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【合志市】まるで怪奇現象!?誰も乗っていない建設機械が動いてる!いったい誰が動かしてるの?

ライター:ひらの ひらの
キーワード:

建設現場と聞くと、重機を操るオペレーターや、汗を流しながら作業する人たちの姿を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

ところが、合志市野々島で目にしたのは、そんなイメージを覆す光景でした。

大きな建設機械が動いているのに、運転席には誰もいないのです。

いったい、どういうことなのでしょうか。

建設業を「かっこいい仕事」にしたい

今回訪れたのは、建設機械の無人化施工を見学できる現場。

無人って、そんな事可能??とカチカチの頭で思います。

取り組みを進めるのは、「興亜建設工業株式会社」です。

(たくさんの見学者であふれていました)

同社の代表取締役・末吉大吉さんが目指しているのは、建設業を若い世代にとって魅力ある仕事にすること。

建設業というと、「体力勝負」「きつそう」といったイメージを持つ人も多く、更に現場では人手不足が課題となっています。

担い手が少なくなっていくなかでも、社会を支える工事や自然災害への対応など、求められる仕事はなくなりません。

人が少なくなっても、やらなければならない仕事は増えていく。

そんな状況のなかで、デジタル技術を活用し、建設業の新しい可能性を広げようとしています。

末吉さんが大切にしているのは、まず若い世代に「建設業の進化」を知ってもらうこと。

「すごい!」「かっこいい!」と感じてもらいたい!

その挑戦のひとつが、今回の「無人化施工」です。

まるで怪奇現象!?誰も乗っていないのに動いている!

現場に足を踏み入れると、目の前で大きな建設機械が動いていました。

どだだだだだだだだ…

運転席、ほんとに無人!!!

どの機械にも、運転席に人の姿が見当たりません。

全部無人!!!

目の前で見ていると、思わず怖さを感じるほど不思議な光景。

まるで機械だけが意思を持って動いているようにも見えます。

その答えを探るため、操作室へ向かいました。

しーんと静まり返った操作室。指先が機械を動かしていた!

操作室に入ると、現場の迫力とは対照的な静けさが広がっていました。

目の前に並ぶたくさんのモニター。

そこに映し出されているのは、現場の様子です。

そして、機械を操作していたのは女性オペレーターでした。

大きな建設機械を動かしているとは思えないほど、操作室は静か。

オペレーターはコントローラーを指先で操作しています。

現場に人が乗り込まなくても、操作室から機械を動かせる。

無人化施工すごい…

4台の建設機械を、2人のオペレーターで操作

今回の取り組みでは、2人のオペレーターが4台の建設機械を操作します。

バックホウで土を掘り、運搬車で土砂を運び、ブルドーザーで土をならし、振動ローラーで地面を締め固めるそうです。

それぞれの機械が担う作業を、遠隔操作によって連携させながら進めていきます。

もちろん、機械を遠隔操作すれば、すべての問題が解決するわけではありません。

導入にはコストがかかり、安定して操作するための通信環境も必要です。

だからこそ、今回の取り組みは、実際にやってみることで利点や課題を確かめ、次につなげていくための挑戦でもあります。

何十キロも離れた場所から操作する未来も

末吉さんが見据えているのは、単に人が乗らずに機械を動かすことだけではありません。

将来的には、現場から何十キロも離れた場所、たとえば会社から建設機械を操作することも視野に入れています。

そうなれば、育児や介護などの事情で現場に出ることが難しい人も、

遠隔操作によって仕事に携われる可能性があります。

また、これまで熟練の技術が必要とされてきた作業にも、

デジタル技術を活用することで、若い世代や未経験の人が挑戦できる機会が広がります。

そして、末吉さんが伝えたいのは、無人化施工がダム工事や災害復旧など、特別な現場だけの技術ではないということ。

地域の建設会社にも活用するメリットがあることを知ってもらいたいと考えています。

すご〜い!!日本の未来は明るいぜよ!!!

13歳の中学生も驚き!「近未来って感じ」

今回の見学会では、職場体験に来ていた長洲町立長洲中学校に通う13歳の生徒2人にも話を聞きました。

実際に見た無人化施工について、2人からは「近代的ですごい」「難しそう」「かっこいい」といった感想が聞かれました。

たくさんのモニターが並ぶ操作室については、「近未来って感じ」と話してくれました。

そして、印象的だったのが「建設業のイメージが変わった」という言葉です。

若い世代に建設業の新しい一面を知ってもらいたい。

そんな末吉さんの思いが、見学した中学生たちの感想からも伝わってきました。

土木の歴史の、その先にあるもの

これまで、熊本の史跡や石橋を訪ね、土木の歴史に触れてきました。

加藤清正の治水事業に思いを巡らせたり、人柱伝説が残る場所を訪れたり。

重機もない時代、人々はどれほどの苦労を重ねて工事を進めたのだろう。そんなことを考えながら史跡を歩いてきました。

それが今では、運転席に人がいない建設機械が動き、離れた場所から操作できる時代になっています。

昔の人々が知恵と力を尽くして築いてきた土木の歴史。その先に、今の技術がある。

今回の無人化施工は、単に機械を遠隔操作するだけでなく、これからの建設現場のあり方を変えていく大きな挑戦でした。

興亜建設工業株式会社

住所

玉名郡長洲町腹赤1530-1

HP

興亜建設工業株式会社 | 熊本県の総合建設業

電話番号 0968-78-6268

ライター紹介

ひらの

ひらの

熊本県以外に住んだことがない、肥後純血種。

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