「ロバのおじさんチンカラリン~」の歌でおなじみのロバのパン屋。子どもの頃、土曜日の昼になると、決まって近所に売りに来られていて、買ってもらえた日は、子どもながらに嬉しい気分になったものです。先代のおじさんは辞められてしまいましたが、跡を継がれた女性が、今も元気に営業されていました!
種類も増え新しくなったロバのパン
並木坂の裏通りで、たまたま聞こえてきた「ロバのおじさんチンカラリン~」の慣れ親しんだメロディー。音のする方に行ってみると、懐かしのロバのパン屋のワゴンがありました!
千載一遇のチャンス到来!これは買わねば!
昔からあるメニューに加え、低糖ブルーベリージャム、キーマカリーに赤飯など種類が増えていました。
さらにはあげぱんもあり、昔の素朴な蒸しパンをベースにしながら、今風のメニューも増え、パワーアップした印象があります。
熊本市内をパワフルに営業中!
先代の跡を継いで営業をされているのが、こちらの福山さん。子どもからお年寄りまで、みんなに愛されるパンを作られています。
小学生から高校生まで、3人の子育てをしながら、睡眠時間3時間で、朝からパン作りとパンの販売に勤しむ毎日だそうです。「毎日大変だけど、たまに懐かしさに涙ぐみながら喜んでくれる人もいるから、頑張るしかないのよ」と明るく話される福山さんに脱帽です。
毎朝、手作りしている無添加のパン。以前はショーケースに入れられていましたが、乾燥防止のため、蓋つきのパンケースで保管されているそうです。
懐かしくて新しい!新生ロバのパン屋
懐かしいパン代表のクリームパンと、今風のパン代表のキーマカリーを買ってみました。
袋の両端を持ってくるくる回して、口を閉じてくれます。
こちらがクリームパン。蒸しパンの割れ目からはみ出すクリームが、懐かしく感じられます。
たっぷり詰まった、ずっしりと重めの自家製クリームが、素朴でおいしい!懐かしさと優しさがしみる味です。
キーマカリーは、ゆで卵やパセリもトッピングしてあり、オシャレな外観です。
口に入れると甘いようで、しっかりカレーの辛さもあって絶品!蒸しパンとの相性も抜群で、また買おうと思った一品です。
会えたらラッキー!
神出鬼没のロバのパン屋、行き先は変わるので、ネットなどには載せていないそうですが、「会いたい人も多いはず!」と、まわられるルートを聞いてきました!
月曜日は熊本市中心市街地と流通団地、
火・水曜日は長嶺や東区役所方面、
木曜日はルーテル学院周辺、
金曜日は龍田や楠方面で販売することが多いそう。
ほかに、益城や国府、西区方面に行かれることもあるそうです。あの歌が聞こえてきたら、元気いっぱいのロバのパン屋さんに会いに行ってみられてはいかがでしょうか。
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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