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熊本市中央区南坪井町1-11 KOMURASAKI BLD.2Fにて「Restaurant TSUJIYA」というフレンチレストランがオープンしました。できたてほやほやのお店で、キラキラのお料理を頂きましたので、その様子をお届けします。


場所は上乃裏通り、ビルの2階

一階にはフランス料理店「赤煉瓦」も入っているビルの二階。右側にある階段を上がります。

2024年4月6日にオープンしたばかり。お花が沢山飾られておりました。

広々としたカウンターが6席。シェフが一人で料理を提供されますので、完全予約制になります。

メニュー表を見るときが一番ワクワクします。メニューは季節毎の変更、シェフの気分で変わる事もあります。事前の予約でアレルギーや苦手なものが無いか、確認されます。

めくるめく料理に心奪われる夜

メニューに並ぶ熊本の名産品。こちらの「Restaurant Tsujiya」はアルコールを飲まない方のご利用も可能です。「ノンアルコールドリンクや炭酸水もありますので、気兼ねなくどうぞ」との事でした。

「私はアルコールを飲みたいです」と、お話したら、ペアリングという「ワインと料理の組み合わせ」のコースをお薦めされました。「ワインは好きだけど良く分からないし、最高の組み合わせで頂きたい」という方はこちらがお薦めです。

こちらは、シェフがお料理にあったワインをその都度グラスで合わせて出してくださるコースで、お料理のお値段(7,700円)+ワイン3種コース(3,200円)か、ワイン5種コース(4,500円)となります。

私は4,500円のワイン5種類のペアリングをお願いしました。

(※お値段は取材時2,024年4月現在のもの)

ディナーは7,700円のお任せコースのみのメニューとなっております。

まずシュワシュワっとしたワインで胃が温まってからの、

(熊本県チュイル からし蓮根 馬肉と南関揚げのタルトレット)

圧倒的美。

それぞれのお料理のお話を聞きながら、いただきます。馬肉と南関揚げのタルトレットなんて、全てが個性的なのに、「混ざり合ってとろける」という強い技で驚かせてくれます。

(天草の地牡蠣)

山を崩すと、中から菜の花、キャビアなどが出てきます。そして、この粒がぷりぷりとした牡蠣です。天草の地牡蠣。

(塩味のきいた食べ応えのあるフォカッチャ)

シェフの辻さんは横浜出身。熊本の食材に魅せられて、天草などに足を運び、食材をこだわって選び、このお店をオープンされました。地元の方々もとても親切で、熊本は素晴らしい所だとお話されておられました。

(天草の鯖 春キャベツとヨーグルト)

鯖とヨーグルトだなんて、びっくりの組み合わせ。鯖のふわふわ感と春キャベツ、白くて酸味のないヨーグルトすべてが優しい。知ってる鯖が知らない鯖に大変身。

(八代の鶏卵 菊池源吾牛のコンソメ)

殻なんて最初からなかったように、今この瞬間に生まれたてきたかのように、つやつやとした玉子。温泉卵でもゆで卵でもなく、切った瞬間に美しい黄金の黄身がだけが流れ出してきます。

菊池源吾牛のコンソメスープが黒いお皿の上で輝いております。

家で使う固形のコンソメは、パッケージから出した瞬間に香りがパッと全面にでて、味も口にした瞬間に感じます。それでこそ手軽で家庭のものでもあります。

が、こちらはの菊池源吾牛のコンソメスープは口に入れて、そして喉元を通る寸前にお肉のお出汁の柔らかさ、そして深みを感じ、そして決して濃くはない、澄んだスープ。これにまた、おかわり自由のフォカッチャを付けて食べると、フォカッチャの塩気が牛のエキスで溶かされて、とんでもなく美味しいのです。

やはり外食をしてお金を出す、と本物に出会える、その時のこの驚きは、人生が輝く瞬間でもあります。

(菊池源吾牛 宇城ビーツ)

「奇跡の野菜」「食べる輸血」とも言われるほど栄養が豊富なスーパーフード、「ビーツ」を乗せて、

何度でも美味しい。お肉は歯ごたえがあり、更にお腹を満たしてくれます。お料理は毎回約7~8皿。今回全てのお料理は載せきれませんでしたが、カウンターでシェフの無駄のない動きを見ながらゆっくりとした時間を過ごせました。せっかくのカウンター席なので、お客様と色んなお話をしたいですね、と話されておりました。

(苺 春菊)

デザートのお時間。緑色のものは、春菊のアイス。春菊の概念を覆される感動でした。春菊だとは言われないと気が付きません。だって、苦みも癖も全くないのですから。そして、ゆうべに(熊本県産の苺)と白苺といわれる淡雪苺(あわゆきいちご)に挟んであるものは春菊のバタークリーム。アイスの春菊よりもコクがあり、いちごのほんの少しの酸味とバラの花びらも添えて、甘さと栄養をゆっくりと堪能します。

最後に頂いた、ハーブティー。珈琲じゃないのが珍しいですね。まったく尖ったところのない柔らかなハーブの香りに、少しワインの魔法が溶け、心を整えてくれます。こちらでは、Herb&Rose ハーブを使用されておられます。Herb&Rose は菊陽町にあり、科学合成農薬(殺菌剤・殺虫剤)や科学合成肥料不使用の完全オーガニックなものだそうです。デザートで出てきた真っ赤な薔薇の花びらもこちらのもので、もちろん美味しく頂けました。

まとめ

今回はディナーを頂きましたが、ランチもあります。

要予約制で、ランチメニューA 2,500円コース、ランチメニューB 3,300円コースと、なっております。

詳しくはInstagramをご覧になってください。

ランチとディナー、どちらもお電話での予約が必要です。070‐8909‐0371

どうぞ、あなたのお気に入りのお店になりますように。

(※お値段はすべて2024年4月取材当時のものです。)

Restaurant Tsujiya

住所

熊本市中央区南坪井町1-11 2F

TEL

070‐8909‐0371

営業時間

ランチ12時~

ディナー19時~

完全予約制

定休日

月曜日

駐車場

なし

インスタグラム

辻勝也(@kazuya__tsuji) • Instagram写真と動画

Restaurant TSUJIYA(@tsujiya__inc) • Instagram写真と動画

電話番号 070‐8909‐0371

ライター紹介

ひらの

ひらの

本が好き、映画が好き、作る事が好き、でライターに辿り着きました。 熊本県以外に住んだことがない、肥後純血種。 気分転換で水源や史跡を見に行くのが大好きです。

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