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【熊本の街なかで発見】消防車にQRコード?気になって調べたら『令和すぎる消防団』だった話

ライター:次郎 次郎

こんにちは、次郎です。

ある日、熊本の街なかを歩いていたときのことです。
サクラマチクマモト付近で、ふと一台の消防車が目に入りました。

「あれ?」
と思ったんです。

なぜかというと、消防車の車体にインスタグラムのQRコードが貼ってあったんですよ。

消防車にSNS?
ちょっと意外ですよね。

気になってその場でQRコードを読み取ってみました。

するとそこには、地域行事や訓練の様子などが投稿されている消防団のアカウントが、、、、

「そういえば消防団って…実際なにしてるんだろう?」

恥ずかしながら、僕はよく知らなかったんです。
ということで今回は、QRコードを載せていた消防車を所有してた熊本市中央区・慶徳校区の消防団にお話を聞いてきました。

そもそも消防団って何?消防署とどう違う?

今回は、慶徳校区分団長の慶徳二郎(山内要)さんと、班長の猪本さんにインタビューしてきました!

写真の左は班長の猪本さん、右は分団長の慶徳二郎さん。

まず基本的なところから!

消防署の消防士は、いわゆる職業としての消防士。
24時間体制で待機しています。

一方、消防団はというと

普段は別の仕事をしている地域住民
なんだそうです。

会社員、自営業、学生、飲食店の店主など、いろんな人がいます。

つまり消防団は、
街に住んでいる人たちが、地域の防災を支える仕組み
というわけです。

「でも消防署があるなら必要あるの?」
と思ってしまいますよね。僕もそう感じました。

実はここに大きな理由があるそうです。

地域を知り尽くしているのが強み

消防署は広いエリアを担当しています。

それに対して消防団は、より小さな地域単位。

だからこそ、 細い路地、家の配置、地域の人の顔
こういったことをよく知っているそうです。

災害時には、この「地元の情報」がかなり役立つんだとか。

確かに、地元の人じゃないと分からない道ってありますよね。

消防団の仕事は「火を消す」だけじゃない

消防団というと、どうしても

「火事のときにホースを持って走る人」

というイメージがありますよね。

でも実際はそれだけではありません。

例えば
・火災予防の広報
・地域の防災訓練
・お祭りなどの安全管理
・災害時の避難誘導
などなど。。

特に地域行事との関わりが多いそうです。
例えば冬の風物詩「どんどや」。

こういうイベントでは、火の管理や安全確認を消防団が担当することもあるんだとか。
こうした活動を通じて、地域の人との関係ができていくそうです。

意外すぎた「ゆるい優先順位」

そして今回、一番驚いたのがこれ!
消防団の活動の優先順位です。

昔のイメージだと、、、「何があっても駆けつける!」
という感じですよね。

でも実際はこう。

仕事 → 家庭 → 趣味 → 消防団

この順番でいいそうです。
「え、趣味より下なんですか!?」
と思わず聞き返してしまいました。

理由はシンプルで
無理をすると続かないから。

一人が100の力を出すより、
100人が少しずつ力を出す方がいい

という考え方なんだそうです。

なんだかすごく現代的でした!

これは慶徳校区分団の纏(まとい)。
現代の消防現場では使われないんですが、出初式や祭りなどでシンボルとして使われる。火消しの団結の象徴です。

街なかならではの、『火事じゃない通報』

ちなみに街なかの消防団には、こんな『あるある』もあるそうです。

それが、ビルの蒸気通報。

冬だと特に、ビルの屋上から白い蒸気が出ますよね。
それを見て「火事だ!」

と通報が入ることがあるそうです。

現場に行ってみたら

「あ、蒸気ですね」

ということも多いとか。

でもそれでいいそうです。

100回空振りしても、1回の火事を見逃さない方が大事。
この話を聞いて、なるほどなぁ~、、、と思いました。

消防団の詰め所で見た、『静かな備え』

取材の最後に、消防団の拠点である「詰め所」の中を見せていただきました。

そこで目にしたのは、驚くほど整然と並べられた資材でした。

ヘルメット、綺麗に畳まれたホース、ボート、救護用具……。全ての棚に「何がどこにあるか」のラベリングが徹底されています。

初めて入った人でも、パッと見てどこに何があるか分かるようにしておく、
この『丁寧な準備』が、いざという時の1秒の差を生むんだとおっしゃってました。

火事や災害のニュースはよく見ます。
でも、その裏で地域の防災がどう支えられているのかは、あまり知られていません。

普段は普通に生活している人たちが、
いざというときに地域を守る。

そんな消防団という仕組みが、街の中で、熱くも静かに動いている印象を受けました。

もし街で消防車を見かけたら、
その裏にどんな人たちが関わっているのか、ちょっと想像してみてください。

普段見ている景色が、少し違って見えるかもしれません。

熊本市消防団第15分団(慶徳校区)

電話番号 096-372-2770

ライター紹介

次郎

次郎

熊本出身、屋久島育ち。出張カメラマンしています。 趣味はカフェ巡りとお祭りごと、あとはカメラを片手に街をうろうろすること。 特撮とアニメが大好きで、仮面ライダーのかっこよさとプリキュアのかわいさに日々感化されています。

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