神様!仏様!アマビエ様!
コロナウイルスの感染防止のため、先週末に自粛要請が出された熊本。うがいや手洗い、こまめな消毒や、密室・密集空間に行かないなどの感染防止対策、咳エチケットなどのウイルスを移さない対策をとる以外に、なかなか打つ手立てもありません。
そんな中、「米白餅本舗」から、神頼みならぬ妖怪頼みで、アマビエのいちご大福が発売されました!
疫病退散!アマビエいちご大福
こちらが水道町にある、明治43年創業の老舗餅屋「米白餅本舗」の本店です。
和菓子や大福、お赤飯などの商品が多数並んでいますが、最近発売された商品が…
我らが肥後国に現れた、疫病の流行を防ぐとされる妖怪・アマビエがプリントされた、大きないちご大福。
アマビエの姿と「疫病退散」の文字がプリントされたいちご大福は、インパクト絶大!こちらは2個セット560円で販売されています。
なぜこの商品を…
この商品を発売されたきっかけや反響について、田尻隆一郎社長に伺ってみました。
どのような想いで、このアマビエいちご大福を発売されたのでしょうか?
今、コロナウイルスの影響で、水道町商店街も売上が大幅に落ちるなど、大きな影響を受けており、みんなが苦しんでいる状況です。そんな出口が見えない苦しみの中で、なにかしら希望をもてるような商品を作りたい!と、神頼みならぬ妖怪だのみで、このアマビエいちご大福を販売することにしました。
このデザインはどのように考えられたのでしょうか?
デザインは、マルチクリエイターの梅田和正氏にお願いして、フードプリンターを使ってプリントしています。
お客様からの反応はいかがでしょうか?
「かわいい」「こわい」など、反応は様々ですが、たくさん買ってお友達に配られるお客様もいらっしゃいます。
こちらのアマビエいちご大福は、水道町本店で1日40パック、東バイパス店で1日5~10パックと数量限定で販売されており、夕方には売り切れることも…。ほしい方は、予約や電話確認がおすすめです。日持ちは翌日までとのこと。
祈りをこめて、アマビエ様を食します
こちらのいちご大福に使われているいちごは、3Lサイズの巨大ないちご!
品種は、ゆうべにとひのしずくがあり、その時の一番いいいちごを使われているそうです。
手に持ってみても、その大きさにびっくり!大福は求肥ではなく、お餅なので、餅屋さんならではのいちご大福です。あんこも北海道産の小豆を使った自家製あんになっています。
「少しでも早く、この騒動が落ち着き、みんなが安心して暮らせる日が来ますように」という願いをこめて、なんだか申し訳ないですが、アマビエ様をがぶり!
食べてみると、いちごだけでも甘くて新鮮で美味!
それが、上品な甘さのこしあんと、やわらかいお餅と相まって、
とにかく本当においし~い!!
田尻社長も、いちご大福の魅力は、「いちごと大福を合わせることで、1+1=2ではなく、2.5や3にもなるところ」とおっしゃっていましたが、まさにその通り!素晴らしい掛け算で、お互いの魅力倍増です!!
一個だけにしておこうと思っていたのに、ついつい2個とも食べてしまいました。
「疫病が流行したら、私の姿を描いた絵を人々に見せよ」と言っていたという妖怪アマビエ。このアマビエいちご大福は、いちごの時期が終わる5月末か、コロナウイルスの終息宣言が出されるまで、販売されるご予定だそうです。
コロナウイルスの問題が一日でも早く終息し、このアマビエいちご大福が役割を終える日がくることを、ただただ願うばかりです。
米白餅本舗
営業時間 | 9:00~19:00 ※日曜日は15:00まで |
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定休日 | 毎週火曜日 |
電話番号 | 096-352-2367 |
ライター紹介
ちえ
熊本の人、温泉、自然、グルメ(&お酒)をこよなく愛する30代。好奇心旺盛な行動派で、自称「アクティブガール」ですが、もうガールと呼べる年齢でもないという悲しさ・・・軽いフットワークと、あふれるバイタリティーで、人生謳歌中です。
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