こないだまで元気にTシャツ1枚で過ごしていたけれども、その翌日にはダウンを着る。
それが最近の熊本の衣替えですよね。
もうあっという間に冬になっちゃって
食べ物がますます美味しくなっちゃってどうしようかなと思うのですが
そのなかでも積極的にいただきたのは、やはり旬の食材。
冬の野菜といえば、白菜などの葉物系かなあと思うのですが、実は…この旬の野菜って各地で異なることってご存じでしょうか。
そして熊本では
夏野菜の代表格ともいえる
トマト
これが、まさかの冬が旬だということを。
目次
本当なのか確かめに行った
「どうやら熊本のトマトは冬が旬」
そう言われてもピンとこないじゃないですか。

だって「夏野菜たっぷりカレー」って言われたらこんな感じのものを想像しません?
それを突然「実は熊本のトマトは冬が旬なんですよ」って言われても。
嘘くせぇ…
ということで、それが事実かどうかを聞きにいきました。

やってきたのは八代市鏡町。

お話を伺ったのはJAやつしろトマト部会、東家誠也さんです。(画像中央)

出荷前のトマトがズラリとコンテナに積まれていました。

ちなみにお尻の部分にハッキリと星のような模様ができているトマトが美味しいのだそう。
「早速ですが、トマトの旬っていつなんでしょう」
「今よ。八代では冬野菜だけん」
事実だった。
なんで全国では夏野菜のポジションなの

カレーのCMだけではありません。映画だってアニメだって夏の田舎の風物詩で描かれるシーンって、冷たい川にキュウリとトマト、そしてスイカを冷やしているシーンではありませんか。
なぜ八代では冬なのでしょうか。
「そりゃ関東圏中心で描かれているからでしょうねえ。イメージですたい!イ・メ・エ・ジ!」
イメージだったんか…
実はトマトは高温多湿を嫌います。そのため暑い時期には北海道や東北のトマト、逆に寒い時期にはハウス栽培を行っている熊本のトマト…といった具合で、産地を変えて展開されているのです。
また同じ熊本県内でも、夏や秋は阿蘇エリア、春や冬は比較的温暖な八代や玉名エリアといった具合で分かれているのだそう。

「だけん夏の時期は、こちらは苗の定植を行うタイミングなんですよ。ただトマト部会でこの日にしようと決めていた日に大雨があってですね…」

2025年8月10日の深夜、あっという間に水かさが増えビニールハウスも冠水してしまったのだそう。冠水してしまうと病気になる確率があがるので、どの程度収穫を見込めるのかも未知数。その不安を抱えながら復旧作業に励まれました。
「そんなこと(大雨による被害)があったもんで、トマトの数が足りなくてですね。だけん今も関西のスーパーのバイヤーさんがわざわざこっちまで来て、形が悪くてもどうにか出荷できるトマトはないかと相談にきたくらいです」

確かに思い返せば、2025年の夏を過ぎたあたりからトマトの値段が高い印象でした。てっきり夏の暑さが原因なのかと思ってましたが、冬の産地にバトンタッチした八代のトマトの数が少ないことも影響しているようです。
トマトに限らず、物の値段は需要と供給のバランス。
今後もトマトは高いままなのか伺ったところ
「もうそろそろ落ち着くとは思いますよ」
とのこと。一安心ですが、それもすべてトマト農家さんが昼夜問わず復旧作業をしてくださった賜物(たまもの)です。
当たり前にある食材だって、誰かの汗でできている。
そこを忘れずに美味しくいただきたいものですね。
おすすめのトマトの食べ方教えて!
せっかくなので東家さんにおすすめの食べ方を伺いました。
「おすすめね!?そりゃ作業中のつまみ食いばってん、そっじゃなかろ?なら、トマトジュースかな。効果は知らんけど、二日酔いにピシャリ効くて俺は思っとる」
なるほどトマトジュース。
「あと、あれ。未の日(ひつじのひ)って知っとる?」

出典 JA熊本経済連
夏にうなぎをいただくのは、夏土用の丑(うし)の日。実は冬土用の未の日というのもあるらしく、そこでは赤いものを食べると縁起がいいと言われているそうです。
「次の未の日っていつですか?」
「2026年1月17日(土)から2月3日(火)までが冬土用で、未の日は1月21日(水)と2月2日(月)」
てことは、1月21日と2月2日に赤いものをいただくと縁起がいいって訳ですね。なるほど。
「ふと気が付いたんですが、八代産のトマトって産地を明記されてます?」
「いや熊本県産までですね。だけんもし八代産にこだわるなら「ドレミ館」だと間違いなかです」

JAやつしろの直売所なので間違いないってことですね。

伺ったところ地元八代の野菜のほか、トマトがまさかの箱で販売されていましたよ。しかもやっすい!
【ドレミ館】
未の日&ナトカリで元気に冬を過ごしたい
せっかくならその縁起物にあやかりたい。
生でガブリといただくのが最高に美味しいのは分かっていますが、もう少しレパートリーが欲しいし、なんなら健康促進につながるような摂取方法も知りたい。
なんかないかと調べたところ…

出典 カゴメ株式会社
ありました。
その名もナトカリ。
ナトカリとはナトリウムとカリウムの2つをがっちゃんこにした略称。
※ナトカリについて詳しくはこちら↓
もうめちゃくちゃ雑に言うと、ナトリウム(塩分)を体外に排出してくれる機能がカリウムなので、ナトリウム(塩分)気になるときは、カリウム食べたらよかですばい=ナトカリってことです。
このカリウムを多く含む食材のひとつがトマトなのです。
ばってんカリウムやら言われても分からんですよね。
そこでこれです。

出典 カゴメ株式会社
例えばハンバーグにミニトマトを添える。これだけでも塩分が尿として出ていくのを助けるそう。
これならいっちょ添えるだけなので、そんなに難しくはありません。

出典 カゴメ株式会社
また、汁物をトマトスープに変えるだけでも期待ができるのだそう。
※食生活は、主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを。
※腎臓病の方はカリウムを制限する必要がありますので、必ず主治医にご確認ください。
※普段から塩分摂取に気を付けた食生活を心がけましょう。
美味しい県産の野菜を食べて冬を乗り越えよう

「熊本はトマトの生産量日本一」。聞いたことはあるものの、この日本一を支えているのは間違いなく熊本県に住むトマト農家のかたがた。
年中ある野菜という印象が強いがゆえに、ついそれを「当たり前」と感じてしまいます。
しかしその「当たり前」を当たり前にするため毎日毎日、汗を流し懸命に作業を行っている人がいるからこそ、それが成り立っている。それを忘れてはいけませんし、2025年8月の豪雨災害からの復興、これは大変なご苦労があったことは想像に難くありません。
そんな苦労を微塵にも出さず、ただ実直に目の前のトマトと真剣に向き合う。それが生産量日本一を支えるトマト農家のプライドなのだと感じました。
我々消費者ができることは、熊本県で収穫・生産・加工されている商品を買って食べること。そう「地産地消」です。
熊本県内の農家さん・漁師さん・生産者さん・加工業者さんが、熊本の方々に自分たちが作ったものを楽しんで欲しいと日々願っています。
その取り組みをいろんなテーマをもとに熊本の地産地消を紹介しているのが
「KUMA RICH(クマリッチ)」

↑の意味ですが
KUMAは自然豊かな熊本の地で生まれたものを!
RICHは県産品の「豊かさ」「恵み」を表現!
人々が「地産地消」に取り組むことが日々の豊かさに繋がっていることを表現しています。「地産地消」の大切さを考え、自分にできる行動に繋げてもらいたいという意味が込められています。
県産品をもっと好きになる「KUMA RICH」のWEBサイトは
↓↓↓
お友だち追加してね!
ヒゴナルマッチングとは、肥後ジャーナルの媒体を活かして、熊本で自分に合う仕事を探している求職者と求人活動をしている企業の情報をそれぞれ集め、お互いに明確なメリットがあるお仕事探しができる人材情報サービスです。



記事シェア