*
とじる
*
とじる
*
とじる

【西区】ようこそ、江戸時代のお庭へ。「叢桂園」(そうけいえん)と「釣耕園」(ちょうこうえん)の初夏が天国のよう。

ライター:ひらの ひらの
キーワード:

熊本市西区をぶらっとしていたら、「叢桂園」(そうけいえん)という案内を見つけ、

辿って行ってみると「釣耕園」(ちょうこうえん)という庭園とも繋がっており何とも美しい庭園散歩を体験することが出来ました。

6月の雨上がり、お金も使わない、人とも会わない、

日常の慌ただしさをすっかり忘れるような静かな時間を過ごしてきましたので、その様子をお伝えします。

叢桂園(そうけいえん)とは一体なんなのか

【西区】うどん屋さんなのに注文の95%がステーキ丼!?「臥璽廊(がじろう)」で、たまには贅沢ランチ!! | 肥後ジャーナル – 熊本の今をお届けするメディアサイト

【西区】うどん屋さんなのに注文の95%がステーキ丼!?「臥璽廊(がじろう)」で、たまには贅沢ランチ!! | 肥後ジャーナル – 熊本の今をお届けするメディアサイト

以前記事にした↑臥璽廊のある島崎本通りを石神山公園の方面へ行くと、すぐに到着します。

是非臥璽廊石神山公園セットで行かれてみてはいかがでしょうか?

このような案内が現れます。

住宅街の中は少々道が狭いのでご注意ください。

到着しました。「叢桂園」(そうけいえん)です。

到着するとパッとひらけて、広い駐車場がありますよ。

ちょっとぼろっとした門があり、

「金峰山湧水群」と書いてありました。

金峰山湧水群とは金峰山系一帯に点在する20箇所(熊本市内の19箇所、玉名市の1箇所)の湧水群を指していますが、

あちらこちらの水が最近は枯れております。

実は記事を書くにあたり、近くの湧水地を見に行ったところ、

完全に水が枯れておりとても哀しい気持ちになっていた所、こちらを見つけたのでした。

この門の所で既に水の流れる音がしており安心しました。

中に入るとこのような様子。

空が見えないくらいに大きな木があり葉を伸ばし、日陰が沢山ありそこをひんやりとした風が通り抜けてゆきます。

犬不可、スポーツ、自転車、動植物採取禁止との事です。

暑い日差しを和らげてくれる大きな木。

石畳はありますが、歩く順路などは決まっておらず、何となくふらふらと歩くような庭園です。

こちらは医学校再春館(さいしゅんかん)の師役村井家の別荘跡。

再春館とは熊本大学医学部の前身であり、北里柴三郎らを世に送り出しております。

その再春館を創立した村井見朴(むらいけんぼく)の子らが、この庭を作ったと言われております。

村井見朴が生きたのは1702年-1760年。

熊本藩主細川重賢(しげかた)が、医師であった村井見朴に医学校の創立を命じ、宝暦7年に再春館が出来ました。

要するに、熊本で活躍し医療を助けた一族の別荘跡、という事ですね。

1700年代かぁ~近くを通る時に知ってはいましたが、そんなに古くからのものとは思いませんでした。

雨が上がったタイミングで訪れたので、水が白濁しておりましたが、水そのものはとても美しく、

かなりの水量で庭全体にざぁざぁと音を響かせております。

風が木々を揺らす音と、勢いよく流れる水の音。

6月ではありましたが、日陰はとても涼しく、近くにある石神山公園のドッグランで必死に吠えている犬の声が空の方から聞こえてきて、

とても微笑ましい気持ちになりました。

続いて釣耕園(ちょうこうえん)にも入れます

こちらもかなりぼろっとした門です。釣耕園(ちょうこうえん)とは、江戸時代中ごろに造られた、細川藩のお茶屋で、江戸時代の藩士たちが詩文を楽しんだ庭園です。

肥後細川家五代、三代熊本藩主である細川綱利(つなとし)もここに別荘の一つを設けました。

細川綱利は水前寺成趣園の拡大整備をしたことでも知られております。

叢桂園の水はこちらから引いているようです。

ちょっとだけ、「入っていいのかな」と思ってしまう佇まい。

こちらは白濁もなく、美しい水が小道の脇を流れております。

濡れた石畳を歩き、江戸時代へタイムスリップ。

なんとなく中華風の門。

雰囲気がある作り。水の音だけが響いております。

石像の前にお金が入れてありました。

緑の中にしんと建つお屋敷。中には入れません。

石像が所々にあり、なんとなく叢桂園よりも人の気配のようなものを感じます。

古い古いお屋敷。ある、というよりも、緑の中に飲み込まれているよう。

現在は所有者のご厚意により一般に開放されております。

が、このお屋敷をぱーっと開けて綺麗にして、見学ができ、もっとたくさんの人が訪れるような、

そんな風には出来ないのかなぁと考えてしまいます。

飛び石の先は大きな池。

こちらはまだ白濁しておりましたが、その作りは素晴らしい眺めで、

紅葉の時期は、透明な水に赤い葉が映る一番いい季節かもしれないと感じました。

石製のベンチでしょうか?

良い感じに緑に囲まれた石像には、何だか魂があるような気がします。

古い井戸でしょうか。夜は怖そう。

まだ枯れそうにない湧き水の流れに安心し、

その他には光と緑と風しかない世界に、張り詰めていた神経がふわっとなるようです。

そしてここがこんなに涼しいのは、土があって、木があって、湧き水があっての事。

コンクリートで固められた世界は、「そりゃ夏も地獄のように暑くなるし、湧き水も枯れてしまうよなぁ」と、

人間が便利を追求した末の生きづらさに心が痛むのでした。

苔の上は、ふわふわとしており、天然の優しいクッション。

光と水と緑の楽園。

もし天国というものがあるのなら、こんな場所なのかなと思わせてくれました。

美しい清流と光と影。

それぞれの季節で色んな姿が見られる事かと思います。

木に覆われて街から遮断された、江戸時代にタイムスリップしたような場所に、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか?

※自然のまま大切にされている場所なので、マナーを守って見学されてください。ゴミ箱はありませんので、お持ち帰り下さい。

叢桂園 釣耕園

住所

熊本市西区島崎4丁目12

駐車場

あり

不可

ライター紹介

ひらの

ひらの

本が好き、映画が好き、作る事が好き、でライターに辿り着きました。 熊本県以外に住んだことがない、肥後純血種。

このライターが書いた他の記事

【西区】ようこそ、江戸時代のお庭へ。「叢桂園」(そうけいえん)と「釣耕園」(ちょうこうえん)の初夏が天国のよう。

2026.06.14

【西区】神秘すぎる場所を発見!樹齢600年の大銀杏の根元から美しい水が湧き出ている~鑪水(たたらみず)~

2026.06.11

肥後ジャーナルをSNSでフォローする

ヒゴナルマッチングとは、肥後ジャーナルの媒体を活かして、熊本で自分に合う仕事を探している求職者と求人活動をしている企業の情報をそれぞれ集め、お互いに明確なメリットがあるお仕事探しができる人材情報サービスです。

肥後ジャーナル 編集部のおすすめ記事

【南小国町】暑さが鬱陶しい熊本…なのに毛皮を着ている集団がいたのでその毛を刈りに行きました!彼らの名は「羊」

2026.06.12

【西区】神秘すぎる場所を発見!樹齢600年の大銀杏の根元から美しい水が湧き出ている~鑪水(たたらみず)~

2026.06.11

PUBLIC RELATIONS

【南小国町】暑さが鬱陶しい熊本…なのに毛皮を着ている集団がいたのでその毛を刈りに行きました!彼らの名は「羊」

2026.06.12

【周年祭】新年度もう疲れてない?5月11日で1周年を迎える「くつろぎの城 庵」でお得に癒しを「ちんころ祭」実施中!【熊本市中央区】

2026.05.06

肥後ジャーナルをLINE@で友達追加!

右のQRコードをスマートフォンのカメラで読み込んで、肥後ジャーナルを LINE@で友達追加していただいた方には、新しく更新された記事をお知らせします。

肥後ジャーナルを LINE@で友達追加していただいた方には、新しく更新された記事をお知らせします。

qrコード

ID:@oa-higojournal