【西原村】ただの猫好きじゃない!?元住宅会社員のオーナーが作った猫クッキーの可愛いさに沼る。
こんにちは!次郎です。
熊本に住んでる方は既にご存知かとは思いますが
おしゃれなカフェやお店が点在し、週末のドライブコースとしても人気の西原村。
そんな西原村で、「えっ、ここお店なの!?」と思わず二度見してしまうような、
めちゃくちゃスタイリッシュなお菓子屋さんを見つけました。
その名も「村猫菓子店」。
店名に「猫」と入っていますが、
よくあるファンシーでフリフリな猫ちゃんのお店を想像して行くと、、、、
いい意味で裏切られます(僕がそうだった)。
今回は、猫好きはもちろん、建築好きや焼き菓子マニアも唸らせる、
こちらのお店の魅力をご紹介します!

目次
場所は西原村布田にある、よしえちゃんたこ焼きのお隣
県道206号線を南阿蘇方面に向かうと右手に見えてくるのが今回紹介するお店。
記事にも上がっています西原村のインドカレー屋「Asopalav Indian Restaurant」さんも並ぶここのエリアにはいろんなお店が集約しています。
そのエリア内にあります「よしえちゃんたこ焼き」の隣にあります。




住宅会社出身の店主がDIY!空間がオシャレすぎる
一歩足を踏み入れると、そこはまるでデザイン事務所のような空間。


コンクリート調の無機質な壁と什器。アクセントで温かみのある木材との組み合わせが絶妙にマッチしていて、とにかくカッコいいんです。


ケーキ達が展示されているショーウィンドウ。
寒色の照明と、展示方法がミニマルでおしゃれすぎる。
実はこちらのオーナー、元々は住宅メーカーに勤務していた会社員。
30代後半で「やっぱり飲食の世界へ!」と一念発起し、
色々なカフェでの修行を経て独立されたという異色の経歴の持ち主なんです。
驚くべきは、この洗練された内装のほとんどがDIYで作られたということ。
前職の経験を活かし、友人たちと壁を塗ったりして作り上げた空間は、もはやプロがなせる仕上げ方。
既存のケーキ屋さんにはない、シンプルで媚びないこの空気感。
この空間にいるだけで、なんだかセンスが良くなった気分に浸れます。
推しは「可愛すぎない」世界に一枚の猫クッキー
そして、お店のショーケースや棚に並ぶ商品の中でも、
ひときわ異彩を放っているのが「猫クッキー」です。

Instagramで見かけて気になっていたのですが、実物を見て納得。
一般的な「猫のお菓子」って、可愛い顔が描いてあったり肉球だったりするものが多いですが、
こちらの猫はシルエット勝負。
オーナー自身が「ファンシーすぎる猫グッズはちょっと苦手」というこだわり派で、甘すぎないデザインを追求した結果、このシュッとしたフォルムに行き着いたのだとか。
さらに面白いのが、このクッキーの「柄」です。
よく見ると、一匹一匹、三毛猫がいまして、それぞれ模様が違うのが分かりますか?

これ、プレーン・薄いココア・ブラックココアの3色の生地を混ぜて伸ばし、そこから型を抜くことで、偶然の「柄」を生み出しているんです。
まさに本物の猫と同じで、同じ柄の子は一匹もいません。
食べる場所によって「ここはココア味」「ここはプレーン」と味が変わるのも楽しいポイント。
「どの子を連れて帰ろうかな?」と選んでいる時間すら愛おしくなります。
なぜここに? 青森愛が爆発したリンゴジュース
焼き菓子やケーキだけでなく、ドリンクメニューへのこだわりも異常(褒め言葉)です。
こちらはメニュー表。

左側は
コーヒー、カフェラテ、豆乳カフェラテ、紅茶
中央は
レモネード、クラフトジンジャーエール、 季節のフルーツソーダ
右側は
アフォガード、品種別りんごジュース、果汁100%ジュース
コーヒーが美味しいのはもちろんですが、ここはあえて「コーヒー以外」の充実度がすごい。
自家製レモネードやジンジャーエールなど、魅力的なラインナップに加えて、なぜか品種別に並べられたリンゴジュースを発見。

実はオーナー、青森県のご出身。
これは僕の先入観が入っているんですが「リンゴにはうるさい」という生粋の青森県民だからこそ、西原村であえて品種ごとの味の違いを楽しめるジュースを提供しているんです。
冬に飲みたくなるジンジャエールと実力派スイーツたちを実食!
そんなこんなで、お菓子とドリンクを注文!


外はめっちゃ寒かったので、HOTのクラフトジンジャーエール(¥500)を啜りながらお店を出ました。

生姜のピリッと感が良いスパイスになって、体を温めてくれました。
思わずこうやって手に取って南阿蘇方面をバックにドヤ写真をインスタにあげたくなりますね!(実際に僕は上げました)。


猫クッキーの少し顔出す感じの絵が好き。
サクサク系のバタークッキーなんですが
3袋分、僕はあっという間にペロリでした。
クッキーの可愛さに目を奪われがちですが、ショーケースに並ぶ生菓子たちもタダモノではありません。
今回は、オーナーさんのこだわりが詰まった「キャロットケーキ」と、秋冬限定の「タルトタタン」をいただいてみました。
まずはキャロットケーキから。


フォークを入れると、ホロホロ~ッと崩れる繊細な生地。 よくある「完全に生地と一体化しているタイプ」とは違い、オレンジ色の人参のつぶつぶが粗めに残っているのが見えますか?

ちゃんと『野菜食べてる!』って感じがあって良き!
ナッツ系も練り込まれていて、ザクザクとした歯ごたえが楽しいアクセントに。
スパイスの香りとしっとりホロホロな食感、そして上のクリームチーズの酸味…。
これ、口の中でほどけるから、めちゃくちゃコーヒーが飲みたくなるやつだ…!
続いては、お待ちかねのタルトタタン。
アップルパイを置くお店は多いですが、本格的なタルトタタンに出会えるお店って実は貴重ですよね。

見た目からして濃厚そうな飴色のリンゴ。一口食べると…


「ん~っ! ねっちり!!」
この「ねっちり」とした凝縮されたリンゴの食感、たまりません。
甘さはしっかりあるんですが、どこかふわりとお酒のような香りがして、
まさに「大人の味」!!
上に乗ったクリーム(クリームチーズベースかな?)の酸味が、濃厚なリンゴの甘さを引き締めてくれます。
キャロットケーキも捨てがたいけど、個人的にはこの大人のタルトタタン、推せる…!
青森出身の店主さんが選んだリンゴで作る、贅沢な味わい。
「今日はどっちの気分?」なんて悩みながら選ぶのも、村猫菓子店での楽しみ方かもしれません。
これからの秋冬シーズンは、リンゴを使った「タルトタタン」が魅力的。
時期や地域によってリンゴの品質も異なっていたりするので、その都度材料の選定をしているとのこと。
肌寒い日に、ホットのジンジャーエールと濃厚なタルトタタン…。これは優勝です。
保護猫へのさりげない優しさ
スタイリッシュなお店ですが、根底にあるのは深い「猫愛」。
店内には保護猫団体の募金箱や、売上の一部が寄付される「支援付きクッキー」がさりげなく置かれています。


オーナーの自宅にも3匹の猫ちゃんがいるそうで、
お店を通して「ペットショップだけでなく、保護猫を家族に迎える選択肢もあるよ」ということが自然と伝われば、と考えていらっしゃるそう。
お店のHPの世界観からも、その猫愛が伝わります。
「猫にお金を使うなら、こういうお店で使いたい」。そう思わせてくれる素敵なスタンスです。
まとめ
元住宅会社員のセンスと、青森出身の食へのこだわり、そして溢れ出る猫愛が詰まった「村猫菓子店」。
現在は店舗販売がメインですが、来年はオンラインショップも本格始動予定とのこと!
遠方の方も、この独特な世界観を楽しめる日が近そうです。
西原村ドライブの際は、ぜひ「推しの猫クッキー」を探しに立ち寄ってみてください。
一度行くと、この「甘すぎないのに沼る」世界観の虜になること間違いなし!
村猫菓子店
| 住所 | 熊本県阿蘇郡西原村布田1175-8 |
|---|---|
| 駐車場 | あり |
| ホームページ | |
| 定休日 | 不定休(店舗Instagramを要確認) |
| 電話番号 | 070-9114-7258 |
ライター紹介
次郎
熊本出身、屋久島育ち。出張カメラマンしています。 趣味はカフェ巡りとお祭りごと、あとはカメラを片手に街をうろうろすること。 特撮とアニメが大好きで、仮面ライダーのかっこよさとプリキュアのかわいさに日々感化されています。
ヒゴナルマッチングとは、肥後ジャーナルの媒体を活かして、熊本で自分に合う仕事を探している求職者と求人活動をしている企業の情報をそれぞれ集め、お互いに明確なメリットがあるお仕事探しができる人材情報サービスです。



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