石段の下に社殿!日本三大下り宮の一つ「草部吉見神社」は御神木も立派だった
公開日: 2024.04.14
ライター:ちえ神社というと、石段を上って本殿に行く場所が多いですが、石段の下に神様が祀られている珍しい神社もあります。
日本三大下り宮というものがあり、群馬県にある貫前(ぬきさき)神社、宮崎県の鵜戸神宮、そしてもう一社が我らが熊本県にある草部吉見神社です。
石段を下るとそこには…
草部吉見神社があるのは、阿蘇郡高森町の奥阿蘇の方。
田園風景が広がるのどかな国道325号線は、ドライブするのにも気持ちの良い道です。
その国道325号線沿いに「日本三大参道下り宮 草部吉見神社」という大きな茶色の看板があり、ここから脇道へと入ります。
車は鳥居の手前の広いスペースに余裕をもってとめられます。
木立の中に大きな鳥居がそびえ、狛犬が鎮座しています。
鳥居をくぐると、そこからはずっと下りの石段が続きます。
石段をずっと下った先に社殿があるという、なんとも摩訶不思議なつくりになっています。
石段を下りて下へと向かう神社、なんとも面白いですね。
厳かな雰囲気の社殿と塩井社
百数十段の石段を下った先に本殿があり、右手に手水舎があります。
手水舎で両手と口を清め、本殿へ…
森の中にある、落ち着いた静かな神社で、気持ちの良い空気に包まれ、心が休まる感覚がします。
主祭神は神武天皇の皇子、日子八井命(ヒコヤイノミコト)で、ほか十二神が併せて祀られています。
こちらにて参拝を行いました。
本殿の中には見事な絵画も飾られており、手入れが行き届いた美しい社殿です。
手水舎の横には「塩井社」があり、不老長寿の水の看板も…
塩井社の鳥居からさらに下っていった先に、不老長寿の水がありました。
苔むした水場に静かに水が湧き出ていて、水の音を聞くだけで癒されます。
私ももう40歳を過ぎてしまいましたが、不老長寿の水も飲んだので、しばらくは老けずにいられそうです。
緑に覆われた塩井社の雰囲気も、なんだか幻想的でとても素敵でした!
圧倒される存在感!樹齢千年を超える御神木
塩井社を抜けた先には、樹齢千年を超える御神木があります。
幹回りも太く、斜面にどっしりと根を張った御神木はものすごい存在感!
「御神木 樹齢千年」と書かれた木も相当古いので、さらに年月が経っているのでしょう。
上まで見上げると、空を突き抜けていくのではないかと思うほどもの高さで、首がもげてしまいそう…!
本当に高くて立派な木なので、皆様もぜひ現地に足を運ばれ、天を仰いで見ていただきたいと思います。
御神木の枝だけを見ても驚くほど太く立派で、本当に素晴らしい大木です。
はるか千年昔というと、時は平安時代…。
その頃から生きて、1,000年以上もの歴史をここから見届けてきた御神木だと思うと、壮大なロマンを感じますね。
神楽殿や休憩所も
境内には神楽殿もあります。
こちらはわりと新しい感じのつくり。
休憩所もあり、イスやテーブルもあるので、この気持ちの良い空気の中で、ほっとお茶を飲むのもいいですね。
帰りは石段を上って帰路につくという、一風変わった神社です。
驚くほどの樹高の立派な御神木もある、全国的に見ても珍しい下り宮。
ありのままの自然や、美しい木々と水のある風景を味わいながら、はるか昔に想いを馳せ、リトリートできるような素敵な神社でした。
草部吉見神社
電話番号 | 0967-64-0355 |
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ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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