよりめっちゃ軽かったです。

「ほぉ…事故の時は守ってくれるシートベルトもそういう時は危険だったりするんですね」

「シートベルトが外せずにパニックを起こしてしまう方もいますからね。

シートベルトは特殊な布でできているので普通のハサミやカッターでは切りにくくなっているんです。ですからこういった専用のものを備えておいた方がいいですね」

すぐ買います!!!

「是非そうしてください(笑)

それからそういったものは運転席から手が届く所に置いておいてくださいね。

中には丁寧にトランクにしまって取り出せなかったみたいな事もありますから…」

「確かに…!!!助手席にいつも乗せときます!!」

自分の命は自分で守ろう!

軽い気持ちで聞きに行ったらかなり勉強になりました。

ちなみに冒頭の動画を見てもらったら「そもそもなるべく車や車の底を水につけない方がいいんですよ…止まってしまうリスクがあるのはもちろん、仮に大丈夫だったとしても水が入り込んで機械系統の故障の原因になってしまうので」と怒られました。気をつけます。(涙)

簡潔にいうと

・大雨や台風など天候の様子がおかしい時には不要不急の運転はしない

・水が溜まっている場所は極力避ける・通行しない

・事前にハザードマップなどで危険な場所やルートを把握しておく

・いざという時のためのグッズなどを常備しておく

まさか自分はそんな事にはならないだろうみたいな思考は危険ですね…!

しっかり備えてこれからの時期も安全に過ごしましょうね!!

JAFさん、緒方さん、色々教えていただきありがとうございました!

ライター紹介

肥後ジャーナルライター

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