【阿蘇郡】神様が衣を洗った泉?高森町「上洗川神社」(かみそそかわじんじゃ)の世界観がたまらない!
公開日: 2026.11.02
ライター:ひらの
秋の小雨が降る日、阿蘇へ出かけました。
今回訪れたのは、高森町上色見にある上洗川神社(かみそそかわじんじゃ)。
まず目に飛び込んできたのは、勢いよく水が流れ込む湧水でした。
その奥には、小さな神社がひっそりとたたずんでいます。
深い緑と水の音に包まれたその場所は、まるで異世界への入口のよう。
思わず足を止めてしまう、不思議な雰囲気が漂っていました。
目次
熊本県高森町にある上洗川神社

上洗川神社(かみそそかわじんじゃ)は、熊本県阿蘇郡高森町上色見にあります。
御祭神は、阿蘇大明神として知られる健磐龍命(たけいわたつのみこと)。
以前の記事も合わせて
健磐龍命が蹴り飛ばしたと言われる大津町の巨石「かぶと岩」や
弓の練習の的にしていたという「的石」の記事もあります。
健磐龍命って豪快で破天荒な開拓神ですよね…
こちらは、妙見社、水神社とも呼ばれており、

周囲に民家も見当たらない静かな場所です。

訪れた日は小雨。
しっとりと濡れた木々の緑はより一層深く、あたりは静まり返っていました。
神様が旅の衣を洗ったという伝承

上洗川神社の名前には、古くから伝わる物語が残されています。
高森町の公式案内によると、
健磐龍命が日向の宮から阿蘇宮へ向かう途中、汗で汚れた衣をこの地で洗ったという神話が、社名の由来とされています。

今では静かな山あいの神社ですが、その歴史と神話が今も静かに息づいています。
境内に湧く「熊本県平成の水百選」の水

上洗川神社の境内には、「熊本県平成の水百選」に認定された湧水があります。
熊本県の公式サイトにも、選定地のひとつとして掲載されています。
網でふさいであったので中を覗いてみました。

屋根のある水槽に、勢いよく流れ込む水。

ドボドボという音だけが響いています。

水面は揺れ、底の様子はなかなかうかがえません。
透明度の高さに目を奪われるというよりも、
底が見えないことに、どこか怖さを覚えるような水でした。

神様が旅の衣を洗ったという伝承を知ると、この泉がまた違ったものに感じられます。
水の音が絶え間なく響く境内。
雨に濡れた周囲の景色も相まって、どこか現実離れした空気が漂っていました。
壁の向こうから何かが現れそう?

境内の周辺で目を引いたのが、巨大なコンクリートの壁です。
森の緑に囲まれた壁と、そこを流れる水。
小雨が降る薄暗い景色の中では、
普段見慣れたコンクリートの構造物さえ、どこか異様な存在感を放っていました。

壁の向こうから、巨人がひょっこり顔を覗かせそう……。
そんな想像をしてしまうほど、非日常的な光景です。
まるで異世界への入口に迷い込んだような、不思議な景色。
こうした神秘的な風景が好きな人には、たまらない場所かもしれません。
好きな人にはたまらない、静かな神社

上洗川神社は、誰もが知る大きな観光名所というわけではありません。

境内は小さく、周囲には深い緑と静けさが広がっています。

華やかな施設やにぎやかな人通りはありませんが、
だからこそ、この場所ならではの空気を味わえます。

日本の山あいにひっそりとたたずむ神社。
湧水の音、雨に濡れた木々、そして底の見えない水。

手を清める場所には緑が這い、清らかな水を受け止める手水鉢の佇まいすら、キラキラ輝いて愛おしく感じました。

海外の方にとっても、こうした風景は、日本らしさを感じる興味深い景色かもしれません。

小さな場所なので、人によって好みは分かれると思いますが、個人的にはかなり好きな場所でした。

神様が衣を洗ったという伝承が残る泉と、日常から切り離されたような不思議な景色。

静かな場所や神秘的な風景に惹かれる方には、ぜひ知ってほしい神社です。
アクセスについて
上洗川神社へは車で訪れることができます。
ただし、神社へ向かう道は狭いため、運転には注意が必要です。
できれば軽自動車で訪れるのがおすすめ。
上洗川神社(かみそそかわじんじゃ)
| 住所 | 阿蘇郡高森町上色見 |
|---|---|
| 駐車場 | 小さい車に限りますが、置ける場所はあります。 |
ヒゴナルマッチングとは、肥後ジャーナルの媒体を活かして、熊本で自分に合う仕事を探している求職者と求人活動をしている企業の情報をそれぞれ集め、お互いに明確なメリットがあるお仕事探しができる人材情報サービスです。




記事シェア