アッチー!!
5月の暑さとは思えない!
まぁご存知の通り、熊本は九州でも特段暑い県です。時たま全国1位の暑さになりますよね。
ここ1週間(5月7日〜14日)までで一番気温が高かった地域を調べたら
直近1週間(5月初旬〜中旬)で、最も暑かったのは北海道です。5月12日に北海道美幌町で29.1度を観測しました。
恐ろしい時代に突入していますよ。
北海道に避暑にでも行きますか?なんてセリフはもう聞かれないのかも。
「伊藤さん北海道って行ったことあります?」
「ないです。もしかして北海道に行って取材する企画があるんですか?」
「そんな企画あったら伊藤さんに言わずに、黙って1人で行きますよ」
「…。」
「伊藤さんが思う北海道のイメージって?」
「ウニ、いくら、ススキノ、北の国から、網走刑務所、ゴールデンカムイ、そんでジンギスカンですかね」
「あー羊ね。あ、知ってます?南小国でメドウファームっていう羊の飼育してる珍しいところがあるって。しかも春は毛刈りのシーズンで、毛刈り体験ができるらしい」
「マジっすか!未体験ゾーンですよ!是非是非、毛を刈ってもらいたい!」
「言ったね。聞いたからね。よっしゃ刈ってもらいに行こうじゃないの!」
ということで南小国町にある羊牧場「メドウファーム」に行ってきました。
夫婦滝
南小国町の山深くに、羊牧場メドウファームはあります。(メドウの意味は草原)
牧場の近くは、展望台からの絶景

もさることながら、たくさんの滝もあります。
秘境七滝というワクワクする名前の滝や
夫婦滝という、2つの川が合流する滝があります。
夫婦滝といえば

ばってん荒川jrさんとラブドールがデートをするという、とてつもなくアバンギャルドな記事を書いた場所です。
記事はコチラ
そんな、自然豊かな地域にメドウファームはあります。
牧場主紹介
お出迎えしてくれたのは、

牧場主の、田苗玲奈(たなえれな)さん。26歳!!
福岡県久留米市出身で、高校卒業後に「阿蘇ミルク牧場」に勤務。5年努めた後に、起業型地域おこし協力隊として南小国に移住し羊牧場を営んでいます。この若さで牧場経営、一体どんな理由があったのだろうか?
お出迎えしてくれたのは、田苗さんと

田苗さんと二人三脚で羊のお世話をしているのですが、田苗さんの号令で、羊を追い所定の位置まで誘導してくれるのです。

ティムのことだけでひと記事かけてしまうので、紹介はこの辺にしてさっそく羊の毛刈り体験へGO!
1頭の毛は何キロ?
体験ができる広場で待機します。

広場入り口で消毒し入場。
ティムが羊さんたちを追ってくるのを待ちます。
数分後、丘の上から田苗さんの号令がかかると…
モコモコした羊さんたちがご入場!

実は初の生羊接近に一抹の緊張を感じながら

近づいて撮影。
「なんか食うものないのかぁ」という羊さんたちの訴えが、その動きから伺えました。

そこらに生えた草をモシャモシャと食べているのですが、よく観察すると、口で食べたい草と食べたくない草を仕分してるんです!口先に好き嫌い探知器がついてるってことね。
羊の毛色はさまざまで

茶色い毛

逞しい角と毛色は薄茶色

みんながイメージする、THE羊さん的な白に近い毛色と格好。
いろんな種類がいます。

多くの体験希望者が集まる中、毛刈りの説明が始まります。

連れてこられた羊さんは緊張で結構暴れていましたが

田苗さんがクルンっとひっくり返すと

急におとなしくなるんです。
羊が仰向けでおとなしくなるのは、「踏ん張りがきかず物理的に立ち上がれない体勢」にうまく固定されていることと、被食者としての「本能的なフリーズ反応」が同時に作用しているためです。この巧妙な性質を利用することで、人間は羊に余計なストレスや怪我を与えることなく、安全に毛刈りや蹄(ひづめ)の手入れを行うことができます。(Geminiより)
↑なるほど〜。
この状態にすると毛刈りがしやすいので…といっても、一筋縄にはいかない。
3年選手の田苗さんでも1頭刈るのに10分はかかる。

見事に1頭分の羊の毛皮が完成!
なんかバブリーな家にある虎の毛皮のカーペット思い出しちゃった
↓

虎のカーペット、今見ると…頭つきって倫理的にどうなのよとか思っちゃう。
羊の毛を触ってみると
あったかい…そりゃそうか、これを着ていた羊さんの熱が残ってるんだから。暑かったろーなぁ。

刈った毛を袋詰めして…
「伊藤さん、1頭の毛が何キロあるか当ててください」

「んん?生まれたての赤ちゃんくらいかなぁ。2.5キロ!!」

正解は
1.7キロでした!
「刈った羊の大きさがちょっと小さかったですね。通常だと2キロ超えるんですけどねぇ」
ざっくりですが、一頭から毛糸の帽子5つ(毛糸のベストなら1着)くらいが作れるそうです。

すっきりしたひつじさん。
見た目がヤギになりました!涼しくなりましたね!
さぁ毛刈りに挑戦
「えーと、次は誰が体験してみますか?」
すると羊さんが

「おまえ、やってみ?」
って私を指すではありませんか!
「は、はい!」
促されるままに

田苗さんにレクチャーを受けます。
人間の頭もそうですが、体のラインに沿ってバリカンを走らせます。
「そりゃそうでしょうけど、これドレッドヘアの人を坊主にするようなもんでしょ?床屋さんでも嫌がる案件じゃね?」
と文句言っても始まりません、震える手でバリカンIN!

羊さんは、本当におとなしくしてくれてますので、落ち着いてやればデキる!

「あーだいぶビビってますね笑。地肌に毛が残ってますヨォ」

ほんとだ…。
バリカンは、縦に入れない限り寝かせておけば押し付けても肌を切ることはありません。

刈ったばかりの羊の毛は、正直もっと汚れてるのかなと思っていたのですが、綺麗でフッカフカでした。
「触るとちょっと手がテカりますね」
「毛に脂分がついてるんです。実はニュージーランドや北海道などの羊はもっとジュクジュクしてるんですよ。ウチの子たちは、牧野で育てていて餌は生えてる草。だから草を探して、アッチコッチ走り回るんです。運動量が多いと毛に付く脂分が少ないんですよ」
へぇ〜。人と一緒だ(草)。
なんとか、完走(完刈)いたしました。めっちゃ緊張した。
毛糸を使ったグッズ
メドウファームで採れた羊の毛を

糸巻き機で一本の糸にして、いろんなグッズを作っている方々もいます。

毛糸はもちろん

編んだり固めたりして熊本の特産品シリーズ!

ブローチや

再び羊に戻したり。
南小国で生み出された熊本では希少な羊毛を、どう利用していくか?を町全体を上げて模索しています。
羊飼いになった理由
羊飼いになった理由とは…

阿蘇の草原維持に必要な「野焼き」。阿蘇の恒例行事であり、草原を守るための大事な作業です。
しかし一歩間違えると山火事の原因にもなります。森に燃え広がらないように草を刈った部分を
輪地(わち)
というんです。
輪地切りと言って輪地部分の草を刈る作業は、町の人口減少や高年齢化もあってなかなか草刈り作業がままならない。そこで、急な坂や谷を余裕で行き来でき、おまけに草を食べてくれる羊を放牧しようとなったのです。

「阿蘇の草原を守る事業に携われるのであれば!と一念発起。羊毛や羊肉を生産するためでなく草原を守るための羊飼いは、日本でも非常に珍しいと思います。理想は、草原を守る羊の放牧で羊がスクスクと育ち、毛刈りを通じて自然や動物との触れ合いの場を作り、羊毛を利用した産業がうまれ、熊本で新鮮な羊肉を食べれるプレミア感のあるお店が立ち並び、訪れた方々がこの自然を守りたいと思って草原保全に繋がり、地産地消が素敵に循環する南小国町を作りたいです」
語るその目は、南小国町〜阿蘇草原〜日本の自然〜世界の危機的な自然環境まで背負っている目をしていました。

太古から熊本に息づく阿蘇の草原、その恩恵を受けながら生活する人間。実は何一つ新しいことはなく、昔から営まれてきたライフサイクルなんです。それが失われそうになってるのが今の時代。
田苗さんの活動が、新しい南小国町を生み出している今をみなさんも目撃&触れ合いに行ってください。
メドウファームのインスタグラムは
※羊の毛刈りは4月・5月で終了しましたが、羊と触れ合うイベントはメドウファームのインスタグラムで情報発信中です!
熊本県で生産・加工されている商品を、地元の方が買って使用することが、いわゆる「地産地消」。
熊本県内の農家さん・漁師さん・生産者さん・加工業者さんが、熊本の方々に自分たちが作ったものを楽しんで欲しいと日々願っています。
そういった取り組みをいろんなテーマをもとに熊本の地産地消を紹介しているのが
「KUMA RICH(クマリッチ)」

↑の意味ですが
KUMAは自然豊かな熊本の地で生まれたものを!
RICHは県産品の「豊かさ」「恵み」を表現!
人々が「地産地消」に取り組むことが日々の豊かさに繋がっていることを表現しています。「地産地消」の大切さを考え、自分にできる行動に繋げてもらいたいという意味が込められています。
県産品をもっと好きになる「KUMA RICH」のWEBサイトは
↓↓↓
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夢は叶う!
だれも諦めてません!
田苗さんは、自然に向き合い南小国を愛し前に町のみんなと共に進んでいます。
私も諦めませんでした!
毛を刈られる夢は

今!叶いました!
メドウファーム
| 住所 | 〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺メドウファーム |
|---|---|
| インスタグラム | メドウファームへの問い合わせや毛刈りなどのイベント情報は |
ライター紹介
伊藤
演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期50歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。
ヒゴナルマッチングとは、肥後ジャーナルの媒体を活かして、熊本で自分に合う仕事を探している求職者と求人活動をしている企業の情報をそれぞれ集め、お互いに明確なメリットがあるお仕事探しができる人材情報サービスです。


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