三十路子連れ女が車について考えてみた #9 コンパクトSUV界の助さん&格さん RAIZEとYARIS CROSS
ふと周りを三十路周りを見渡すと、コンパクトSUVクラスに買い替えた人が多いこと。
特に「RAIZE」でカーライフを満喫している人に最近出くわします。
やはり今「RAIZE」をマイカーにするのが最適解なのか?
しかし、前回認定中古車の回でお話を伺った山内さんに「アウトドアを楽しみたい」「荷物が積める方がいい」など条件を伝えて、合う車を尋ねて見たところ、「YARIS CROSS」でしょう!と断言されたことがやけに印象に残っていました。
え、その2台はどう違うの?というわけで
今回は「ネッツワールド川尻店」へと赴き、その違いを徹底取材してきました!!
上がRAIZE(ライズ)で下がYARIS CROSS(ヤリスクロス)っす。
コンパクトなサイズ感でSUVでブームを後押ししたRAIZE
というわけで「ネッツワールド川尻店」です!
出迎えてくれたのは、今回お話を伺う中村弘明(なかむらひろあき)さん。 爽やかって言葉は、中村さんのためにあるんじゃないでしょうか。
吹き抜けのインダストリアルな雰囲気が特徴的な「ネッツワールド川尻店」の店内。
それでは、いきなり本題ですが、RAIZEとYARIS CROSSってどう違うんですか?
RAIZEは、キャンプや釣りなどアウトドアブームも相まって、これまで「運転に自信がない」「大き過ぎるかも」とSUVに二の足を踏んでいた方々にも多くの支持をいただいています。小型でもアクティブで実用的なクルマという言葉がぴったりです。
そうなんです、実はSUVに憧れ、あります。
そういった方のニーズに合わせた“コンパクトSUV”は、大変好評いただいています。これまでの車業界全体の流れで言うと、当初は「SUV」を開発していたのに「コンパクト」要素が勝ってしまうということが多かったんです。それほど「コンパクト」と「SUV」は、なかなか相容れない要素でした。しかし、RAIZEに関しては、タイヤの上のあたりの膨らみとかですね、SUVらしさがしっかり出ているな〜と思います。
タイヤの上…ですか??
“タイヤの上の膨らみ”を指す中村さん。こちとらそんなマニアックな視点は、持ち合わせておりませんけど?!と思わずパシャリ。
まさかのマニアックな視点を披露してくれた中村さん。
SUVらしい存在感はあるけれど、実寸はコンパクトカーとほぼ同じ。子どもの送迎や、細い道の運転も気兼ねなくできそう!
パン屋を営む友人もRAIZEユーザーで、決め手を尋ねると「トランクにパンのケースが乗ったから」というてました。
シレっとリリースされた「YARIS CROSS」も人気!!
ところで昨年末、YARISの新型としてさりげな〜くリリースされていた「YARIS CROSS」。
こちらはご存知、トヨタで20年以上親しまれてきたモデル「Vitz」の進化系モデルとして大きな話題を呼んだ「YARIS」のSUVモデル。
「YARIS CROSS」は、「RAIZE」を始め、コンパクトSUVに注目していた層にさらりと受け入れられ、飛ぶ鳥を落とす勢いの「RAIZE」に早くも追い越せ追いつけの人気車種になっているとか。
「RAIZE」があるからいいじゃない!
中村さん、一体その違いは何ですか?
まず、安全装備は種類は違いますが、両車とも標準で装備されています。
加えて「YARIS CROSS」の安全装備は、雪道での出力をコントロールするスノーモードがプラスされています。
また、燃料系でいうと「RAIZE」は、ガソリンのみですが、「YARIS CROSS」は、ガソリンとハイブリッドの2種を選べます。
ハイブリッドならカタログ上、リッター30km走るので長距離を乗る方は迷わず選ばれますね。さらに、積載量でいうと20リットル「YARIS CROSS」が大きいのが特長です。
排気量も「RAIZE」は1000cc、「YARIS」は1500ccとなるので、毎年かかる自動車税では「RAIZE」の方が安いです。
「RAIZE」は、SUVにしては抑え目の1000ccですが、ターボを搭載しているので、実質1500ccくらいのパワーがあります。
確かに、甲乙付け難い2台!!それは、まさにコンパクトSUV界における助さん格さん!!!
何に乗るか、迷いまくってるユーザーたちに、
最終的に印籠を突きつけるのは、間違いなくこの助格コンビでしょう!!
コンパクトSUVの助さん格さんですか(笑)いいですね。今度そのフレーズ使わせもらいます。
わたし「YARIS CROSS」も見た目が好きなんですよね。
スポーティと実用性が合わさったバランスというか…
そうなんです!「RAIZE」が小型でもアクティブで実用的なクルマだとすれば、「YARIS CROSS」は充実した機能と独自の価値を持つ、洗練されたコンパクトSUVという位置づけになります。
一回り大きいだけあってやっぱり運転が楽しいですよ。
中村さんの名言「僕、エアロ履いてないと乗れません」
おかげで2台の違いと魅力的がよくわかりました!
ところで、中村さんは普段何に乗られているのですか?
プリウスです。
あ、それはちょっと意外です(話の節々でマニアックさを感じていたので)。
実はネッツ熊本に入社が決まってから、すぐにスポーツカーのハチロクを買ったんです。ハチロクは、大学1年生の頃に観たユーチューブで観かけて「こんなクルマがトヨタにあるの?!」と衝撃を受けて以来、ずっとこのクルマに乗りたい!と思っていた憧れの車でした。嬉しくて楽しくて、卒業するまでの9ヶ月間で2万キロも走ってしまいました(笑)。
通常1年に1万キロ乗るっていうのが定説なところを2万キロ!
先ほど説明を聞いていてそんな香りはしていましたw スポーツカーをはじめ、クルマ好きな方は、改造されたりもするので車への改造度がやたらめったら高いですよね! (vol.7参照 スタッフ堀さん)
それで、とても気に入っていたのですが、営業に配属になった後に、色々考えまして。
入社半年後にプリウスに乗り換えたんです。あ。ただ、エアロは外せません。
僕、エアロ履かないと車乗れないんですよ(笑顔)。
…エアロ?!って、あのエアロですよね?
自分の中では、かつてギャル全盛期に金髪の女子のクルマには、漏れなくエアロが付いていたと記憶しておりますが、実際エアロのメリットとは、何なんでしょうか。
車高が低く見える。かっこよくなる。他の人と被らない!!です。
僕のお客さんには、まず一度エアロを履いてるプリウスを見ていただきます。一度見られると「あ、いいね!」と、履かれる方も多いですよ。 目には見えないですが、乗り始めてからのワクワク感とか、満足度が違うんです!ワクワクするような日常を想像してください!
“プリウス=機能性や環境性能を求めるユーザーのニーズに応えてきたクルマ”という概念を覆す、尖った風貌のエアロプリウス。ベッタリ系でめっちゃくちゃ速そう!!
止まることを知らない中村さんのクルマ愛。
「僕この仕事に向いてないな、と思うんですよ。見ると全部のクルマが欲しくなるんです…。それで買いたいブームが年に2回ほどやってくる…。それを乗り越えていくのがなかなか至難の業です」と真面目に語る中村さん。
とはいえ「難しいことはわからないよ」スタンスの三十路にも、「RAIZE」と「YARIS CROSS」の違いをナチュラルにわかりやすく説明をしてくれたかと思えば、最終的には熱量のあるエアロユーザーとしてのコメント、そして中村さんならではの営業トークの真髄(もはやこれは共感トーク?!)まで話してくれました(ありがとうございます!)。
「RAIZE」「YARIS CROSS」などコンパクトSUVのこと、もしくは「エアロパーツがいかなるものか見たい、知りたい」という方、クルマってよくわからないって方は、ワクワクするようなクルマ談義が待っている「ネッツワールド川尻店」へ出掛けてみてください!
ライター紹介
中城 明日香
大分県日田市出身。 大分大学経済学部地域システム学科卒業。 タウン誌「シティ情報おおいた」を経て、熊本へ。出産・育休を経てフリーのライターに。プライベートでは、2児の母(7歳と3歳)。2人の姉妹の子育てを通じて人生を生き直し中。 好きなことは、本のある場所に行くこと。苦手なことは片づけと機械。
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