異空間・非日常を体感できる現代アートギャラリーが熊本市中央区新町に登場「アートスペースはね」
公開日: 2019.01.29
ライター:伊藤普段の仕事や人間関係のストレスを忘れて自分をリセットし、たまには感性を掻き立ててくれる場所があると嬉しいですよね。そんなときにピッタリの熊本市中央区新町にできた現代アートギャラリー「アートスペースはね」をご紹介します。今回は2月12日(火)まで開催中のオープニングイベント「Opening Exhibition」を取材しました。
気軽に行ける・観れる・感じる「身近な異空間」現代アートギャラリー
中心市街地方面から洗馬橋を渡ってすぐ左折、明十橋の少し手前にある「アートスペースはね」。「花のキレイ舎」の道路向かいになります。
白を基調とした入り口。昔ながらの町並みに白がものすごく映えています。
開催されているイベントは「Opening Exhibition」。熊本在住の作家さんや全国で活動している作家さんの作品が展示されています。
中に入ると屋根、壁、床と真っ白です。
この日はオープニングパーティも開かれており、「ギャラリー=静か」というイメージは、空間の眩しさと人の笑い声で飛んでいき、「身近さ」を感じさせてくれました。
ギャラリーに入ってすぐ左側の壁には、
ベティーちゃんのお面や文房具が配された作品。タイトルは「Memory of NYC」(清水晃 作)。単純にかわいいです。遊び心満載の作品。
そのお隣には…
のっけからPOPで楽しい作品がお出迎えしてくれます。
こちらのタイトルは「九紫の飛天」(清水晃 作)
個性豊かな作品がずらり!
せっっかくなので、展示されている作品の一部を紹介します!
赤い手すりの階段を降りていきます、この空間だと階段や手すりも作品のように感じます。
「我月」(河内正明 作)
「Premontion予感 棘ハイヒール」(高木礼子 作)
「漂流–カオスの舟」(杉秀之 作)
「1994-work I」(林浩 作)
「どこかの部品」(田中雅樹 作)
熊本在住のアーティスト下城さんにお話を伺いました
今回の展覧会について、熊本出身のアーティストで県内の専門学校や大学で講師を務めている下城賢一さんにお話を伺いました。
下城さんの作品「Ein Brunnen」をバックに写真を1枚。
壁全体が作品という大作です、全貌は是非見に行って体感していただきたいです!
こんにちは、肥後ジャーナル見てますよ。よろしくお願いします。
ありがとうございます!「アートスペースはね」は、どのような経緯で建てられたのでしょうか?
「アートスペースはね」は以前、東京都中央区にあったんです。オーナーの矢島さんご夫婦が、奥様の故郷である熊本の地域開発のために、移転をされました。本当は2年前に着工予定だったのですが、熊本地震の影響で工事が遅れ、やっとオープンできました。
失礼ながら…アートというだけで、ちょっと身構えてしまうのですが。
確かに。熊本には「アートスペースはね」のような画廊が少ないからですねぇ。「現代アートに触れる機会が少ない=敷居が高いジャンルだ」ってなっちゃうんです。
気軽に行ける場所があれば、芸術がもっと身近になりますね。
はい、ぜひ気軽に足を運んでほしいです!またレンタルスペースとしても活用できるので、熊本在住のアーティスト達が、作品を発表できる場所が増えるんです。作品がひと目に触れる機会が増えることはとても喜ばしいですね。たくさんの人に観てもらって、各々の感性で感じ取ってほしいです。
レンタルスペースもしてくれるんですね!現代アートをに触れたことがない方にも観に来ていただいて、自分の中に眠ってる感性を呼び覚ましてほしいですね!
まとめ
新町の昔ながらの町並みに突然現れた真っ白な玄関は、熊本に数少ない「現代アートの発信地」でした。気持ちがフラットになる空間と、心揺さぶる作品群を是非体感してください。
アートスペースはねオープニング展「Opening Exhibition」
2月12日(火)まで開催(水曜日と木曜日は休廊)、入場は無料です!
今後もイベント目白押しとのことですので、「アートスペースはね」のホームページをチェックしてください。
■アートスペースはね■
定休日:イベントによって異なります
TEL 096-247-6343
住所:熊本市中央区新町2-8-5 矢島ビル
ライター紹介
伊藤
演劇の先生やったり、アニソンやメタルのDJやったり、バンドやったり、サブカル好き思春期48歳独身。健康診断で中性脂肪が赤信号だったので、たまにジョギングすることにした。やっぱり犬が好き。
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