2022年12月、新水前寺駅近くに新しいカフェ「これくるむ」がオープン。

なにやら「クァベギ」というドーナツが人気なんだそう。全く想像ができなかったので早速向かいました！

お洒落な韓国カフェ、熊本に登場！

お店の前には１台分の駐車場。

「韓国ドーナツ」「韓国チキン」、韓国語の看板が気になり足を踏み入れると

え、韓国…？！

…壁紙でした。

中はお洒落なカフェ。

広い…！！

2面の大きいショーケースにずらり並ぶカラフルで可愛いドーナツ。

実はこれが「クァベギ」という韓国の伝統的なお菓子なんです。

どんな味なんでしょうか？早速注文してみましょう！

折角なので、色々頼んじゃった！

むらさきいも２９０円　バジルトマト２９０円
ヤンニョム　３８０円　フラペッソ５００円

このチキンおっきい…！！手のひらくらいのサイズ感があります。しかも２～３個入ってる。

ザクッ！

歯ごたえと、甘辛なお味がたまりません…！注文を受けてから揚げてくださるので、揚げたてザクザクです。
こちら「ヤンニョム」「ガリバタ醤油」「ハニーマスタード」の３種類があります。他の味も気になる…！

チョコミン党なので、チョコミントの「フラペッソ」を注文。

韓国のレトロな町並み(壁紙)の前で撮ると、本当に韓国に来たみたいですね。

見た目より甘さ控えめで飲みやすく、クァベギや料理と一緒に飲むのがちょうどいいお味です。

いよいよお待ちかねのクァベギです！

すっっごい伸びる…！
もっちもちで、ずっしりしてます。
味は…

バジルはお洒落な味で上に乗せたフルーツトマトの甘みがアクセント。

むらさきいもは、まるで上品な和菓子のようなお味です。

そして本体のクァベギも思ってたより、軽やかなあっさりとした優しい味！上のトッピング次第でおかず味にもデザートにもなる汎用性が面白いですね。

そして揚げたドーナツってちょっとベタッと重いイメージだったのですが、これは店名である「これくるむ(くじら雲)」のように、ふあふあです。

そこには、大きな秘密が…！

店長にお話しを伺ってみましょう。

込められた「安全」という愛

こちら、店長のＭＥＧＵＭＩさんです。

「こちらのクァベギ、揚げているのに何でこんなに食べやすいんですか？」

「材料に気をつかっていて、マーガリンを入れずにバターにしていますね。そして油も、キャノーラ油じゃなくて米油を使っているんです」

「えっ」

そんなこだわりのクァベキが、２１０円から、食べられるんですか！？

原価ギリギリになりながら安心して勧められる素材で作りたい一心でこのお値段なんだそう。

すごくふわふわでもちもちなドーナツの生地はパン生地。なので、ドーナツというより、揚げパンの一種ですね。

「でも、パン生地はお菓子生地に比べて扱いが凄く大変で…。オープン前の１，２ヶ月は毎日のように凄い量を作って、試行錯誤して、ようやくたどり着きました。ちなみに、時間が経ってもベタッとならずふあふあもちもちなので手土産にもお勧めです！」

目指したのは「学生の居場所」

MEGUMIさんが目指されているお店とは「学生がふらりと寄って、お喋りできる場所」。

その為の、沢山の椅子。長い間居られる空間。

部活帰りの学生さんが寄れるために２０時までの営業時間。育ち盛りの学生さんも満足の腹持ちの良いクァベキ。大きい韓国チキン。原価ギリギリまで攻めた値段設定。安心安全の食の材料。

韓国チキン丼　４９０円　　馬肉濃厚カレー　５００円

ワンコインで食べられる丼ものやカレー。

それらは全て

「自分たちが学生のころ、放課後お喋りして帰ったそんな居場所になりたい」

そんな、お店に込めた思いが形になってものだったんですね。

…ちなみに皆さま。こちらの店内、お気づきでしょうか。

沢山の座席、座り心地の良いソファー。そして、店内に流れる心地いいBGM。

その…私の勝手なイメージかもしれませんが、「韓国カフェ」という言葉を聞くと、カラフルで賑やかなイメージがありませんか？

実は、実際に韓国で若者に人気なのはこういったお洒落な雰囲気のカフェなんだそうです。

つまりこれは…「リアル」に今、韓国で流行っているカフェ…！

そんなリアル韓国カフェを目指した結果、若い学生さんだけではなくあらゆる世代に居心地が良い場所になりました。

店名のこれくるむとは、「クジラ雲」を韓国語に言い換えたもの。

クジラ雲を見た人には幸せにが訪れるという言い伝えから、来た人が幸せになるお店になって欲しいとこの店名がつけられました。その名の通り、訪れた人はふあふあの優しさに包まれて笑顔になって帰ることでしょう。

皆さんも、これくるむに幸せを探しに来てくださいね！

これくるむ