「シモカワ東町店に、10月から併設されているパン屋さんについて調べてほしい!」と、わが探偵局…じゃなかった、肥後ジャーナル編集部に届いたご依頼。以前、クリーニング屋さんの中にあるパン屋さんをご紹介しましたが、今度はドラッグストアの中にパン屋さん…?気になって調べてきました!
普通のドラッグストアに見えますが…
情報の通り、やってきましたシモカワ東町店。外観を見ても、パン屋さんの看板なんてないし、のぼりもないし、普通のシモカワにしか見えません。「この中にパン屋さんがあるなんて、ほんとかしら?」と半信半疑で入口に向かうと…
むむっ!
「一生に一度は食べてもらいたいクロワッサン」の看板が…!
そんなに…!?そんなに美味しいんですか?と期待しながら店内に入ると…
あったーっ!!
入口から入ってすぐ左手の一角に、パンの販売コーナーがありました!
店内のオーブンで焼かれた焼きたてのパン
奥にはコンパクトな厨房があり、業務用のスチームオーブンで、本場ヨーロッパのパン(主にフランス産)が焼かれています。
厨房にはパンの香りが漂っていて、もうそのにおいだけでおいしい!
こんがり焼き上がったパンは、天板の上でしばらく冷まし…
その後、丁寧に袋詰めされて、店頭に並びます。
7種類あるパンの中から、日替わりで4種類を販売されているそうで、この日並んでいたのは、バタークロワッサンに、あんこ入りのあんこギッフェリ。
バタークロワッサンチョコレートに、メープルピーカンの4種でした。
しかしなぜシモカワで本場ヨーロッパのパンが?
店内で焼かれるパンは確かにおいしそうですが、なぜ薬局にパン屋さんが…?
パンの導入を決められた下川薬局の下川社長に聞いてみました!
きっかけは、店舗でのカフェの併設などを検討されていて、東京で行われたカフェ&ブレッドの展示会に行かれた下川社長が、このヨーロッパ産のクロワッサンに出合ったこと。あまりのおいしさに惚れ込んでしまい、シモカワ東町店の改装を機に、このパンを店舗で販売しようと決められたそうです。
こちらのクロワッサンは、日本では珍しい発酵バターが使われており、小麦もヨーロッパ産。日本で流通している小麦は、日本・アメリカ・カナダ産などがほとんどで、ヨーロッパ産の小麦を使ったパンが食べられる機会はめったにありません。香りが良くておいしく、時間がたってもおいしさが変わらないのが特徴だそうです。
社長自ら、横浜にある輸入元の会社に行ってパンを焼かれたり、オーブンの設定の打ち合わせを重ねたり、最高の焼き加減で提供できるように試行錯誤して販売がスタートした、こだわりのパンです。
本場のクロワッサンが味わえる贅沢
車で持ち帰ると、車内にいい香りが立ち込め、無駄に息を吸ってしまうほど!
奥がチョコレート、手前がバタークロワッサンです。食べてみると…
サクッ!パリッ!と軽い食感!
食べた瞬間に、小麦の香ばしい香りが口の中に広がって、おいし~い!!
そして噛んでいくと、コクのあるバターのうまみが…!
これは確かに、下川社長が感動されたのも納得の味!このクロワッサンがあれば、それだけで食卓が華やぎそうです!
サイズも大きめなので、満足感もしっかりあります。
クロワッサン以外のメープルピーカンなども絶品でした。
シモカワは全部で22店舗あるそうですが、こちらのパンが買えるのは、東町店のみになります。
本場ヨーロッパのクロワッサンが、シモカワ東町店に行けば味わえるなんて…!パンの販売は平日のみになりますが、シモカワ内の小さなパン屋さんの思わぬクオリティにびっくりでした!
シモカワ東町店
営業時間 | パンの販売は10:00~売り切れまで ※平日のみ |
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電話番号 | 096-214-0567 |
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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