「山鹿灯籠」と聞くと毎年8月15、16日に開かれる「山鹿灯籠まつり」や「千人灯籠踊り」の被り物を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ですが、本来は手漉き和紙と少量の糊だけを使った和紙工芸を指すんです。なので、面白い形をした山鹿灯籠がたくさんあるのだと聞き、伝統技法を使った商品を販売している山鹿市の「ヤマノテ」を訪ねてみました。
目次
和紙から吸い上げたアロマの優しい香りが広がる「かぐわし」
蕾のような可愛い形のアロマディフューザー「かぐわし」。精油のみのオイルが長崎の波佐見焼の器に注がれ、山鹿灯籠で使われる和紙が吸い上げてリラックス効果を与えてくれます。
香りは、「もえぎ」と「あやめ」の2種類。ラタンスティックがゆっくりアロマを吸い上げるので、強い香りが苦手な方にもおすすめ!
およそ8畳の空間で、約2カ月も香りが楽しめるとのこと。自分用はもちろん、プレゼント用に買う男性も多いそうです。贈られたら凄く嬉しい。詰め替え用もあり、ウェブショップでも購入できますよ。
空間を彩り軽やかに動くモビール「TouRou」
和紙の軽さを表現したモビール「TouRou」。和紙の質感と温かみを風とともに感じられます。
木や金具を使わず、和紙と少しの糊だけで作られているので、小さなお子さんが万が一触った時も危なくありません。
8月から販売開始の「山鹿縁起飾り」
紅白の可愛らしい「山鹿縁起飾り」。
近くに寄ると、灯籠師の方々が丁寧に細かく作られているのが分かります。正月はもちろん、桃や端午の節句、お食い初めや長寿祝いなどを華やかにしてみませんか。
「山鹿灯籠を知って欲しい」想いから生まれた商品たち
「山鹿灯籠」の伝統ある工芸や技能を知って欲しい。灯籠師と新商品の製作を続ける、店主の冨田 京さん。
「商品を多くの方に買ってもらい、和紙の軽さや奉納灯籠など本来の和紙工芸としての魅力を知ってもらえたら嬉しい」とさまざまな形の灯籠を日々作っています。
場所は山鹿市の豊前街道を登った先の古民家
店舗は、山鹿市の豊前街道を登った先にある古民家。工房「山鹿灯籠 中村制作所」を併設しています。お店の目の前に駐車場があるので、車でお越しの際はそちらに停めてくださいね。
店内には店長が旅先で出会った手仕事の品がずらり
店内には「TouRou」や「かぐわし」の他に、冨田さんが旅先で出会ったと言う手仕事で作られた商品の数々が並びます。
以前ご紹介した「ごぱん屋うっでぃー」のガリガリをはじめ、器やオーガニック商品も!落ち着く店内で、お気に入りの一品を見つけられるはず。
5月12日まで和紙で作った「ゴーイング・メリー号」が見られる!
最近は、熊本出身の漫画家、尾田栄一郎さんの大人気漫画「ONE PIECE」に登場する「ゴーイング・メリー号」の灯籠を冨田さんのご主人が製作されたそう! 5月12日まで、熊本県伝統工芸館に展示されています。
山鹿市で生活に馴染む伝統工芸に触れてみませんか?
住所 | 〒861-0501 熊本県山鹿市山鹿1375 |
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営業時間 | 10:00〜17:00 |
定休日 | 火・水 |
電話番号 | 0968-41-8405 |
ライター紹介
肥後ジャーナルライター
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