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県外出身だけど熊本で働いている人に「熊本で働く理由」を聞いたら想像の斜め上の回答がきた

ライター:ムトー ムトー

昨今、どこでも言われるのが人手不足問題。

特に、学校を卒業したあとに県外へ就職する子が多いから
なかなか地元、熊本の企業には人がこない、なんて話もよく聞きますよね。

しかし考えたのです
出ていく子がおるのならば、逆に残っている子もいるのではないか?と。

例えば、進学を機に県外から熊本にきて、そのまま就職も熊本でってパターンです。

それはもう表彰に値するなと思うのですが、そもそもそんな子が実在するのかと調べたところ

おりました。

せっかくなので「熊本で就職しようと思ったきっかけ」を聞いてみたところ

地元民では分からなかった熊本の魅力がビャンビャン出てきましたのでご紹介します。

県外出身だけど熊本で就職したパイセンVS地元民で県内就職を希望する後輩

それでは早速、県外出身だけれどもそのまま熊本に残り、就職をしている方々をご紹介します。

神奈川県平塚市出身 株式会社望星勤務 内海祐樹さん

東海大学熊本キャンパス野球部の寮にて食事作りなどの勤務を行っています。

「一度は自分も夢見た(全国制覇)からこそ全力でサポートしたいと日々頑張っています!」

神奈川県茅ケ崎市出身 リンゴアメの林檎堂勤務 田中沙黄さん

「りんごで世界を笑顔に!」

東京都八王子市出身 カネリョウ海藻株式会社勤務 上岡駿斗さん

「好きな海藻はもずくです」

続いてパネラーは

東海大熊本キャンパスの後輩たち。

ちなみに後輩の皆は、熊本出身でなおかつ県内就職を希望している子たち。

つまり

県外出身だけど熊本で就職したパイセンVS地元民で県内就職を希望する後輩という構図ですね。

「司会はワタクシ、伊藤が務めます」

では早速ホンネを語り合っていただきましょう!

なんで熊本に残ろうって思ったと??

まず気になるのはこれですよね。

なんでそもそも熊本に残ろうと思ったのか。

特に3人とも関東出身なんだから、賃金や友人関係など考えたら地元に戻った方がいいんじゃないか、と思ってしまいますが実際はどうなんでしょうか。

「迷いはあったので家族に相談したんですけど、兄から「自分がやりたい道を進め」って言ってもらえたのが大きかったかと思います。自分がやりたいことが熊本にあったんならそこで頑張れよって」

「自分は正直…迷いました。かなり語弊がある言い方をするんですけど、関東から熊本の大学に行くってとき結構笑われるんですよ。なんで?って

…そうなの?

「分かる」

「めっちゃ分かります」

序盤からかなりのパワーワードが出てざわつくパネラー陣

「多分これ関東出身者あるあるなんじゃないかなって。下に見てるとか全くないんですけど。なので就職は相当悩みました。実際3ヶ月くらい向こうで就職活動とかもして」

「で…活動してて分かったんですけど。(東京は地元なのに)過ごしにくいなって。電車とかもう信じられないくらい人が多いし、もう(東京では)過ごせないというのが分かったので熊本で就職活動を行いました」

「内定はどうだったんですか?」

「ありがたいことに東京、熊本両方から内定をいただきました」

「そこでも揺れることなく?」

「そうですね。プライベートと両立ができる熊本という環境がベストだなと思ったので。そこは迷わず」

「なんという愛」

「愛で言えば、私は大学進学で空港に降り立ったときにもう直感してました。最終的にここ(熊本)で人生終えてもいいって」

「空港でなにがあったんですか」

「空港では何もなかったんですけど笑。同行していた母も予感してましたね。あなたにはきっと熊本の雰囲気があってるよって。なので熊本で就職するよって両親に伝えたときにも「だろうね」って言われたくらいですね。」

再びザワザワ

「なんでそこまで強い熊本への愛が生まれたんですか?」

「う~ん…強く意識したのは林檎堂でのバイト経験ですね」

尊敬している大好きな先輩の紹介でバイトとして入った林檎堂。そこで社長はじめスタッフやお客さんとのやり取りで、とにかく熊本県民の人間性に惚れたのだそう。

「月並みな言い方ですが、本当にみんな温かいんですよ。熊本の人って」

「よく大学進学中に好きな人ができたから残る~みたいな話は聞くんですが、そのパターンの方はおられます?」

「私、結婚しているんですけど。主人は関東の人間です」

「ということは遠距離?」

「いえ、私と結婚するのならば熊本に住むことが条件よって。で、主人も熊本でこっちに来て熊本で働いています」

凄すぎんか?

「もしなんで俺が熊本に!ってなったらどうしてたんですか?」

「別れるしかないでしょ」

男前すぎる…!

県外出身者だから分かる「ここに惹かれました」

県内でも数多企業はあるなかで、県外出身者だからこそ惹かれた何かがそこにはあるはず。

「まず人の役にたつ仕事がしたいなって考えてて、実際、介護職の企業3社ほど内定はいただいていたんです。ただ…繰り返しになりますが僕も野球をやっててもうずっと夢見てたんですよ。全国制覇を。野球部の監督から「よかったらそこでサポートに入らないか」って声をかけてもらったのが決め手ですね。

現在、調理職員として寮で食事のサポート業務を行っていますが、株式会社望星ではほかの部署もあるので、部署移動できる選択肢があるというのも魅力でした」

「私はバイトからそのまま…だったんですが、そんなに大きい会社ではないので、友人などにも驚かれることもあったんです。でも働いていたからこそ分かるのが、実際の働きやすさだったりしますよね。どんどん認知も拡大してきて、将来的には関東にも出店予定があると聞いたこともあったので決めました」

「関東への出店はお前に任せた!的な?」

「そうそう」

「それは結構嬉しいよね」

僕もそこは惹かれましたね。カネリョウ海藻の営業所って東京と大阪にもあるんですよ。あとは海藻の業界って今後伸びていくだろうなって思っていたところ、熊本に本社あるし、業界ナンバーワンだしって。あとはプライベートと両立できる職務環境だったのも惹かれました」

県外出身者だから言える!おすすめスポット

熊本は、よかとこいっぱいありますが、恐らく県外出身者と地元民がすすめるスポットって違うんじゃないかと思うのです。

ということで、ちょっとアイスブレイク。

水前寺公園ですね。何も考えずに自然を満喫できて散歩ができるんで最高」

大観峰でしょう。はじめてみたときには「なんだこの景色!!」ってかなり衝撃でした。地元が海ばっかりだったんで山がこんなに美しいとは思ってなくてびっくりしました」

「僕も同じく阿蘇なんですが、草千里と雲海ですね。ここは絶対に行った方がいいと思います」

では続いて地元民の意見を聞いてみましょう。

「私は空港です!!」

「くまもと空港進化してるんですよ。第2施設にバイクとかイルミネーションとかあるし、飲食店もガチャもあるし!プチ素敵!」

「私、アメリカンバイク乗ってるんですけど、リゾラテラス天草好きっすね」

「僕も天草です。ジェット最高」

なるほど、恐らくですが…

県外の方は阿蘇が好きで、地元民は天草が好きということが判明しました。

まとめ

ほかにも

「熊本は居心地がいい」

「繁華街でも人が多すぎるってことがないので、ちょうどいい」

「道端で困っていると声をかけてくれるの優しい」

「自然があるから気軽に気分転換できる」

など、そこにあるのが当たり前すぎて何も思わなかった事項が次々に飛び出しました。

確かに賃金等を考えたら県外だけど、それだけの人生で終わりたくない、という価値観を持つ子が熊本で就職を決めるのかもしれませんね。

「この企業がいいから熊本で働く」

というよりも

「熊本が好き(過ごしやすい)から、そのまま熊本に残る」

というのが正しいのかもしれません。

さて、熊本で働くと言えば熊本県での就職情報や面白いことを紹介している「くまラバ」ってご存じでしょうか。

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熊本にもよか企業がたくさんありますので、気になった方はぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。

ライター紹介

ムトー

ムトー

肥後ジャーナル編集長。 「人はなんで痩せなきゃいけないのかな」という思考にまで達したのでもうきっと痩せません。 気にしません。

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