【青春】卒業式後の熊本の高校生たちに聞いてみた!「第二ボタン」ってまだあるん?
白い光のな〜かに〜 はい、ライター言です。
3月といえば…色々ありますね。ひな祭りや花見など、でもなんといっても卒業式シーズン
卒業式といえば、第二ボタン!
ワタクシは制服のない高校だったので憧れてました。
今時の高校生たちにもその文化って残ってるんでしょうか?
気になったので、卒業式直後の高校生たちを直撃して調査してきました!
マチナカで聞いてみる。
県内の高校は卒業式がちな3月1日、マチナカへやってきました!
思惑通り花束や卒業証書を抱えた高校生たちがたくさんいたので、手当たり次第に聞いてみました。
「第二ボタンもらったー?」
「いやー…そもそもそんな文化ないですね…」
「今時はない!(笑)」
「制服がブレザーだからないです」
驚くべきことにこのような意見が大半で、もらった・あげた人は1人も見つけられませんでした…。
そもそも学ランの学校が少ないことから、制服の進化と共に第二ボタン文化は衰退してしまったのかもしれません…
「じゃあなんばすると!?」
「花束かなぁ」
「ぶっちゃけ花の方が嬉しい!」
多くの卒業生たちが「花束・花」と答えてくれました。
他にも、名札やネクタイ、といった意見もありました。
更に色々聞いてみると「中学の時はあった」という意見もちらほら。
実際にもらったことがあるという人に聞いてみると…
「推しの先輩がいて、記念にもらいました」
とのこと。
ボタンをもらう=好きな人、というよりは推しなんですね。
熊本市外はどう?玉名で聞き込みしてきた。
玉名からこんにちは。川上です。
私は玉名の高校生に第二ボタン事情を教えてもらいにやってきました。
調査を行ったのは玉名駅前。卒業式後の高校生を捕まえます!
第二ボタンあげたて、もらいたてのキャッキャうふふな若者に出会えるかもと期待を膨らませています。
「聞いたことないです!」
「ない!ない!」
そうなの?全く知らない派多数。やっと見つけた知ってる派も
「あーある!そんな話きいたことあります。周りにはいないけど。」
なんだかしょっぱい答え。さらには、
「今の高校生でも本当に信じてる人も数人いますよ」
まるで都市伝説扱い!!!
今の高校生にはどきどきするイベントの機会はなくなってしまったのかしら。そうショボンとしていると、
「高校は分からないけど中学の時にありました!」
「ブレザーだからないかなあ。あ、でもネクタイ貰っている人は見ました!」
「ない!でも、付き合っている人から花束貰っている人はいました!」
ここは熊本市と同様ですね。
さらに聞き込みすると、
「卒業式ではないけど、体育祭はありますね」
なんと、ボタンをもらう文化は今は体育祭に移行してるんだとか。
体育祭では、応援団専用の学ラン(短ラン)があるそう。
団員が「ボタンほしいひとー!?」と呼び掛けてほしい人を募る。
↓
ほしい人は自己申告。
↓
指定された日時場所にボタンを取りに行く。
なんだか機械的な感じが否めませんが、玉名の高校生の一大イベントなんだそう。
団員の中には2桁のボタンを渡す人もいるし、もらう人の中には応援団全員のボタンをもらう猛者も。
形は違えど、そんならどきどきイベントが健全のようでアラフォーの私はほっこりしておりました。
かつて高校生だった人たちにも聞いてみた。
やはり今時は第二ボタン文化自体が衰退してしまっているようですね。
ではいつから栄えていつからなくなりつつあったのか?
マチナカに戻って、大人たちにも聞いてみました。
「第二ボタンってありました?」
「あー。あったあった」
「ですよね!…ちなみにご自身は?」
「俺?後輩の子に取られた(笑)」
30〜50代は大体の方が「あった!」と答えてくださいました。
おじ様方とは、再放送か?っていうくらい同じようなやり取りを数人としました。
みなさん「あげた」じゃなくて「取られた」っていうんすね。
更に女性の方で「欲しかった彼は大人気で、私は袖のボタンをもらいました」という方もいらっしゃいました。
ではもっと上の世代はどうなのか?
鶴屋から集団で出てきたマダムたちに突撃してみました。
「私たちはなかよ!若い人たちの文化よね」
80代の男性も「僕らはなかったなぁ」と回答。
では逆に若い世代はどうなのか、聞いてみますと…
18〜20代前半の方々は「そんな文化なかった」と答える方が大半。
「そういうのあったかも」と答えてくれた19歳のこちらのお二人。
「カップルとかが交換してました」とのこと。
ボタンをやったりとったりするのは、よく目にする当たり前の光景というよりは「一部の人がやってる」という感じなんでしょうかね。
減少傾向はあるものの、まだ文化は微かに残っているようなので今後も細々とでも残ってくれると嬉しいですね。
インタビューにご協力いただいた皆さんありがとうございました。
そして何はともあれ、卒業生の皆さんおめでとうございました!
ライター紹介
肥後ジャーナルライター
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